そして前回キチの番号間違えてましたね!
オッケー743のチョコレートの刑に処されて来ます
ワーイ ジョウガ チョコレート ダイスキー(白目)
カインからこの施設のなかでもかなり危険なSCPだと聞いていたから、少し身構えていた。
(…え?そりゃ私も元人間さ。怖くて身構えたりぐらいするよ。)
しかしここまでのところ…普通の子供とそんなに変わらない。
手首を見て叫ばなかったのは私も少し意外だったが、驚く程でもない。
「どうしておててがちぎれてるの?」
「そんな気分だからさ。その気になればこの首だっ
て体から離すことができる」
そう言って私は首をはねる動作をして見せた。
彼女…1048にこれが通じるのかわからないけど。
「いたくないの?」
「ああ」
珍しい動物を見るように1048は私の手を眺めていた。
「…」
突然1048は後ろから包丁を取り出して私の手を切り付けようとした。
しかし私の手はひらりとそれをかわした。
そして手は右肩の後ろに身を隠し、プルプル震えた。
「いたくないんでしょ?どうしてにげるの?」
1048は尚も純粋な目で聞いてくる。
空はどうして青いのかと聞く子供みたいに。
なるほどねぇ…これが彼女がKeterである由縁か。
子供である、純粋である由縁の冷酷さ…フフッ、なかなか面白いじゃないか。
「痛みを感じない訳じゃないのだよ。これでも。」
「ふーん、変なの」
「物云うテディベアもというのも十分奇妙だと思うけどね」
「あたしとパチはふつーよ!お外のしゃべらないテディベアのほうがおかしいの!」
はぁ、お外…か。
どうやら長くサイト内に隔離されたせいで自分が正常なのだと勘違いしてるらしい。
まあ、それはそれでなぜ外のテディベアが喋らないことを知ってるのかという話になるけどね。
「君はどれくらいここにいるのかい?」
「██年と…ちょっと██年くらい"家出"して、戻ってきて■年くらい」
「家出?」
「お外をふらふらしてたの。サイト近くの道路を歩いたり、ちょっと遠くにあった人がいっぱいいるとこに行ったりしたわ。みんな色のついたお洋服を着てたのよ!」
ピョンピョン跳ねて嬉しそうに1048は説明した。
「はは、確かにここの人達は白衣が多いから珍しいかもねぇ」
「でもすぐあきちゃったからここに戻ってきたの。ちょうど博士たちが言う"にんしきさいがい"ってやつがオブジェクトにかかり始めたときみたいね、だってあたしを見たときみんな"お嬢ちゃん、迷子?"ってあたしに気づかなかったの!」
クロステストが終わって部屋から出て(もっとも私は通路なんか使わずに瞬間移動で)おせっかいな嘘つきさんカインの部屋に戻って脅かした。
そしたらカインの平手打ちがとんできた。
「ちょっとお茶目しただけじゃないか、酷い!」
「勝手に他人の部屋に入るな。
それはそうとクロステストはどうだった。アンタのことだ、あのキチクマに変なこと吹き込んで無いだろうな?」
「あぁ大丈夫さ、テディベアカルキストにはしてないよ」
今考えたらテディベアカルキストって中々面白いね。入信させるべきだったかな?
え?やめてください??それは残念だ。
そろそろキャラ設定まとめたやつだしたほうがいいですかね…?