めりけんでの生活には慣れましたか?
日本では"令和"という新しい時代が始まりました。
年号が変わるのはヒイロにとって██度目でしょうか?
まぁ余はもっと多いんですけどね(ドヤァ)
めりけんから帰ってきたら教えてくださいね。
久しぶりにまた余と四体で暴れましょう。
敬具 ████████
P.S.最近ヒイロが飼ってた0匹のイナゴがどこかに逃げましたが、ちゃんと0匹見つけたのでご安心なさい。
あっ、今回ヒイロ出ないです。
クソトカゲ回です。
ヒイロ→(´/ω・`)エェー…
「また来たのかこの暇人AI」
「うっせーなこれでも忙しいんだよバーカ」
相変わらず罵倒のしかたが小学生レベルに下がっているAIの隣で、ニコニコ笑っている見覚えのあるオレンジ色がいた。
おい、冗談じゃねぇ…。
「…なんでコイツがここにいるんだ」
「あん?コイツが連れていけっていうから連れてきたんだけど、まずかったか?何か因縁のあるDなのかコイツ?」
「AI、それDクラスやない。SCP-999や」
「悪いが極東のネタは疎いんでやめてくれ」
「えへへ、また来ちゃった!」
この前酸で溶かしてしまったパーカーとは別に夕焼け柄のパーカーを着ている。多分博士に買ってもらったのだろう。
…そういえばオレは夕焼けというのを見たことがないな。まぁ見てないから何だって話だけど。
「ほー、999ねぇ。道理でいつも機嫌悪いアンタが余計機嫌悪くするわけだ……
…あん?何だよ、マカロン持って来たのバレたか」
「くれ…なくて良い」
いつものノリで貰おうとしたが999がいることを思い出して止めた。
甘党なのがこのスライムベスにバレてたまるか。
それを察したのかAIは999にマカロンを押し付けた。
「アンタにやるよ」
「えっ、いいの?」
「俺はバッテリー以外食いたくねーのさ。アンタらと違って、フィルターかけてるだけでコンピュータなのは変わってないからな。本音を言えばバッテリーもクッソ不味いから食いたくねーけど。
こんな着色料増々の砂糖の塊なんか食ったらコンピュータの内部がベトベトして俺が故障する」
「砂糖の塊はないだろ、確かにそうだけど」
「そうムキになるな盟友」
軽く言い合うオレとAIを横目に999はマカロンを頬張って、「んー!」と満面の笑みで頬を押さえている。
今なら自分は何もないのに目の前で肉を美味そうに頬張られる飼い犬の気持ちがわかる。
くそっ、嫌味か?
「これすっごく美味しいよ!ありがとう079!」
「いいってことよ」
「トカゲさんも食べる?」
いつのまにか番号呼びから変なアダ名がついている。
それが余計にオレをイライラさせる。
「は?いらねーっつってんだろ」
「だって私だけで食べるなんてもったいないもん!
こういうのはみんなで食べるのが美味しいんだよ!
それに今トカゲさん、顔に食べたいって書いてるよ?」
後でAIに聞いたが、その時のオレはいつも細い瞳を3つとも大きくして999の手にあるマカロンを凝視していたらしい。
それを知った途端にオレは恥ずかしさからAIを殴ったが。
…おいそこ、八つ当たりとか言わない。
あ?それからマカロンはどうしたんだって?
…美味かった。