こちらサイトX   作:嫦娥(埃国面)

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スマホ直すだけの話がなんでこうなった。


好奇心は猫をも殺す

サイト██ SCP-914の収容室

 

ここに来るのは2回目だ。相変わらずでかい。

 

「これホントに直るの?」

「大概のものは直るって報告書に書いていた。

取り敢えずfineにして…」

「fine?他に何かあるの?」

 

914の左側の扉を閉めた173がダイヤルのほうによって来た。

 

「一応RoughとかCoaresとかある」

「なにそれ」

「取り敢えずアンタはさわるな。壊されたらたまったもんじゃない」

「なっ…力加減ぐらいするよバカ」

「力加減して液晶に風穴開ける奴が言っても信用出来ないんだけど」

 

しばらくして右側の扉を開けると、元通りになったスマホが置いてあった。

 

「ホントだ」

「言っただろ」

 

その後、無事問題の画面を解決した。

意味がわからないネットスラングがあったから俺に聞いたらしいが…それだったら俺じゃなくて若い研究員に聞いた方が良かったんじゃないかと思う。

俺はネットスラングはからっきしという訳じゃないがあまり詳しくない。(それよりSCPコミュニティってなんだ、おい。"スレッド主2662"??…あのタコ?!)

 

「でもこの機械すごいね…パチみたいになんでも直せるの?」

「ぱち?誰だそれ」

「補正テディベアちゃん」

「ああ2295か。アイツのとは違うが…まぁ914は"直す"というより"改良する"って言った方が良いな」

 

しかし173はポカンと頭に?マークを浮かべている。

脳筋かコイツ?

 

「要するにバージョンアップさせるってことだ」

「難しい言葉使わないで最初からそう言ってよ。

じゃあもう1回スマホを入れたらまた何かよくなるってことだよね」

「まぁそういうことだな。ダイヤルをveryfineにしないと意味はないが……ん?」

 

ふと見ると173がいない。

 

914を見ると173がダイヤルをいじっている。

そして914の左側の扉は閉まっている。

 

…薄々話の流れで感づいてはいたが、

やりやがったコイツ。

説明通りダイヤルをご丁寧にveryfineに設定している。

 

「気になるの」

 

鬱陶しそうな顔で173は言った。

 

「好奇心は猫をも殺すって言葉があってだな…」

「なにそれ。こんなSafeにくたばる訳ないでしょ」

「あんまり余計なことすんなってことだ」

「今言ったって遅いよ。もう動かしたんだから…あ、出来た」

 

173は右側の扉に向かっていたが、少し笑っているようだった。

 

こっちとしては嫌な予感しかしないのだが。

 

勢いよく扉を開ける。

 

「………」

「…なんだ、リモコンにでもなったのか?」

「増えた」

「は?」

 

俺も近づいて扉の中を覗いた。スマホは確かに3つになっていた。

 

ただ、このスマホ達はそれぞれが写真、ブラウザ、ゲームにわかれていてそれ以外は使えないようだった。

写真なら一眼レフ並に画質が良かったり…まぁ、良くはなっていたからまた914が変な改良を施したんだろう。

 

当の本人は「写真なんてそんなに撮らないしゲームもしないんだけど」とブーたれて自分の部屋に帰っていった。だから言ったのに。




またモンスターハイ沼にはまりました…(´・ω・`)

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