こちらサイトX   作:嫦娥(埃国面)

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イオンちゃん復活。

何気に今回宗教ネタ多いな…ま、仕方ないか

あとイオンちゃんは個人的に魅魔様みたいな奴だと思ってる。


一難去ってまた…

…最悪だ。何でイオンがこの世界にいる?

いや、こいつの力量を考えれば死んだあとにキリストよろしく復活しても何らおかしくはないが…。

 

「カインさん、この人は…?!」

「俺が知るなかじゃアベルやブライト博士以上にヤバイ奴…」

「私はイオン。

アディトゥムの崇高なるカルキストにして、尋常ならざる力を帯びたもの」

 

俺がアイリスに説明するのを遮ってイオンは例の自己紹介をした。

そしてちょこまかとのたうつあの腕をイオンはもう片方の腕で掴むと、無造作に自分の肩に引っ付けた。

 

「何でアンタがここにいる?っていうか、アンタはもう死んだか何かして地下に隠れたものだと思っていた…気紛れならさっさと地下のアディトゥムにでも帰れ」

 

しかしイオンはにまっと笑って答えた。

 

「嫌だって言ったらどうするの、"人類最初の嘘つき"さん?」

 

…俺の嫌な記憶を掘り返して弱みを握ろうとしたのだろうか。

 

まあそんなこと今じゃ「あぁそうですか」程度にしか気に止めてないが。

 

「とりあえずアンタはここから出るな。できることなら俺の弟を見習って寝てろ。そして俺の部屋に貫通してくんな!」

 

後半は少しばかり私的な恨みに声を大きくしてしまった。

 

サイト17 カインの収容室

それから俺に黙って上の部屋を使っていたことについてアイリスに説教した後、しばらくカルキスト…特にイオンについて重点的に記事を読んでいた。

 

神を喰らいその力を自らのものにした救世主。

 

…おおよそ救世主とは言い難い奴だが、サーキックカルトの奴等からしてみれば別なのだろう。

彼らはイオンのためなら平気でその命をベースボールのごとく豪速球で投げ売ることができる。他人を生け贄にすることも尚更だ。

 

するとニョキニョキとPC画面から手が延びてきて、突然のことに俺は悲鳴を上げて机から飛び退いた。

浅黒く、甲に紋様を彫った手。

 

イオンだ!!

 

「またお前か!!」

 

俺は怒りに怒鳴ったが、イオンの手は指で足のようにステップを踏んでいるように見えた。煽ってんのかこいつ…。

 

するとイオンの手はキーボードを打って俺にこう言った。

 

収容室に体はあるから収容違反ではないでしょ?(^^)

 

「……」

 

正論に俺は歯ぎしりした。

確かにイオンの言う通り本体は収容室から出ていないから収容違反とは言い難い。収容室に手を返しに行こうとしたがどうせまた何かしらの手段でこっちに貫通してくるんだろう。早くも俺はイオンのズル賢さに諦めていた。

 

するとどこからともなく缶コーヒーを持ってきて、またキーボードを打った。

 

これからキミにお世話になるよ、よろしくね(^_^)v P.S. 働きすぎは良くないよ。コーヒーでも如何かな?(^^)

 

俺は追伸から嫌な予感がしたからコーヒーは飲まずにDに回収させた。

 

 

案の定あのコーヒー(SCP-198)だった。




SCP-2075"血肉を統べる者"http://ja.scp-wiki.net/scp-2075

サーキシズム・ハブ http://ja.scp-wiki.net/sarkicism-hub
(カルキスト全般を知りたいならコチラ)

SCP-198"コーヒーを一杯"http://ja.scp-wiki.net/scp-198
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