…050の記事カインニキの下りなくなったって本当?
どうも、SCP-073ことカインだ。
さてそれはさておき今日は全世界が浮かれ上がる日…そう、クリスマスだ。毎年思うが何でメシアの誕生ごときで人間はこんなに馬鹿騒ぎできるんだろうな。まあ旧約上がりの俺がとやかくいうアレはないが。馬鹿騒ぎしたいなら好きなだけ馬鹿やってろ。
もちろん、そのクリスマスの浮かれムードは財団でも例外ではなく。
「クリスマスだから職員対抗いたずら作戦するぞお前らー!!」
「おいやめろバカ」
いつもにましてブライト博士のテンションがおかしい。
「えー!何でだよカイン~…あっ、もしかしてそのいたずら対象がお前ってことバレた?」
「当然だ!アンタが言ういたずら作戦って
あれは俺のターンで終わったはずだ!」
「そうだけどぉ~」
「あ"あ?何か文句あんのか?」
「んーわかったわかった!わかったからそんな冷たい目で俺を睨まないで!
じゃ、良いクリスマスを♪」
ぴょんぴょんスキップしながらブライト博士は去っていった。
サイト17 カインの収容室
やれやれ…今年も疲れるクリスマスになりそうだ。
自分の部屋に戻ってPCを開いた。
するとでたらめなアドレスのメールが届いていた。
『件名:メリクリ~(^^)』
…この顔文字、アイツか。
そう思ってメールにカーソルを合わせると、急にPCがフリーズした。
そして次の瞬間いつかと同じように画面からぬるりと出てきた。この前と違うのは今回は膝から下を除いたほぼ全身でこっちに来た。
…相変わらずイオンの両腕は体から離れて近くを浮遊していたが。
「下半身は上に置いてきたんだから収容違反とは言わせないよ?そもそもここも一応君の
文句を言おうとする俺を遮ってイオンは言った。
相変わらず頭が切れる。
「せっかくの世界の祝日を一人棺の中で寝過ごせだなんて財団も酷なことをいうよ。私だって一応は元人間なんだから」
「元人間だったらそんな五体不完全で部屋を貫通したりしないと思うが」
「これは後付けの魔力の効果なだけであってね」
「知 っ て る」
愛想なく俺が返すとイオンは「この薄情者め」と苦笑した。
「あっそうだカイン、この前の私の差し入れは気に入ってくれたかな?」
「ああ、アレ…俺を殺す気でもあったのか?」
「別に?単に面白い物を拾ったから君にあげただけだよ」
「拾い物を人にやるとか犬かアンタは」
「犬じゃないもーん」
「うわぁ気持ち悪い」
…とまぁ消灯時間までこんな無駄話に花を咲かせて聖夜を過ごした。
SCPオブジェクトのラスボス枠とEuclidクラスが無駄話をする…なかなか酷い絵面が出来たに違いない。
その翌日の朝、俺の枕元にはきれいに包装された箱が置かれていた。
(この歳にもなってプレゼントか…)
なかには赤い首飾りが入っていた。
俺は即刻持ち主であり送り主であろうブライト博士に顔面パイ投げのおまけつきで首飾りを返した。