明日朝にも投稿します。
まだ艦娘は出てきません。ごめんなさい…
12/4
大幅に改稿しましたがストーリー上問題はない…はずです。
ダイジョウブダモンダイナイ
4/13
再び大改稿。
…だ、大丈夫と言っているだろう!
(再投稿開始です!)
「妖精?」
目の前には、20cm程の大きさで、童顔で幼い少女のかわいらしい姿をした妖精が浮かんでいた(妖精によくある羽は生えていないが…)。おお…ファンタジー。
妖精が居るってことは…やはり、ここは艦これの世界ってヤツなのか…
ってそれよりも…
「二頭身じゃない…だと?」
目の前の妖精を見て、まず思ったのはそこだった。
……イ級を見た時点で、ある程度「艦これセカイ来ちゃった系かなー」とは考えていた。
そして…「艦これと言えば二頭身妖精かー……金髪ツインテ、アイツは許さん」とかも考えていたのだが…(更に、出会い頭に積年の恨みをぶつけてやろう…とかも決意していた……が)
「なんで……何でふつうに妖精やってんだよっ…!」
『?(こてっ)』
そう……こっちの世界の妖精たちは、二頭身から見事なロリ妖精(褒め言葉)へと進化していた。
俺の意味不明なセリフに、妖精が困ったように首を傾げる様子が愛らしくて…それがなぜか憎たらしい……この怒りはどこへぶつければ良い?(理不尽)
「えっと…この小屋は何なのかな?」
しかしながら…俺は大人なため、この怒りを目の前の幼気な妖精にぶつけたりはしない。
…決してぶつける度胸がないとか、反応が怖いから…とかではない……決して(ガクブル)
『…はなせる?きこえてる?』
そして、妖精は…俺の質問には答えてはくれず、逆に質問を返してきた。…ちっ。話の通じない奴め。
…てか、これ出会い頭にも訊かれたな……村人A的な定型文しか話さないパターンとかやめてくれよ?…RPGじゃないんだから。
「えーと?…まぁ喋れるし聞こえてるよ?」
『はなせる!きこえる!…みえる?みえる?(期待に満ちた目)』
「(その目…艦これの妖精が可愛いとかマジあり得ん)……まぁお前のことなら、見えはしているが…てかなんだこの質問」
そこまで言うと、妖精の表情が、ぱあっと花開くような笑顔に変わった。(ちょっとイラってしました)
『はなせる!みえる!えっと…てーとく?……てーとく!わー!てーとくだー!しんにんちゃくにんだー!』
そう妖精が叫んだ…直後、
部屋の奥から、ドアの向こうから、天井の裏から似たような妖精がぞろぞろと出てきた。(それも…なぜか全員セーラー服で)
『てーとく?』
『てーとく!』
『てーとくー!』
『てーとくだー!』
『しんにんちょくにんー!…ちゃくにんー!』
『おお、ついに…』
『このひをどれだけまったことか…』
今まではどっかに隠れていたのか、10人ほどの妖精がわらわらと集まってきた。皆が皆、なぜか俺の方を期待を込めて見てきている。(だからその目はヤメロォォ!)
えっと…妖精たちの様子と、セリフから察するに、
「提督?…俺がか?」
俺がそう呟くと、待ってましたと言わんばかりに妖精どもが話しかけてきた。
『そうだー』
『ていとくだー』
『そうなのだーしんにんちょくにんなのだー』
『わたしたちがみえてきこえるのはていとくなのだー』
『ちがうちゃくにんー』
『ながいことここにはていとくはおとずれず…』
『しざいやもりをめあてにやってくるやつらをおいはらうひび…』
『ちょくにんじゃなかったー』
『このときをまっていた…』
『どうかわれらをおすくいくだされ』
『されー』
「…え?え?」
俺は聖徳太子じゃねぇ!一度に話しかけんな!(心の叫び)
……一度に多くの妖精から声をかけられ混乱しながらも…俺は何とか考えをまとめ、とりあえずの結論を見出した。
「えーとね…先ず最初に…」
……先程から存在主張していた腹に手を当て、
「お腹すいたんだけど…ちょっとだけ食材分けてくれない?…てか妖精も料理とかって食べるの?」
☆☆☆
…10分後
小屋の奥の部屋にて…
『ふおおーおいしー』
『これは…すごい…』
『すばらしいです』
『このうまみ…あじわい…みつぼしやー』
『まいうー』
『ありがたやありがたや』
野菜炒めを食べる妖精が、歓喜の声をあげていた。(ネタにはツッコまない)
この部屋に広い机があったので、俺と妖精たちはそこで食事(野菜オンリー炒め)を食べていた。
あれから…何か食材はないかと聞けば、食糧庫らしき部屋に大量の野菜があった。
小屋に来た時は気付かなかったが、この小屋の裏には畑があるらしく、ここにいた10人の妖精は〈食糧班〉とのこと。
野菜だけと思ったら、塩胡椒はじめ調味料もあった。妖精いわく『もりでとれるよ』らしい。不思議(深くは考えない)
妖精も食事は取るようだが…料理のできる妖精はおらず、食材に直でかぶりつくという豪快な食べ方をしていると聞いた俺は、食材をくれた感謝も込めて、小屋にあった台所で簡単な野菜炒めを作ってやった。肉は無かったので野菜オンリーである。(それでも妖精にはバカ受けだったが…)
「へぇ、やっぱ森には動物とかはいないのか…」
『はい、ようせいいがいすんでいません』
「でも、昔はここも基地だったんだろ?」
『はい。しかし、てきのほんきょちからとおく、ふようとされてしまいました』
「みなと的なのが無かったのは?」
『てきにみつからないようにつくってないと、まえのてーとくからききました』
質問をすると、毎回ちゃんと答える妖精と、外れたことを言う妖精がいた。
その区別のため、ちゃんと答える妖精の1人に試しに「テオ」と名付けたら、突如光り出し…
セーラー服がスーツ服に変わった。(なんでや)
その妖精…テオいわく『ようせいからひしょようせいに、しんかしました』だって。すごい。けど新しい技は覚えなかった。
(答えない妖精には「バカ」と名付けてやろうと思ったが…そいつが秘書妖精とか面倒な予感しかしないので止めておいた)
とりあえず…俺の質問はテオに答えさせ、会話のスムーズ化を図っている。
俺が何故ここにいるのか…など根本的な疑問は解決しなかったが、森や砂浜などについて有益な情報を得ることができた。
この島は元々、艦娘たちの基地として使われており、小屋や畑などはその名残なんだとか…(他にも工廠や入渠スペースとかもあるらしい)
「そういえば、さっき言っていた『やつらをおいはらうひび』の奴らって?」
『しんかいせいかんです』
『あいつらはひどいのだ』
『とつぜんやってきてためたしざいをうばおうとするのだ』
野菜炒めを食べ終えた妖精たちも返事をしてきた。
…何か気になる単語が2つ
「深海棲艦?」
『うみのおくからやってきてわたしたちをおそうてんてきです』
『ここにあったちんじゅふにいたまえのてーとくがそうよんでた』
『くろくてあおくひかるんだ』
ここに来る前に出遭ったイ級は、本当にイ級だった(謎の感動)…やはりこの世界でも、人類の敵は深海棲艦らしい。良かった国際戦争とかじゃなくて…艦娘同士の戦いとか嫌すぎる。
あともう一つ…
「資材って?弾薬とか?」
『はい、このもりにはたくさんのしざいがねむっています』
「眠っている?」
『ぐたいてきには、ねんりょうとだんやくとこうざいとぼーきがてにはいります。それは〈しざいはん〉がかいしゅうしています』
そりゃ凄い。
どうやら…資材の手に入る島は「パワースポット」と呼ばれるらしく、そういう島に基地を作るのが定例らしい。
しかも、この島のように4種類の資源が入る島は珍しいんだとか。
「へー。敵もここ狙ってるでしょ?まだバレてないの?」
『かくれてても、たまにばれます。そんなときはすいていようせいさんがおいはらいます』
マジで?…水偵いんのここ?(…てか水偵って戦えるっけ?)
「…ちなみに何機?」
『いっきです』
「…撃ち落とされたら終わりじゃん」
『ちがいます。すろっとが、いっきです』
「ん?…スロット?」
何か聞き覚えがあるスロットだが…この世界のスロットも、ゲームのスロットと意味合いは同じらしい。
つまり、「資材さえあれば何機でも生産できるが…同時に出撃できる量には上限がある」という分かるようで理解できないルールだ。
…まぁゲームで上限値が無いと、ただの物量作戦が出来ちゃうから仕方ないだろうけど。
「で?その水偵は?」
『ふだんはすなはまですが…きょうはしざいをとりにえんせいにいってます』
「…水偵だけで遠征?冗談だろ?」
『それがですね…』
…テオが話した内容はこうだ。
「スロットが一機しかないから、その一機をめっちゃ改造していると、いつの間にか一機で軽巡さえ追い払える『試製二式水戦改四』なるものが出来上がっていた」…と
……この時点でツッコミどころ満載だが…まだ続きはあり、
「改造と共に航続時間も長くなり、近場の島なら遠征にさえ行けるようになった。それで週一回、開発資材が湧く島に遠征に向かっている」…らしい
「………」
もはやツッコむ気力さえ湧かない。水偵って何だっけ?(現実逃避)
…しかし、それなら現状は少し不味い事態を迎えているかもしれない。
「その水偵…いや水戦?……まあいいや。その妖精が帰ってくるのは何時なの?」
『あしたのあさがたまでにはかえってきます。やかんひこうもかのうなので』
「…あっそう」
もう何も言うまい(悟り)
「…って、ちょっと待て。今島の周りにイ級がいるんだが…」
…と、そこまで告げた時だった。
直前まで小屋の中で騒いでいた妖精たちが、一瞬で静まり返り……
『いきゅうが…』
『このしまに…』
『なん…だと…』
『おわった…』
『このちんじゅふはもうおしまいだ…』
『ふふ…わたし、このせんそうがおわったらおかしをいっぱいたべるんだ…』
……一斉にorzしだした…空中で。器用だなー(現実逃避2回目)
…おいこらそこの妖精、死亡フラグ建てるんじゃねぇ。
「…ていうか、こういう事態は今までに無かったのか?」
『………てきもそんなこないし、だいじょぶかなーっておもってました』
…おいテオ、視線を逸らすんじゃねぇ。こっち向いて喋れや、ああん?(キャラ崩壊)
「はぁ…」
ここで妖精に愚痴っても何も良いことなんてない。俺の気が少し晴れるだけだ……あれ?やってもいいんじゃないか?少なくとも俺は悪くない。
『そ…それよりなんとかしましょう。かんそくようせいはなにをしているんですか!』
「………」
話を逸らすなテオ…つーか俺の思考が読めるのかよ。
テオの叫び声に、ある妖精が答える。
『かんそくようせいならーてきがこなーいっていってひきこもってにーとしてまーす』
『だいたいひとつきまえからー』
『なにやってんですかー!?』
『そうだそうだ!』
『なんとうらやましい!』
「いや、そのツッコミはおかしい」
…妖精たちは事態を真面目に考えているのか?
『つまりー?』
『しまのけいびのすいていはおらずー』
『かんそくようせいはしごとをさばりー』
『いきゅーにつけこまれたー』
『ああ…これいじょうわたしにどうしろというのですか…』
「……お前も重巡のセリフパクってんじゃねーよ」
…いや考えてねーな。
さて、俺はどうしようか……いや、解決案は既に思いついているんだけどな…。
そう、俺はこの妖精たちのように慌てていない。ツッコミできるくらいには冷静である。…というか、こいつらはここが
「…なぁテオ、資材の備蓄は幾らある?」
『そ、それぞれせんいじょうはあります』
「開発資材は?」
『じゅっこほど……ま、まさか…』
「ああ、そのまさかだ」
俺はできるだけ興奮を抑えて、表面上はあくまでも冷静に告げた。
「建造だ…工廠に案内してくれ」
…もちろん、内心は艦娘に会える期待で浮かれまくっているが(ヒャッホーウ)
テオの意味ですか?あのキャラが出てきたらわかりますよ。
次こそ艦娘を!