艦娘は独自解釈です。けれど、おかしい場面・セリフあればご指摘お願いします。
というわけで工廠にやってきました!
え?テンションが違う?仕方ないじゃん!
リアルで艦娘と会えるとかめっちゃ楽しみなんだもの!
イ級の存在を報告した時の絶望はどこへ行ったのか、俺の「建造宣言」を聞いてから妖精たちは『ていとくいる!つまりかんむすにあえる!』と大騒ぎしていた。
…ぶっちゃけ
少しだけ…無性にイライラが湧いてきたが、さすがは秘書妖精。テオが一喝して黙らせてくれた。俺のテオへの好感度が5上がった。(上限は1000)
とりあえず小屋から連れてくる妖精はテオだけにしておいた。
他の妖精には小屋と畑の管理(食糧班だからな)、あと工廠以外の施設にいる妖精への情報伝達をしてもらってる。
工廠は小屋の裏の畑(かなりデカかった)のさらに奥にあった。
木造で、当たり前だが1階建。意外と小さくて、小学校の体育館の1/2程度だなと感じた(伝わる?)。
俺の表情から「意外と小さい」という感想を感じ取ったのか、テオが若干悔しそうに
『…もっとおおきくできますがてきにしゅうげきされるのです』
と言ってきた。
まぁそうなんだろうな。敵に見つからないようひっそりと作った…という雰囲気が外観から見て取れる。
あんまりでかいと島の外から分かるだろうしなぁ…。
あ、あとそのせいか結構森の奥にある。道理で砂浜で探索した時は分かんなかったわけな。(小屋もだけど)
それに、砂浜には港とかもなかった。ここで提督をすると決めた以上、あとで作らないとなぁ…。
…前任はどうしてこうしたんだろう?かなりの慎重…悪く言うと、ぶっちゃけ臆病だったんだな…。
その工廠のさらに奥には補給・入渠施設があり、それら横には艦娘用の寮があるとのこと。どっちも工廠と同じくらいも大きさとテオが教えてくれた。あとで見にいこう。
朗報だったのは…全ての施設は妖精たちが管理しており、いつでも再始動可能らしい。つまり、艦娘を建造しても生活上は問題無し…と言う事だ。
ありがたかったので、とりまテオを褒めてナデナデしておいた。テオも満更でもなさそうにして胸はっていた。…初めて妖精を見て「微笑ましい」と感じた気がする。
そして…俺たちは、遂に工廠内に足を踏み入れた。
「で、ここが工廠の内部か…」
機械がいっぱい……それ以外わからん。俺の限界はここである。
「おいテオ、建造するのはどうすればいい?」
『ようせいさんにおまかせあれ。おーい』
調子に乗っているテオは、任せろ宣言をして、工廠の奥へと声を投げかけた。
直後、様々な機械の裏側から、先程と同じような幼い少女の姿をした妖精が出てくる。
…全員作業服を着ているが……その顔にそれは合わないと思う。
そして…
「…デジャヴ」
『だれだおまえ』
『てーとくです』
『てーとく?てーとくか!』
『お、てーとくだ』
『ついにしごとができる』
『うでがなるぜ』
『かいはつはまかせてくださ…え、ひつようない?』
妖精らしく、相変わらず騒がしい。
さらに……
ヤバい…顔と口調が全く似合ってない…
…なんていうの?見た目は少女。中身はおっさん的な?その容姿に職人口調は合わん。あとその工事現場でよく見かけるような服は何?狙ってんの?君らならミスマッチ大賞取れるよ?
ってそんな場合じゃなかった。
「…建造するにはどうしたらいい?」
『おお、けんぞうだ』
『このときをまっていた』
『よっしゃまかせろ』
『どでかいのあててやる』
だからその口調は…ry。
建造担当の妖精らしき4人が答え、俺を奥へと案内する。…やはりこの世界でも一度に建造できるのは4隻なのだろうか……いや、課金する必要がない分マシだろうか?
そして…建造できる艦娘は工廠の規模的に軽巡、重巡あたりが限界だろうとのこと。
…ここはゲームと違うな、ゲームだといきなり戦艦と建造できたけど…まぁどちらにせよ、この鎮守府の規模だと戦艦とか運用できそうにもないけどな。
…どうやら、前任の提督は本気で目立たんよう過ごしていたらしいな。ちなみに俺はどちらかというと目立ちたがり屋だと自認している。秘密基地はデカく広くがポリシー。(秘密じゃなくね?…というツッコミは受け付けません)
まあ今回の目的は駆逐艦イ級を追っ払うだけだし、資材も節約したいので駆逐艦を狙うつもりだ。
『つかうしざいはどうしますか』
「んー…今後も考えて、資材は全部30ずつで4隻頼む。テオ、開発資材は何個あった?」
『じゅうさんこほどみつかりました』
「13か…まぁ十分だな」
『でも…まえはもうすこしおおかったきが…』
テオそう言った瞬間…数人の妖精が顔を背けた。
…まさか、
『どうしました?』
その妖精たちに向かって、テオがにっこりとした表情で訊ねる。
……テオの笑顔が怖い。超怖い。
『なんでもないです』
『きのせいです』
『わたしはきのせいれいです』
そいつらは顔を背けたまま、吹けもしない口笛さえ吹き始めた。
おいお前ら……テオさんやっておしまい。
『ふふ、おとなしくはくじょうしたらすぐにらくになりますよ』
テオが笑ってる……けど目が全然笑っていなかった。怖っ。
『いやーっ』
『えいそうはいやーっ』
『わたしはわるくない、わたしはわるくない』
テオに引きずられ容疑者らは側にあった小部屋に消えていった。
…俺は見なかった事にして進めることにした。
「…じゃ、その間に建造始めちゃって。他の妖精たちも…ああなりたくなければ気をつけてね」
『『『お、おう…』』』
『『『は、はい!』』』
返事と共に妖精たちは散っていった…が、全員がどこかぎこちなく飛んで行ったのは超笑えた。
☆☆☆
……。しばらくして、小部屋からテオだけが出てきた。
『さんこほどむだんしようしたやつらがいました。えいそういきです』
えいそう?なにそれ?
………これは聞かないほうがいいヤツだな(察し)
「まあ、開発資材はまだ充分にあるし気にせんでいいよ。あと…建造ってどれくらいかかるの?」
『かんしゅにもよりますが…だいたいいちじかんくらいです』
うーん……そこもゲームとは違ってるな。…こういったのは工廠の規模の問題なんだろうか?
「そうだな……バーナーとかってあるのか?」
『ごこほどあります』
「んー…緊急時にとっておきたいけど…いや、今がその緊急時か。テオ、急ぎだからバーナーも使って。もったいないけど…」
『はい。…ぜんぶですか?』
「いや…一隻だけで良いかな。イ級だし…何とかなるだろ」
そういや…駆逐艦の建造でバーナー使うなんて何時ぶりだろう?…もしかしたら初めてかもしれん。
『わかりました』
…ほんと、テオはできる秘書妖精だな。(これが進化の力…なのか?)
さてさて……一体どの艦娘と出会えるのかな?楽しみで仕方ない。
ご…ごめんなさい!次こそは…次こそは艦娘をっ……
無人島に、次のうち何か一つ持っていけるとしたら?
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