二人の魔女   作:ADONIS+

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10.人造人間

GI0350

 

 魔法院を無事に卒業したが、私とアイシャは魔法院に残って研究をしていた。というのもこの世界の魔法技術はこれから発達することが分かっている為に研究現場から離れたくなかったからだ。

 

 そうそう、魔法院での学生生活ですが、同期に伝説の魔法使いM・M・ルーンがいましたね。私とアイシャそしてルーンは共に魔法レベル3の伝説級の才能であった為に三人とも生ける伝説扱いでした。

 

 ちなみに序列は私=アイシャ>ルーンの順番でした。意外かもしれませんが、この時のルーンはまだ若造に過ぎません。確かに魔力だけならルーンは私たちに次ぐ物がありますが、経験だけでなく制御や運用能力でも雲泥の差があります。

 

 私たちは伊達に百数十年もあちこちの魔法技術を学習しているワケではありません。それらの世界で習得してきた事やこれまで頑張って来た事は今の私たちの糧になっています。

 

 私とアイシャはフリークととても親しくしており、ルーンもフリークと歳の離れた親友という感じだったので、その繋がりで私たちとルーンもそれなりに関わるようになったのですが、どうもルーンは私を意識しているみたいで、ぶっちゃけると面倒な事にルーンは私に惚れています。

 

 ちなみに前世では男だった私たちは当然ながら男に抱かれる事には抵抗があります。だから性欲とかは自慰やアイシャとのレズプレイで処理している。

 

 ちょっとそこ、レズビアンなんて言うな! 百合は美しいんだよ。はっ、いけませんね。どうも電波が来てしまったようです。

 

 さて、話を戻しますが、そういう事から私に対する好意を気付いていないふりをしています。

 

 ルーンが告白でもしてきたらきっぱりとお断りするつもりなのですが、一向に告白してこないので膠着状態になっていますね。というかルーンは魔法の腕は確かですが色恋沙汰には臆病なようですね。

 

 私も切っ掛けがないからルーンをふりようがないですよ。まさかいきなり「あなたは私の好みじゃない」なんて言えませんからね。

 

 

 

 まぁつまらない事はそれでいいですが、現在私が研究しているのが人造人間です。それもただの人形ではなく人工的に生成された魂を宿した完全な人造人間の創造だ。

 

 この人工的に生成された魂というのはGS世界の人工霊魂の事で、私たちはあの世界でその技術を習得している。

 

 それで、この人造人間の試作品を私たちはすでに作っています。私が作った私の嫁にしてメイドであるリーラがそうで、リーラの素体は監察軍の技術で作られた人間の女性そっくりのアンドロイドです。

 

 このリーラの元ネタはリーラ・シャルンホルスト(まぶらほ)で、彼女の外見、能力、性格を可能な限り再現している。

 

 素体が素体なだけに、マリアのように見ればロボットと分かる外見ではなく、人間とまったく同じ外見(皮膚の感触も同じ)で風呂に入る事もできれば食事もできる。とどめに性交渉までできる完璧ぶりです(しかもあそこの具合は人間以上)。おまけに魂まで宿しているわけですから人間に限りなく近い人造人間と言えるでしょう。

 

 アイシャが作ったのはエーファ・ノイビル(まぶらほ)を元ネタにしたエーファ。このエーファは原作通りのドジっ子メイドですよ。

 

 この二体(二人?)の人造人間に共通して言える事は人間の女性に限りなく近いアンドロイドをベースにしている事ですね。マリアのように兵器を内蔵してロケットパンチができたりしません。戦闘能力も身体能力も人間並み何ですよ。というかマリアはどこか中途半端な気がしますね。

 

 人間を模した人造人間ならば戦闘能力など追求せずにトコトン人間に近づけるべきですし、戦闘能力を追求した人造人間ならば人間の外見を中途半端に模倣せずに戦闘に特化した外見を追求するべきです。

 

 まぁカオスはある程度人間を模していた方が人間社会の中で活動させるのに都合がいいと思ったかもしれないから、一概に間違いとは言い切れないか。

 

 さて、この二体を見てお気づきの人もいるでしょうが、私とアイシャではメイドの好みが違います。私はリーラのような美人で完璧メイドが理想なんですが、アイシャは眼鏡のドジっ子メイドが好きなんですよ。まぁ好みが分かれましたね。萌えというやつですね。

 

 言うまでもなく性格は少々改変していて、それぞれ主に対して服従するように設定しており、メイドとして家事だけでなく夜のベッドでも奉仕してもらっています。

 

 さて、このリーラの才能限界は100で技能レベルはメイドレベル2、エーファは才能限界が100で技能レベルはメイドレベル2です。

 

 ランス4で登場した人工生命体あてな2号は才能限界がレベル1だったのでまったく成長しませんが、私たちは人造人間にある程度の才能限界と技能レベルを設定することができます。

 

 実はランス世界の才能限界や技能レベルは魂に依存しているために、人工霊魂つまり人為的に魂を作る過程でその魂の能力をある程度調整できるようになりました。といえば簡単に見えますがこれはかなり大変な事で、私とアイシャがこの世界の魔法技術を取り込んで数年がかりでようやく実用化に成功した技術なんです。

 

 ちなみに空中都市を研究しているフリークはこの人造人間や人工霊魂に驚いていました。それも分からなくもありませんよ。魔法技術と理解不能な異世界の技術の融合体ですから常識をブッ飛ばすものです。

 

 そんな私達ですが、現在は戦闘用の人造人間の試作品を作っています。戦闘用なだけに外見は戦闘能力を優先させたもので、見た目は闘将とかなり似ている物になりそうですね。

 

 うむ、私たちの戦闘用人造人間と闘将はどっちが強いのか興味深いですね。闘将が実用化されたら試してみましょう。




解説

■リーラ・シャルンホルスト
 まぶらほ外伝に登場するメイド。メイドの愛好団体MMM(もっともっとメイドさん)の第五装甲猟兵侍女中隊の大尉(ハウスキーパー)。ドイツ人。常に冷静沈着で家事全般は勿論、介護から戦闘機の操縦、マネートレードでの利殖まで何でも完璧にこなすスーパーメイド。

■エーファ・ノイビル
 まぶらほ外伝に登場するメイド。階級は一等兵。ドジっ子で皿を割ることが多く、眼鏡を付けている眼鏡っ子。
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