GI0377
人類圏を統一して22年が過ぎて頃に闘神都市αが完成した。これに伴い魔教団は聖魔教団と名を改めた。
その聖魔教団七人衆に私とアイシャも名を連ねる事になりました。原作では五人衆だったがここでも変化してしまいましたね。
そして魔人との戦争に備えて次々に闘神都市を建造することになったが、ここで少々揉めた。
実は元々闘神は闘将と同じようにバイオメタルによって金属になった24人の幹部たちの脳を組み込む予定だったが、対象者たちはバイオメタル技術の永遠性に疑問視していたし、自分の肉体が消滅する事を嫌った為に、聖櫃に入り魂のみで生き続けるというミイラ化手段を取る事にした。
しかし、実際には原作と同じで単にルーンの指令を受けて動くだけの傀儡にすぎず、闘神になった時点で元の魔法使いの意志は消滅していた。
さて、闘神は聖櫃のミイラから遠隔操作される人形というわけであるが、闘神本体や聖櫃のミイラが破壊されたら闘神都市が崩壊してしまうという致命的な弱点があった。というか闘神は無敵結界を有する魔人と消耗戦をやらないといけないのにこの弱点は何だろうか?
折角闘神を遠隔操作できるなら、蒼崎橙子(空の境界)のようにスペアの闘神を用意して現在使っている闘神が撃破されたらスペアの闘神を動かすといった行動もできる筈なのに、闘神がやられたらお終いなんて致命的すぎるでしょう。
そこで私が考えた闘神都市は、空中都市そのものに人工霊魂を宿らせて、その人工霊魂に闘神を遠隔操作させるという物だった。
これは人工魂(メタ・ソウル)の渋鯖人工幽霊壱号(GS美神 極楽大作戦!!)が屋敷そのものに宿り、更には自動車などに憑依するといった行動までしていた事を参考にした。
こうなれば闘神都市そのものを破壊しなければ闘神都市は陥落しない筈だ。
おまけに聖魔教団の人間にも言えないが、その闘神都市にマシンセル(スーパーロボット大戦α外伝)を注入すれば自己進化する上に自己修復機能も備えるようになるので、生半可な事では闘神都市自体を破壊する事はできなくなるだろう。
しかし、これはルーンを初めとした幹部たちが難色を示した。そんな事をすれば聖魔教団の象徴であるすべての闘神都市が聖魔教団全体ではなくエリーゼとアイシャの戦力になりかねないからだ。
人工霊魂の欠点は反逆防止の為に創造主に対する服従を組み込まないといけないので、それ以外の者の命令権がない事だった。
この手の人工霊魂はテレサの事例もあって命令権を単純明確にしておかないと逆らいかねない恐れがあったので、こうなってしまったのだ。
勿論、創造主が「私が次の命令を出すまで□□の命令に従いなさい」と指示しておけば命令権を一時的に他者に貸すこともできるが、最優先命令権がエリーゼとアイシャにある事には違いなかった。
これが人造人間レオンシリーズが圧倒的に強いにも関わらず、闘将の需要がなくならない理由でもあった。
こうした結果として、私から言わせれば欠陥品としか言えない闘神都市が計画通りに作られることになった。
しかし、これでは心もとないので、私とアイシャが独自に異世界勢力に追加の闘神都市を作らせて、それを対魔人戦力として私たちが使う事を教団に了承させた。
これは教団そのものに負担にならずに戦力増強になるのでルーンも認めたのだ。その為、私とアイシャは監察軍の施設を利用して異世界で計画外の闘神都市を建造した。
ちなみに私とアイシャが異世界の魔法使いであることは幹部たちは知っていたので、この事はそれほど驚かれなかった。最も計画外の闘神都市の建造の代償に関しては気にしていたが、私たちの自腹で済ませると分かると顔を引きつらせていたね。
さて、ランス世界の魔法文明は今の聖魔教団時代が絶頂期で、魔人戦争後は見る影もなく魔法分技術が衰退してしまっているから、私たちとしては可能な限り魔人戦争の開戦を先延ばしにして魔法文明を原作よりも発展させた方が得る物は多い。
そういう事情もあって開戦を遅らせようと思うが、原作では魔人戦争の開戦理由はハッキリしていない。というもの聖魔教団から攻め込んだという説は、五つの闘神都市が未完成で闘将すら満足にそろっていないという準備不足の状態からすれば不自然だ。
そうなると、聖魔教団が東側の残存していた魔物たち(ほとんどが下級モンスターと中級モンスター)を駆逐して西に追いやっていたのが魔人の怒りを買って、魔人に攻め込まれてしまったという説がもっともらしいから、無用の魔物狩りは控えた方がいいでしょう。
そこで、私は直接街や人々に無視できない程の被害を与えている魔物以外は無視する事を提案した。
これにはルーンや他の幹部たちはかなり反発したが、「無暗に魔物狩りをして下手に魔人を刺激したら準備不足の段階で開戦する事になりかねない」と念入りに説得したら彼らも条件付きであるが受け入れた。その条件は開戦準備が整い次第、東側の魔物を駆逐するというものだった。
この結果、原作とは違って人類圏にいる魔物の対策は不完全なものとなり、人類統一後も魔物の被害が多少なりとも出たが、聖魔教団は目に余る魔物は闘将や人造人間が討伐するという地道な行動に終始した。この消極的な行動は一部の魔法使いには不評だったけどそれは仕方ないだろう。
最も魔農民の導入で人類の食糧不足を解消して飢えを克服するなど人心掌握にも力を入れていた。治安の維持と食糧の安定供給が行われていれば民衆の不満はだいぶ抑えられるからね。
私もしばらくはヒマになったが、何もしていないわけではない。JAPANでは地獄に通じる穴があり、そこから出て来た鬼が悪さをして日本人を苦しめているという問題があった。そこで現地の治安維持と経験値稼ぎを兼ねて私とアイシャはレオンたちと一緒に鬼退治をやっていた。
鬼族は魔王領の魔物たちとはまったく関係ない存在であり、いくら鬼を退治しても魔人を刺激しないという利点があった。まぁ鬼王を刺激したくもないので地獄に通じる穴からJAPANに侵入してくる鬼を倒すだけにとどめており、こちらから地獄に行って鬼を殺すといった行動は禁じておいた。
これならばある程度の筋は通るので、鬼族の反発はそれほど大きくならないだろう。
これによって私とアイシャのレベルもぐんぐん上がっていった。少々やり過ぎて、JAPANの鬼が激減してしまいましたが、元々JAPANに侵入して悪さをする鬼は限られていますからそうなるのも仕方ないですね。
この一連の鬼退治で、JAPANでは聖魔教団の評判が良くなりました。そりゃ思惑はどうあれ恐ろしい鬼を無償で退治してくれるのですから原住民からすればありがたいでしょうね。
解説
■マシンセル
ズフィルード・クリスタルをもとに開発された自律型自己修復金属細胞で、一種のナノマシン(スーパーロボット大戦α外伝、スーパーロボット大戦OG)。これを注入された機体は自己進化して自己修復機能を備えるようになる。
■鬼
地獄の管理人で、魂の浄化を担当している種族。魔王配下の魔物とは関係ないのでエリーゼたちの経験値稼ぎの標的になっている。