ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜 作:花陽ラブ
野球少年と文学少女
5月…
新しい生活から1ヶ月過ぎた
俺、木田正斗は4月から高校生になり
沼津市の共学に入学し、昔から大好きだった野球部に入った
今は試合には出れないが試合に出れる選手になって
たくさん試合に出て活躍してやる
そして…俺には約束した事がある
幼馴染みとの交わした約束を
「おい、あの子」
「あぁ、すげー可愛いな」
ん?なんだか、周りがざわざわしている
先輩達も何かを話している
俺もみんなが見ている方向を向き
そこに居る人物に驚いた
「あっ!居たずら」
「正斗くーん!」
あ、あれは…茶髪に近い色の髪の色
小さい身長、そしてその小さい身長に似合わない大きな山
今の静岡県にはなかなか居ない独特な方言
間違いない、俺の幼馴染み
国木田花丸ちゃんだ
「正斗?うちの新入部員に居たよな…」
「あぁ、木田正斗の事だろーな」
俺に気付いたマルちゃんは嬉しそうに手を振っている
それは嬉しい
しかし、俺にはわかる俺に集まっている先輩や同級生の視線が
「きーだーくーん?」
「ちょっと、君にお話があります…」
後ろから同級生の複数から捕まって
俺は野球部の部室に連れて行かれていく
まさか、自分のせいとは思ってはいない
幼馴染みの無垢な笑みに俺はちょっと救われた
「うぅ……酷い目にあった」
あれから数時間に渡り
マルちゃんについてめちゃくちゃ聞かれた
あれは彼女なのかとか、俺に紹介しろとか
冗談じゃない、マルちゃんは俺の大切な人だ
誰にも渡すかよ
と言っても俺の一方的な片想いだけど
しかし、なんでマルちゃんがうちの学校を見に来たんだ
電車に乗ったのか、あのマルちゃんが?
「あっ、遅かったね…待ちくたびれたずら」
「遅いわよ」
「こ、こんばんは…き、木田くん」
学校の校門を出てすぐの所によく知っている
3人が居た
「あぁー、なるほど善子…お前が連れてきたのか」
今さっきの疑問が解消された
3人のうち、真ん中に居る
黒髪にお団子を作っている女の子
津島善子、自称、堕天使ヨハネと語っている
いわいる、厨二病にかかっている
「ヨハネよ!!善子言うな」
「そーよ、あんたが頑張っている姿を見たいからって2人が言うから連れてきたのよ」
「そーなんだ、わざわざありがとねルビィちゃん」
「っ!?ぴ…ぴぎぃ」
この、すぐに俺から離れた
赤髪のツインテール少女は黒澤ルビィちゃん
沼津では有名な名家、黒澤家の次女
男性恐怖症で俺もなんとか話してくれるレベル
「ダメずらよ、ルビィちゃんを怖がらせたら…」
「うぅ…難しいな」
「ってまたのっぽパン食べてるし」
マルちゃんを見たら、大好きな沼津市名物
のっぽパンを食べいる
彼女はこれが大好きでいっつも食べている
「あんまり食べ過ぎないようにしろよ」
「マルちゃんはスクールアイドルなんだから」
「うっ…わかってるずら」
スクールアイドル、5年前からブームになっている
学生のアイドル
内浦にスクールアイドルが出てきた、沼津にも噂が流れていた
その噂のスクールアイドルのメンバーのうちの1人がマルちゃん達だ
内浦は俺やマルちゃんたちが育った
小さな所、今の子供達はみんな顔なじみで友達だ
最近、マルちゃんたちが通っている
浦の星女学院に東京からの転校生が来たりと話題になっている
今年は忙しそうになりそうだな
「じゃあ、帰ろうか…マルちゃん、ルビィちゃん」
「うん!」
「は、はい」
これは俺、木田正斗と
マルちゃんこと、国木田花丸の
小さな町の小さな恋の物語