ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜   作:花陽ラブ

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文学少女、海に行く

「Aqoursのみんなで海の家をお手伝いするずら」

 

「えっ?手伝い?」

 

夏休みの宿題を2人で片付ける時に

急にマルちゃんが言った一言

 

Aqoursのみんなで手伝いをする?

バイトでもするのか

 

「みんなでするってお金でも困ってるの?」

 

「違うずら、ダイヤさんがAqoursで特訓するって言ってる時にたまたま千歌ちゃんの海の家で手伝うって話が重なっただけずら」

 

 

へぇー、海の家で手伝いながら特訓か

大変だな…

いや……待てよ、何もよくはないな

俺はふとよぎった、海の家

夏休み期間中、人がたくさん来る

Aqours、ナンパされる

 

「俺は絶対に許さない!!!」

 

「ずら!??ど、どうしたの?」

「急にテーブル叩いて」

 

Aqoursのみんなは可愛い

可愛い女の子が集まっている所に男が来ないはずがない

もしナンパなんてされたらどうする

 

もし、怪しい事をされたらどうする

絶対に許さない!!

 

「マルちゃん…海の家に手伝う日教えて」

 

「な、なんでずら?」

 

「俺も行くに決まってじゃん!!」

 

 

俺はマルちゃんから海の家に行く日を聞いて

その日のスケジュールを全て無しにした

そう、全てはマルちゃんを守る為だ

 

 

〜当日〜

 

「ずら丸…なんで正斗なんて連れて来たのよ」

 

「し、知らないずら…なんか急に行くって言い出して」

 

 

俺の後ろで何か言っている2人

ふっ、大丈夫だ……2人は俺が守る!

 

 

「ちょっと、正斗さん」

 

「はい?なんですか…ダイヤさ」

 

後ろからダイヤさんに呼ばれて

振り返ったら、ダイヤさんに頬を引っ張られて

俺は中に入れられた

 

「正斗さんはここでじぃとしといて下さい!」

「貴方がお客を睨むから全くこないじゃないですか!!」

 

正座をさせられて、ダイヤさんの説教が始まった

確かに、海の家を初めてからずっと

男の人が来る度に睨んでいた

おかげで全く人が来ない、それで怒っていたのか

 

「す、すいませんでした」

 

「分かれば良いんです」

「中で曜さんや鞠莉さんの手伝いでもしてて下さい」

 

俺は黙って、曜ちゃんや鞠莉さんの手伝いをした

力運びをしたりと、なかなか楽しかった

 

しかし、不安は的中してしまった

 

「君達、可愛いねー!今から遊ばない?」

 

手伝いながら、男の声が聞こえた

何かなと中から見てみたら

マルちゃんと善子が声を掛けられていた

 

「えっと……困り…ます」

 

「そうよ!私達、今バイト中よ」

 

「良いじゃん、こんな所でバイトなんかしなくたって」

「俺達と良い所で遊ぼうぜ」

 

マルちゃんや善子の周りには男達が

3~4人集まっていた

あいつら…

 

「困るずら!オラ達…ここで手伝いを」

 

「ははは!!この子、ずらって言ってるぜ」

「どこのババアだよ」

 

「しかもオラだってよ、おもしれぇ!」

 

マルちゃんも善子も震えていた

マルちゃんの頬から涙が流れていた

それを見た瞬間、俺は……

 

「ちょっと貴方達!!いい加減に」

 

「俺の幼馴染みを泣かしてんじゃねぇよ!!!!」

 

ダイヤさんが止めようとしたが

先に俺が出ていたらしく、マルちゃんを笑った奴を殴った

そして俺とナンパした奴らによるケンカが始まった

 

「謝れ!!マルちゃんに謝れコノヤロー!!!!」

 

「お巡りさん!こっちです!」

 

曜ちゃんが警察を呼んでいたらしく、大きな声で呼んでいる

ナンパした奴は警察と聞いたら、すぐに逃げた

 

 

「ふぅー、行ってくれたみたいだね…」

 

曜ちゃんは行ったのを確認して、警察は嘘だったらしい

俺は殴られた部分は痛いが、マルちゃんがされた事に比べたら全然だ

 

「マルちゃん、大丈夫……」

 

俺はマルちゃんが居る方に振り向こうとしたが

その瞬間にマルちゃんが抱き着いてきた

 

「へっ!??」

「ま、ままま、マルちゃん」

 

抱き着かれた俺はびっくりして

変な声が出た、マルちゃんはさっきよりも強く抱き締め

離れないようにしている

 

「………」

 

「……よしよし」

 

何も喋らないマルちゃんに

俺は優しく頭を撫でた

 

善子は、果南ちゃんや鞠莉さんに慰められている

 

 

 

 

〜帰り道〜

 

「……」

 

あの時からずっと

元気がないマルちゃん

やっぱりショックだったんだろうな

と思っていたがマルちゃんから口を開いた

「今日……」

 

「……ん?」

 

 

「今日はありがと…」

「えっと…その、助けてくれた時の正斗くんカッコ良かったずら」

 

少し恥ずかしそうにしていたが

満面の笑顔になってくれたマルちゃん

やっぱり君には笑顔が1番似合うよ

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