ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜 作:花陽ラブ
季節は夏を終え
二学期が始まった
部活とかだと、早い所は新しいメンツで練習をしたりする
ウチの野球も同じで俺も戦力に入れてもらえたりしているそんな俺の練習試合をいつものように見に来てくれている
マルちゃん……と堕天使様だ
「あいつ、なんだか失礼な事考えてるような気がするわ…」
「そうずらか?」
新戦力での試合は凄く順調だ
怖いぐらいに、まぁ俺が居ない間に
勝利の女神がいると言われているが、まさか
マルちゃんの事ではないだろうか…
そういえば…俺の許可なく
勝手に握手会とか始めてるよな
大体、マルちゃんもマルちゃんだ
優しいのは知ってるが、簡単に握手会とか始めるなよな…
くっそー
「ムカつくー!!!!」
「ホームランずら!」
「……正斗も大変ね」
俺は溜まりに溜まった、イライラをバットに込めて
球に当てた、そしたら、ホームランで
勝利した
やはり、勝利の女神は存在した
ある意味
〜試合後〜
「ありがとうございます!」
「へへ、こちらこそ〜」
いつものように握手会が始まっていた
くっそー、みんなみんな
ニヤニヤしやがって
マルちゃんも断れよなー
「あんたも大変ね…」
「善子か…」
「ヨハネよ…ずら丸は良かれと思ってやってから」
「なかなか止めにくわよ」
「それはわかってるよ…」
俺は少し離れた所から善子と一緒に
握手会の様子を見ている
少し膨れた俺に話し掛ける
善子…
善子は堕天使とか言ってるけど、根は凄く優しい奴だ
俺は好きだな
「お待たせ…遅れたずら」
「あっ、ちょっと待ってて」
「ずら丸、来なさい」
しばらくしたら、握手会から帰ってきた
マルちゃん
善子は何かの話をするのか
マルちゃんを連れて、どこかに行ってしまった
「ずら丸、あんた…握手会も良いけど」
「たまには…その、正斗の事も構ってあげなさい」
「ずら?なんで…正斗くんの事なの?」
「うーん、なんて言えばいいのかしら」
「そーよ…正斗が知らない女子と仲良く話していたらどう思うのよ」
「………」
「そ、それは…ちょっとモヤモヤするずら」
「あとね…」
2人とも、長く話しているんだな
俺は自分のカバンで座って
携帯をいじっていたら、2人とも帰ってきた
「お帰り、2人とも遅かったね」
「つい、熱く語っていたのよ」
善子がそう言ったので
俺は何を語ったんだろうと気はなったが
また中二的な奴なんだろうと思っていた
「あんたはもうちょっと強引に行っても大丈夫だと思うわよ…」
「えっ?何の話だよ…」
「さぁ?でも正斗にとって悪い話じゃないのは確かよ」
善子が近付いて、ボソボソと俺に話し掛けてきて
意味あり気な事を言ってきた
悪い話じゃない?俺にとって?
すげー気になるわ…
善子は俺やマルちゃんより先に歩いて行ってしまった
「我がリトルデーモン達には世話がかかるわ…」
「まぁ…ずら丸も無意識とは言え、あんな風に思っていたとはね」
〜数分前〜
「善子ちゃん…オラ」
「最近、正斗くんを考えたら凄く胸の辺りがドキドキして苦しんだ、嬉しかったり悲しかったり」
「オラがオラじゃないみたいで……怖いずら」
「ずら丸……それはあんたが一番知ってるはずよ」
「私はその気持ちがなんなのか知ってるけど、あんたには教えないわ…答えは自分でよーく考えなさい」
〜〜
俺はマルちゃんと一緒に歩いている
マルちゃんはずっと何かを考えてるようだ
どうしたんだろう?
「どうしたの、マルちゃん…ずっと考えてるけど」
「いや…善子ちゃんにある事を言われちゃって、それで考えていたずら」
「オラが一番知ってる事だって言われて…なんだろうなって」
何を話していたんだろう
まぁ内容は聞かないが、きっと
大事な話なんだろうな
「そうか…マルちゃんならきっと分かるよ」
俺はマルちゃんの頭を優しく撫でた
マルちゃんは少し止まって、どうな表情をしているかわかんなかったけど
すぐに追い付いてきて、凄く嬉しそうにしていた
マルちゃんが自分の気持ちに気付くのは
そう遠くなかった