ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜   作:花陽ラブ

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堕天使とリリー

ルビィちゃんの結婚騒動を無事に解決し

誕生日を祝え、そこからしばらく経った

ある日

 

俺は善子に1人呼ばれて、家までやってきた

 

「いらっしゃい、入りなさい」

 

扉が開いたら、善子が出迎えてくれた

俺は中に入り、善子に案内されて、部屋に入って

待っててくれと言われたので

先に入った

 

「あっ、こんにちは」

 

「こ、こんにちは……えっと桜内さん」

 

そこには、マルちゃんでもルビィちゃんでもない

今年から内浦に引っ越してきた

桜内梨子さん、千歌ちゃんと同い年だ

俺とは全く接点が無く

俺はマルちゃんや善子達から話を聞くだけで

どんな人なのか、わからない

 

まさか桜内さんが居るなんて、善子の奴…

 

「この間のプレゼントありがと…花丸ちゃんと選んでくれたんだよね」

 

「あっ、いえ……マルちゃんから絵を描くのが好きって聞いていたんで、マルちゃんと選びました」

 

桜内さんはたまに練習試合をみんなで来てくれるだけで

ゆっくりと話した事がない

少し、緊張するな

 

「マルちゃんや善子からいつも聞いてます…Aqoursの作曲とかしてるんですよね」

「凄いです」

 

「私も花丸ちゃん達から聞いているわ…」

「練習試合凄かった」

 

東京からやってきた、女性

どんな人なんだろうと少し気にはなっていた

 

どことなく、マルちゃんに似ている

清楚で優しそうな

 

「あんた、ずら丸にチクるわよ」

 

「うわっ!?よ……善子」

 

なんて考えていたら

耳元で善子が囁いてきてびっくりした

 

「ヨハネよ…」

「なーに、リリーの前だとデレデレしているのよ…スケベ」

 

「だ、誰がスケベだ!!しょーがないだろう、今まで話してなかったんだ、緊張するよ」

 

「ふふ、ごめんなさい」

「ほんとに仲がいいんだね」

 

桜内さんが笑っている

そんなに仲が良く見えるのかな…

 

「私ね、ここに来るまでは…凄く不安だった」

「地味な私が上手くやれるのかって、みんなは小さい頃から知ってる顔でそんな所に急に私がやってきて良いのかなって…」

 

「大丈夫ですよ…確かにみんな、小さい頃から知ってるメンバーだ…だからって急に知らない所からやってきた人を除け者にするような人は誰もいませんよ」

「むしろ、みんな興味が湧いて寄ってくるぐらいです…桜内さんも最近わかってきたでしょ?」

 

俺が聞いたら、黙って頷く桜内さん

良かった、楽しそうで

そして、良い人だ

 

「正斗、あんた…せっかくだから桜内じゃなくて下の名前で呼びなさいよ」

「Aqoursのメンバーは全員下の名前で呼んでるくせに」

 

「えっ、でも…まだ話して間がないのに」

 

「私は構わないよ…?みんな呼んでくれてるし」

 

うーん、本人がせっかく良いと言ってくれてるし

呼んで良いんだろうな

俺もそう呼ぶか

 

「分かりました……梨子さん」

 

「はい!木田くん」

 

優しい笑顔で言ってくれた梨子さん

なるほど、これが大都会東京の女性か

 

「だから、デレデレすんな!!」

 

「いたっ!??何すんだよ」

 

「何よさっきから見てたら、ニヤニヤして」

「ちょっと、ずら丸に雰囲気が似てて大人のお姉さんだからってデレデレして!」

 

どこからか持ってきた

ハリセンで俺は頭を叩かれて説教された

確かにマルちゃんに少し似ている、そして大人のお姉さんって感じがして

落ち着ける、否定が出来ない

 

桜内梨子さん、凄い人だ

 

結局、俺はそこからも

善子にめちゃくちゃハリセンで叩かれて続け

何で呼ばれたのかわからずじまいに終わった

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