ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜   作:花陽ラブ

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文学少女のいらいら

「………」

 

梨子さんと距離が少し近付いた

次の日

 

今日はマルちゃんに呼ばれて

マルちゃんの家に居る

しかし、マルちゃんは一切喋らない

黙々とのっぽパンを食べている

 

何故だ、何かしたのか?

なんで、こんなに機嫌が悪いんだ…

 

「昨日、善子ちゃんから連絡きたずら…」

「梨子さんと仲良くしてたって……」

 

あ、あんの堕天使ぃぃぃぃぃ!!!!

本当にチクリやがった

いや、別にいやらしい意味じゃないんだ

落ち着いて、誤解を解けば

 

「ち、違うんだマルちゃん」

「何か勘違いしてるかもだけど、僕はただ梨子さんと話した事がないから話をしたくって」

 

「梨子さん?」

「前、オラと話をしてた時は桜内さんだったずらよ?なんで急に梨子さんって呼んでるの…」

 

マルちゃんの目付きが更に鋭くなり

今まで見た中でかなり怒っている事がわかる

やばい、本格的に勘違いしている

 

「もういいずら……マルみたいな、田舎者で訛りが酷い女の子なんて興味ないずらね」

「梨子さんみたいな綺麗で都会育ちの女の子と仲良くすれば良いよ……」

 

マルちゃんが立ち上がり

部屋から出ていきそうになったので

俺は急いでマルちゃんの手を掴んだ

 

「待って!」

「マルちゃん……君は何か勘違いしているよ」

 

「離してよ…」

「オラより梨子さんと仲良くしたら良いずら」

 

マルちゃんは俺の手を振り払おうとしているが

力の差で振り払えない

マルちゃんの顔を見ようと、

顔を見せないようにしているマルちゃんの顔を

見ようとした

 

「マルちゃん……泣いてるの?」

 

「オラもわかんないずら……」

「なんでこんなにイライラしているのか、正斗くんが言っている事が信じられなくて、梨子さんにすっごく嫌な気持ちを持ってる……なんで…こんなに苦しいの」

 

涙を流しているマルちゃん

マルちゃんは涙を拭いて

自分の気持ちが分からなくて戸惑っている

 

マルちゃん……そんなに

 

「マルちゃんごめん…」

「でも、本当に何にもないから…君が思ってるような事はないから」

 

俺は優しくマルちゃんを抱き締め

頭を撫でた

こんな事で落ち着くとは思えないが、今はこれが1番なんじゃないかと思う

 

「オラもごめんなさい……凄く面倒な事しちゃったずら」

「オラ…どうかしちゃったずら」

 

「大丈夫だよ……ゆっくり落ち着いてくれたら」

 

落ち着くまで、俺はマルちゃんを抱き締め

頭を撫でた

しばらくして落ち着いたのかゆっくり離れて

俺がやった事が恥ずかしくなった

 

「ご、ごめん!」

「急にあんな事しちゃって」

 

「ふふ、大丈夫ずら」

「おかげで落ち着けたし」

 

マルちゃんはいつもの笑顔を浮かべてくれた

良かった、いつもの笑顔だ

俺はそこからマルちゃんの家で

昼飯を頂き

昼からマルちゃんと一緒に出掛ける事にした

 

ここからまた

新しい展開がある事が

俺やマルちゃんはまだ知らない

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