ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜   作:花陽ラブ

23 / 50
堕天使、犬を拾う

「凄い雨だな…早く帰らないと」

 

今日は生憎の雨、学校の帰り道

俺は傘をさしながら駅に向かっている

今日は風も強いなー歩くだけでも大変だ

 

そんな事を考えながら進んでいると

見覚えのある人物を見付けた

あれは…善子?

 

何をやっているのだろう

じぃと見ていると何かを拾ったように見えた

何か落としただけなんだなと思い

俺は近付いて話し掛ける事にした

 

「善子?」

 

「ひゃあっ!?……な、ななな…何よ!」

 

俺が善子に近付いて

声を掛けただけでびっくりし、慌てて

制服の中に何かを隠した

 

「お前…何か隠したな」

 

「べ、別に何も隠してないわよ」

 

善子はそう言っているが

明らかに服の中でその何かが動いている

生き物か?

 

「動物か?」

 

「だから、なんの事よ!」

 

「ワン!」

 

服の中で動いていた物がわかった瞬間だ

中には犬が入っている

俺は黙ったまま善子を見る

善子は顔を一切合わせない

それでも俺はじぃと見た

 

「お願い!私の代わりに面倒を見て」

「私はマンションだから犬とか飼えないの!だからお願い!」

 

善子は俺の顔を見て

犬を見せて、お願いをしてきた

 

「……」

 

犬も純粋な目でこちらを見てくる

はぁ、俺はこうゆうを見たら

断れないな

 

「わかった、飼い主が見つかるまでな!」

 

「!!わかったわ!ありがと」

「良かったわね!ライラプス」

 

善子は嬉しそうに笑って

犬を優しく抱き締めていた

ん?ライラプス…って犬の名前なのか?

 

「ライラプスって犬の名前か?」

 

「えぇ!ギリシャ神話に出てくる犬と同じ名前よ!カッコイイでしょう」

 

そのあと

ギリシャ神話について長々と語られて

俺は風邪を引いた

 

 

~2日後~

 

「よし、やっと熱が下がったずらね」

 

「うぅ、マルちゃんごめん…」

 

俺は自分の布団の中で寝て

マルちゃんに看病してもらっている

風邪を引いている間はマルちゃんのお寺で

ライラプスを見てて貰っている

 

「あっ、そうだ…来る前にチラシが配られていて」

「迷子の犬らしいんだけど、善子ちゃんの犬に似てるずら」

 

マルちゃんが自分のスクールバッグから

チラシを出して俺に見せてきた

 

俺はチラシの犬を見て

確かにライラプスに似ている

やっぱり迷子だったのか

 

「マルちゃん、善子に連絡して」

「この事教えてあげよう」

 

俺は、マルちゃんに善子に報告するように

伝えて

チラシに飼い主の電話番号が書かれていて

俺はそこに連絡をした

 

 

「あんこー!良かった」

 

「ありがとうございます、あんこを見付けてくれて」

 

「いえいえ、飼い主さんが見つかって良かったです」

 

「ありがとー!お兄ちゃん、お姉ちゃん」

 

善子と一緒に飼い主の家に着いて

ライラプス、改めてあんこは飼い主の元に帰った

小さな女の子が飼い主だったのか

どことなく、あんこも嬉しそうだな

飼い主達は家の中に入ってしまった

 

「で……いつまで、落ち込んでいるんだよ」

 

「だって……ライラプスは私がやっと会えた、使い魔」

 

「……よし、俺が何か奢る!」

「だから、元気を出してさ」

 

「じゃあ……最近出来た、激辛ラーメン奢りなさい」

 

「はいはい」

 

落ち込んでいるんだ

善子の頭を優しく撫でて

何かを奢ると言って

 

2人で行く事に決めた

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。