ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜 作:花陽ラブ
「えっ…学校に泊まる?」
「うん…学校の入学希望者がなかなか伸びなくて」
「鞠莉ちゃんのお父さんに明日の朝5時まで待ってもらえるようになったから、みんなで泊まる事にしたんだ」
ラブライブ地区大会で勝ち
Aqoursの知名度は一気に上がり、動画再生数も上がり
あとは学校の入学希望者が増えるのみ
今日はそんな入学希望最終日
Aqoursのみんなで学校に泊まる事を
マルちゃんから聞いた俺
伸ばしてもらったって事は伸び悩んでいるのかな…
「正斗くん……」
「ん…?」
「学校……残せるかな」
携帯の向こう側から聞こえる
マルちゃんの不安そうな声
俺はこんな時、なんて声を掛けたら良いんだろう
大丈夫?残せるよ?
違うと俺は思った
「………」
「頑張ったよ…マルちゃん達は」
「ふふ…なんずらそれ」
少し笑ってくれたマルちゃん
やっぱり、君には笑っていてほしいな
「あっ、善子ちゃん達と買い物に行かないとダメだからもう切るずら」
「また明日…バイバイ」
「うん、バイバイ」
マルちゃんは善子達と行く
買い物を思い出して
電話を切る事にした
「……頑張れみんな」
俺は電話が切れたあと
自分の携帯の待ち受けにしている
マルちゃんの写真を見る
どうか、マルちゃんやみんなの
学校が残りますように…
俺はそんな事を願いながら
眠りについた
〜翌朝〜
「正斗ー!正斗!!」
「んん……なーに?」
俺はお母さんの声に起こされて
まだ眠たい体を起こし
お母さんが居る、下の階に降りて
用事を聞いた
「花丸ちゃんを迎えに行ってあげな」
「向こうは朝は忙しいからね」
「わかったよ…」
マルちゃんを迎えに行く事になり
準備をして
学校まで向かう事になった
学校まではバスに乗り
学校の近くに着いて
そこらからは坂を上がり
歩いた
そろそろ学校が見えてきたその時
学校の校門前に誰かが座っている
まさか…
「やっぱり…マルちゃんだったか」
「……正斗くん」
座っている人物に近付いたら
やっぱりマルちゃんだった
座っているマルちゃんが顔を上げたら
目が赤い…顔も腫れている
俺は黙って、隣に座る
「………ダメだったずら」
「学校……存続出来なかった」
「………」
隣に座る俺に
あれからの結果を聞かされた
「学校のみんなに合わせる顔が無いずら…」
俺はマルちゃんの頭を撫でた
学校を存続させる為に頑張ってきた
マルちゃん達、あともうちょっとって所で
出来なかった
「大丈夫だよ、マルちゃん」
「確かに学校は存続出来なかったけど、マルちゃん達にはまだ出来る事はあるよ」
「ラブライブって大会にAqours…浦の星女学院って学校があったんだよって名前を刻める、マルちゃん達が輝いた奇跡を残せるよ」
「………オラ達が出来る事」
「オラ……残したい、学校の名前、Aqoursの名前…ラブライブに残したいずら!!」
マルちゃんは俺が
言った言葉に勇気が出たのか
元気になってくれた
大丈夫、みんななら出来るよ
最後まで輝けるよ
「よし……帰るか」
「マルちゃん」
「うん!」