ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜 作:花陽ラブ
「なんで、俺まで……」
「正斗くん、早く来るずら〜!」
ここは沼津いや
北海道、何故こんな所に俺達が居るのかと言われたら
Aqoursが北海道で開催されるスクールアイドルのイベントに招待されたらしく
Aqoursの護衛兼マネージャーとして、何故か俺が選ばれた
今は観光をしていて
1年生のメンツと回っている
しかし、寒い…流石北海道
「ここで休憩するずら!」
「うわ〜!どれも美味しそうだね」
3人は和風な店の前に置かれている
メニューを見ていて、どれにするか選んでいる
「俺は暖かい奴でいいや…早く入ろう」
俺は先に店の中に入り
なるべく寒くない所を探して、そこに座る
「いらっしゃいませ…何名様でしょうか?」
「4人です、席大丈夫ですか?」
「はい、構いませんよ」
店は和風なわりに
若い店員さんが居るんだな
歳は近そうだし、偉いなー
「あっ……」
「……あなた達は」
あとから入ってきたマルちゃん達が
店員さんを見て固まった
店員さんもマルちゃんを見て、知ってる様子だ
えっ、知り合い
「姉様、どうしたの…?」
「Aqours……」
店の奥からもう1人の店員さんが出てきた
どうやら姉妹のようだ
何やらただならぬ雰囲気だな…
「えっ!?東京で会った凄いスクールアイドルが」
「あの2人なの!?」
「えぇ…まさかこんな所で会うなんて」
「凄い偶然ずら…」
とりあえず、席に座り
お互いの好きな物を頼み
食べながら話を聞いたら
少し前にAqoursが6人だった頃に
東京で会った2人組の凄いスクールアイドルに会っていて
今、その2人と再会したのだ
「Aqoursの皆さん、改めて決勝進出おめでとうございます」
「決勝戦で会うのが楽しみですね」
Saint Snow
それが彼女達、スクールアイドルの名前
鹿角聖良
鹿角理亞
による姉妹ユニット
今、俺達に話し掛けているのが
姉、聖良さん
「まるで勝ったみたいな言い方ね」
「当たり前です…Aqoursの皆さんが変わったみたいに」
「私達、Saint Snowも変わりましたから…」
「……」
「何よ……」
「ぴぎっ…ごめんなさい」
そして、聖良さんの後ろで
ルビィちゃんを威嚇しているのが妹
鹿角理亞
俺達と同い年だ
「明日、大会楽しみにしてて下さい」
「お代が結構です…サービスしますね」
Aqoursは凄いのをライバルにしてたんだなと
俺は初めて知った
そして、俺達は集合時間をすっかり忘れていて
慌てて、みんなが居る所に戻り
ダイヤさん達にこっぴどく叱られた
〜翌日〜
「さぁ、昨日あんなに強く出たんだから」
「とくと拝見しようじゃない」
関係者席にAqoursのみんなで座り
善子はそんな事を言いながら座った
いよいよ始まる大会
俺達が見たのは
想像していたのと違う物だった
「まさか、Saint Snow…あんな事になるなんて」
「姉妹でやる最後だったのに…」
Saint Snowが出番の時
理亞さんの方が緊張していたのか
動けなくなり
結果、敗退した
「………最後、姉妹として」
俺の隣に座っていたルビィちゃんが
ボソッと呟き
お店のテーブルに濡れていて
ルビィちゃんを見ると
涙を流していて
「ルビィちゃん…泣いてるの?」
「えっ……ち、違うの」
「別に…泣いてる訳じゃ……っ」
ルビィちゃんは必死に涙を拭いたが
それでも涙が止まらず
耐えられなかったのか
お店を出ていってしまった
俺とダイヤさんはルビィちゃんを探す事にした
ルビィちゃん
どうしちゃったの…