ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜   作:花陽ラブ

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Awaken the power(前編)

「えっ?残る?」

 

「じ、実は、理亞ちゃんが寂しいって言ってるみたいで」

「ルビィ達だけでも残ろうかなって思って」

 

「それなら私達も残ろうか…?」

 

「いや、理亞ちゃんマル達の事がめっちゃ好きみたいでマル達だけで良いと言ってるずら!」

 

空港行きのバス停の前で

俺とマルちゃん達は他のメンバーに

北海道に残ると伝えた

しかし、理由それでいいのか?

 

怪しんでないだろうか…

 

「わかった!それなら仕方ないね」

「私達だけでも帰ろうか」

 

千歌ちゃんはマルちゃん達の言うことを信じてくれて

1年生と俺以外のメンバーにそう言ってくれた

 

「正斗くん…花丸ちゃん達の事よろしくね」

 

「…うん、任せて」

 

空港行きのバスが来て

千歌ちゃん達がそれぞれ乗る

最後に千歌ちゃんが乗ろうとして

俺が居る方向に振り返り

そう言った

 

千歌ちゃんは凄いな…

何かするって気付かれてるな

あれは…

 

「ふぅ…みんなを騙してるみたいで心が痛いずら〜」

 

「そうね…でもルビィが提案した案を実行するには仕方ないわ」

 

「うん……お姉ちゃんが居なくてもルビィだけでも大丈夫だよって所を見せないと」

「……ルビィと理亞ちゃんで」

 

「さてと…理亞ちゃんの所に行こうか」

 

2年生、3年生を見送ったあと

このあとの事を話して

理亞ちゃん達の店に行く事にした

 

ルビィちゃん達が計画した事

それは

ダイヤさんや聖良さん

が心配しないように、残されたルビィちゃん達だけでも

ライブを成功させて、安心させる為だ

 

俺も残れば安心してくれるからと残ったが

そんな事言われなくても残ったけどね

 

 

「い、いらっしゃい」

「上がって…」

 

理亞ちゃん達の店に着いて

理亞ちゃんの部屋に案内された

 

俺達は中に入り、ルビィちゃん達は曲の事について

話し合った

 

「あの…ちょっと良いですか?」

 

部屋の扉がノックされて

聖良さんの声がした

理亞ちゃんが返事をした

 

「姉様、どうしたの?」

 

「いえ…正斗さんはどうするのかなと思って…」

 

「あっ…そう言えば考えてなかったな」

 

「もし良かったら…使ってない部屋があるのでそこを使って下さい」

 

「ありがとうございます!」

 

マルちゃん達は理亞ちゃんの部屋で寝るとして

俺まで一緒に寝る訳には行かないからな

考えてなかった…聖良さんが使ってない部屋があると

聞いてそこで俺は寝る事にした

寝れるようにお布団なでを用意してくれるようだ

有り難い

 

「あっ、俺ちょっと…トイレ借りるね」

 

「あぁ、部屋を出て左にあるわ…」

 

「ありがと〜」

 

俺はトイレの場所を教えてもらい

部屋を出てトイレに向かった

 

 

 

「ねぇ……ルビィは正斗の事が好きなの?」

 

「えっ!??ど……どどど、どうして?」

 

「いや…あんた、正斗を見る目が違うから」

 

「………うん、好き」

 

「………っ」

 

「………そう、好き好きってオーラが私には見えたわ」

 

 

 

 

トイレを済ませて

理亞ちゃんの部屋から話し声が聞こえる

盛り上がってるようだな

俺は入る前にノックをしようとしたら

聖良さんから話しかけてきた

 

「お布団の用意が出来ました、いつでも寝に行って下さいね」

 

「ありがとうございます聖良さん」

 

「あんなに楽しそうな理亞久しぶりに見ました」

「これも正斗さんが来てくれたおかげです」

 

「俺は何もしていません…全部ルビィちゃん達がしてる事です」

 

楽しそうな声が響く部屋の扉を見て

嬉しそうにしている聖良さん

性格は違うけど

ダイヤさんと聖良さんは似ているよな

そんな事を俺は思った

 

俺は理亞ちゃんの部屋には入らず

布団を用意してくれた部屋に行くとだけ

伝えて

部屋に行った

 

俺は部屋に入り、布団にダイブして

ゆっくりした

しばらくしてから

部屋の扉をノックする事が聞こえて

聖良さんかなと思い、扉を開けたら

マルちゃんが居た

 

「あれ?マルちゃん…どうしたの?」

 

「……また、胸の辺りが苦しいずら」

「さっきから……オラは嫌な事ばっかり考えてるずら」

 

マルちゃんは悩んだ顔で

そう言っている

何があったのかな…でも聞くのは変だよな

聞いて欲しくない事かもだし

 

「梨子さんの時もそうだったずら……オラ」

「自分が怖いずら……どうして」

 

今にも泣きそうなマルちゃん

俺は黙ってマルちゃんの頭を撫でた

ただ黙って撫でた

そんなやり取りをしている俺達の近くで

もう1人居たとは、俺やマルちゃんは気付かなかった

 

 

 

「……言えないよ、気持ちを伝えるなんて」

「だって………花丸ちゃんも…きっと」

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