ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜 作:花陽ラブ
「おはよ〜」
「おはよう」
朝、高校の靴箱を俺は開けたら
2~3個チョコの箱が入っていた
なるほど、今日はバレンタインだったのか
今日の日を思い出していたら
友人が近付いてきた
「正斗〜お前何個貰っ……」
「あっ……」
俺が手にしている2~3個のチョコを見付けて
すぐさま、俺の胸ぐらを掴んできた
いや、ごめん…お前がそこまで気にしていたとは
ほんとにごめん
「……」
「おい…哀れな目で俺を見るな」
そこから、俺は
結構なチョコを貰い
袋に入れて、持って帰る事にした
男子からは殺意の目で見られていたが
気にしたらダメだ
沼津の駅に着いて
改札を出る前に、良く見る奴が居た
「げっ…」
「あっ……て露骨に嫌な顔をするな!」
善子は凄く嫌そうな顔をしていて
わりと傷付くな
「ごめんごめん…寄りによってあんたに会うなんてと思っただけよ」
それはそれで傷付くよ…
なんて思っている俺に
善子は自分のカバンから可愛らしいラッピングされた袋を渡してきた
「何これ?」
「何って、チョコよチョコ!あんたそんなに貰っといて気付いてないの?」
「いやいや、それは分かるけど…善子から貰えるとは思ってなくて」
「何よそれ…あんたに渡そうってルビィやずら丸と話し合って、お互いの手作りにしようと決まったのよ」
あぁー、そうなのか
手作りチョコか……手作りチョコ!??
俺は理解するのが遅れてやってきて
善子の顔を2度見した
「そんな事聞いてないし!」
「そりゃ、事前に知ってたらあんた鼻の下を伸ばすでしょう?つまらないじゃない」
うぅ、確かに
そんな手作りチョコを貰えると事前に知っていたら
そんな顔をしてしまいそうだ
それは善子の言う通りだ…
俺は自分の携帯で時間を確認して
そろそろ電車が来る時間だなと思い
善子と別れる事にした
「あっ、チョコありがとな!大事にするよ」
「チョコなのに、大事にしてどうするのよ…バカね」
俺は急いで、電車に乗り
内浦に帰ってきた
家に向かって帰っていると
赤髪の女の子が
待っていた
「き、木田くん…おかえりなさい」
「ルビィちゃん…ただいま」
ルビィちゃんは何かを隠している
緊張しているのかもじもじしている
「あのね……これ受け取って下さい!」
ルビィちゃんはピンクの可愛らしいものでラッピングされた袋を差し出してきた
善子のはラッピングのカラーが違ったから
各々でしてくれたんだな
有難い
「ありがと…善子から聞いたよ、俺にチョコ作ってくれたんだよね」
「えっ…善子ちゃん話しちゃったの!?」
善子から聞いたと聞いてびっくりしている
ルビィちゃん、えっ…秘密だったのかよ
何を話してるんだ
ルビィちゃんは少しアワアワしているな
話題を変えるか
「これ……友チョコって奴だよね」
「嬉しいな、大事にするよ」
「ち、違うよ…!ルビィのは違う」
「ちょっとだけ……特別なチョコだよ」
ルビィちゃんは自分で言ったすぐに顔を真っ赤になり
近くに止まっていた、黒い車に乗り
帰ってしまった
ちょっと特別なチョコか……
嬉しい
俺は再び家に向かって帰った
少し遅れてしまったけど
無事に帰ってきた
俺の家の前にマルちゃんが居た
「遅いずら…」
「ごめんごめん…少し話したりしててさ」
少し不機嫌な顔をしているマルちゃん
謝ったら仕方ないなって顔をしてくれた
良かった、そこまで怒ってないみたいだ
「これ……マル、チョコとか作るの初めてで」
「ルビィちゃんや善子ちゃんに手伝って貰って作ったんだ……良かったら受け取ってずら」
「もちろん受け取るよ」
「マルちゃんの初めての手作りなんだもん」
緊張した感じで差し出してきた
マルちゃんのチョコを受け取った
へへ、マルちゃんの手作りか嬉しいな
「あっ……マルちゃんも女の子だもんな、他の奴にも渡してるよな」
「………そんな事ないずら!」
「確かに千歌ちゃん達には渡したりしたずら……でも男の子は…正斗くん以外渡してないよ」
マルちゃんは俺の顔を見て
俺以外の男には渡してないと言われた
えっ…そうなんだ
ちょっと嬉しいな
「な、何ニヤニヤしてるずら!」
「早く家の中に入ってご飯とか食べるずら!!」
顔を真っ赤にしたマルちゃんは必死に
俺の背中を押して家の中に入れようとした
俺は黙って家の中に入り
マルちゃんと一緒に晩飯を食べた
その夜
俺は3人から貰ったチョコをゆっくりと食べて味わった