ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜 作:花陽ラブ
学校の卒業式を終えて
これから春休み、しばらくは自由の身だ
学校は午前中に終わり
今日は海を見に来ている
バスから降りて、砂浜を見たら
誰かが先に居る
あの髪型は…
「善子〜」
「ん?げっ…正斗」
やっぱり善子…
って露骨に嫌な顔をするなよ
「何をしているんだよ…マルちゃん達とは一緒じゃないんだな」
「……別に良いじゃない、1人になっても」
少し元気が無い善子
どうしたのだろうか……
あっ…なるほど
「3年生が卒業するのが寂しいのか…?」
「っ……」
「なんでわかるのよ……」
俺が聞いた言葉に反応した
やっぱり当たっていたか…
「いや…善子がこんな状態になるの」
「幼稚園でも見たなって…」
「……し、仕方ないじゃない…寂しいんだから」
善子は少し涙目になっていて
本当に寂しいそうだな…
案外寂しがり屋だからな…
幼稚園の卒業式でもめっちゃ泣いていたもんなー
「……で、他のメンバーに知られたくないから1人になっていたと…」
「そうよ…そしたらあんたが来たのよ」
俺は善子の隣に座り
一緒に海を見る事にした
「……」
「………な、何よ…何か喋りなさいよ」
「いやー流石善い子の善子だなと思っていてさ」
「……私はAqoursのメンバーが大好き…こんな私を受け入れてくれたAqoursが大好き、ずら丸だってルビィだって……あのメンバーが大好き」
「ずっと一緒に居たかった…もっとずっと居たかった」
善子はどんどん涙を流し鼻水も出している
鼻声で話している
「………あっ」
「俺以上に今の善子にぴったりな人達がやってきたよ」
俺は少し後ろを振り向いたら
今の善子にはぴったりなメンツが来た
俺はゆっくり善子から離れて
そのメンツに任せた
「ん?それってどうゆう意味なのよ」
「………っ」
「ごめんね、善子……寂しくさせて」
泣いている善子を優しく抱き締めたのは
果南さんだ
他に鞠莉さん、ダイヤさんも居た
「まさか、善子さんが一番ダメとは思いませんでしたわ…」
「大丈夫よ善子……もしあなたが会いたいと思ってくれるならマリー達はすぐにでもあなたに会いに行くわ、どんな理由があってもね」
ダイヤさんも鞠莉さんも優しく善子を抱き締めた
「うぅ……約束だからね!もし約束破ったら堕天使の名のもと…許さないんだからね」
「………ヨハネを寂しくさせないでよ、バカ3年生」
果南さん達はゆっくり離れて
善子も立ち上がり、3年生の方を振り向いて指をさして
許さないと伝えた
「………大好き」
「…離れちゃっても3年生と過ごした日々をヨハネは忘れない、大好きな日々だから大好きな3人だから」
「私も善子と過ごした日を忘れないよ」
「忘れたくても忘れられないですわ…あなたのような方は…私も大好きですわ」
「イッエース!マリーも善子と過ごした日々を忘れないわ…もちろんユニットもね」
〜数分後〜
善子と3年生との会話は
終わり
俺は再び善子の隣に行く
「良かったな……」
「えぇ…スッキリしたわ」
善子は俺を見てにっこり笑った
俺も一緒に笑った
「あっ善子ちゃん居たずら〜!」
「善子ちゃ〜ん!」
善子を探していた
マルちゃんとルビィちゃんがやってきた
善子も俺もきっと同じ気持ちだろう
このメンバーで今以上に素敵な思い出を作っていこうと
きっと…このメンバーなら大丈夫だと