ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜   作:花陽ラブ

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赤髪ツインテールちゃんの服

俺、木田正斗は今

国木田花丸ちゃんと休日の朝からある家の前に居る

 

「相変わらず、凄い家だな…」

 

「オラはもう慣れたずら」

 

和風の大きな家、日本の家を絵に描いてみようと言われたらみんな描きそうな

めちゃくちゃ広い家

 

そんな大きな家に住んでいる人

沼津市では一番の名家、黒澤家の方々が住んでいる

なんで、俺やマルちゃんがそんな家の前に居るのかというと

 

「お待たせ、花丸ちゃん!」

 

家の扉が勢い良く空いて

この家から出てくる人のイメージとは少し違う

女の子が出てきた

黒澤ルビィちゃん、この黒澤家の次女

マルちゃんとは小中高と同じで俺も小学校は一緒に居た

上にお姉さんが居て、名前は黒澤ダイヤさん

マルちゃん達と同じ学校の3年生だ

そんなルビィちゃんには、苦手な物がある

それは…

 

「ううん!大丈夫だよ、ルビィちゃん」

 

「おはよう、ルビィちゃん」

 

「…………」

「……っ!??」

 

俺でも何が起こったのか分からないぐらいに

めちゃくちゃ早く、マルちゃんを家の中に入れて

扉を閉められてルビィちゃんが消えた

 

そう、ルビィちゃんは男性が苦手

男性恐怖症なのだ

何故、男性恐怖症になったのかは聞いた事はない

マルちゃんやダイヤさんいわく

男性の雰囲気やゴツゴツした感じが怖いらしい

 

俺は少し平気らしく唯一話せる男の子

と言ってもらった事がある

 

今のリアクションでちょっと不安になったけどね

 

 

「全くルビィったら…お客様を置いて、廊下を走るなんて……」

「あら…正斗さんではないですか」

 

「お、おはようございます、ダイヤさん」

 

再び、扉が開いて

ルビィちゃんかと思ったら

ルビィちゃんのお姉さん、黒澤ダイヤさんが出てきた

 

礼儀正しく、しっかりしている

日本の女性といえばとこんな感じだと思う

厳しい所もあるがその分優しさもある素敵なお姉さんだと思う

 

「おはようございます、ごめんなさいね…ルビィが急に扉を閉めちゃって」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ…多分マルちゃんがルビィちゃんに連絡してなかったんじゃないかな」

 

「ふふ、そうですか…とりあえず中に入りなさい」

 

ダイヤさんが中に入れてくれて

ルビィちゃんの部屋まで案内してくれた

黒澤家の家の中は見た目が高級そうな物ばかり

さすが、名家だ

 

そんな周りの物を見ていたら、ルビィちゃんの部屋までやってきた

 

「ルビィ?正斗さんを置いていってはダメじゃないですか…入っても大丈夫ですの?」

 

ダイヤさんが部屋の中に居るはずのルビィちゃんに話し掛ける

 

「ま、待って!あと少しだけ」

 

中で何かをしているのか、少し騒がしい

 

「はぁ…正斗さんごめんなさい」

「少しだけ待っていて下さい」

 

ダイヤさんだけが中に入り

何かの手伝いに行った、俺は言われた通り

待つことにした

 

〜数分後〜

 

「もう中に入ってもいいずら〜!」

 

中からマルちゃんの声が聞こえ

俺は部屋の中に入った

 

 

「お、お待たせ……木田くん」

 

中に入ったら、ルビィちゃんが待っていて

少しもじもじして下を向いている

どことなく顔が真っ赤だ

それに……

 

「大丈夫だよ…それよりルビィちゃん」

 

「は、はい」

 

「その服、似合ってるね…可愛い」

 

ルビィちゃんは今どきの女の子が着そうな

可愛らしい服を着ている

なるほど、それを着る為だったのか

 

「っ!?……へへ、そっか」

「ありがと」

 

ルビィちゃんは近くにあった、ぬいぐるみをぎゅうと抱き締めて

凄く、嬉しそうだ

 

なるほど、めちゃくちゃ気に入ってる服だったんだな…

 

 

 

〜数時間後〜

 

「今日はありがとうございました、花丸さん、正斗さん」

 

「マルも楽しかったずら!」

 

「楽しかったです、ありがとうございました」

 

夕方、遊んでいると時間が過ぎるのは早い

俺とマルちゃんは家に帰る事にした

ルビィちゃんは少し離れた所に居て、ダイヤさんが代わりにお礼を言っている

 

「ところで正斗さん…今日のルビィの服」

「どうでした?」

 

「可愛かったですよ、ルビィちゃんあんな服好きですもんね…よっぽど気に入ってるんですよね」

 

「………」

「ルビィが……貴方に見てほしいから選んだ服なのに」

 

ダイヤさんが少し、残念そうな顔をして

俺やマルちゃんには聞こえないレベルの声で何かを言った

 

「独り言ですわ、さぁ早く帰らないと御家族の方が心配しますわよ」

 

「は、はい!」

 

ダイヤさんが俺達をビシッと指を指して

行ってきたので、2人で急いで家に帰った

 

ルビィちゃんが見せてくれた意味

ルビィちゃんの気持ちに気付くのは

 

もう少し先の話だ

 

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