ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜 作:花陽ラブ
「おはよー」
朝、学校に登校し
クラスの中に入った
俺は自分の席に座ると
友達2人が俺の傍にやってきた
「正斗お前!花丸ちゃんを泣かしたって本当か!!」
「俺、見たぞ、泣いて走った花丸ちゃんをお前が追い掛けてるのを」
「ちょっ、なんだよそれ!」
昨日のやり取りを見られていたのか
まずい…俺が本当にマルちゃんを泣かしたみたいになる
「えー!木田くん酷い…国木田さん、可愛らしいのに泣かせるなんて!」
「木田くんがそんな人だったなんて」
「えっ……ま、マルが可愛い?」
俺達のやり取りを見ていた女子が近付いて
マルちゃんの肩に手を置いて
俺を見て、怒っている
自分が可愛いと言われてびっくりしているマルちゃん
「うん!国木田さんは可愛いよ?実は私、Aqoursのライブとか見に行ったり、ネットで動画とか見てたんだよ?」
「私も!津島さんとか黒澤さんとか見てたよ!」
「ま、マル……すぐオラとか、ずらって言っちゃうよ?それでも?」
「ふふ…大丈夫だよ?国木田さんはそこが可愛いと思うよ……私凄く嬉しかったんだ、あのAqoursがウチの学校に来てくれるんだって」
「…うぅ…ひっ……っ」
二人はマルちゃんや善子達にそう言った
クラスの全員が頷いていた
マルちゃんは嬉しかったのか、涙を流していた
「く、国木田さん!?ご…ごめんね?なんか変な事言ったかな?」
「違うずら……オラ、嬉しくて…凄く不安だったから」
「昨日……正斗くんにも励ましてもらって、今日…みんなにそう言ってもらえるなんて思ってなくて」
涙を流す、マルちゃんにびっくりして
慌てていたがマルちゃんが自分で涙を拭いて
この涙は嬉し涙で昨日の事も違うと言ってくれた
「だから言っただろう?マルちゃんは可愛いってさ…」
「へへ…正斗くんが言ってた通りずら」
俺は優しくマルちゃんの頭を撫でて
涙を優しく拭いてあげた
「コラー!イチャイチャすんじゃないよ!嫌味か正斗!」
「国木田さんを取らないでよ!木田くん!!」
俺とマルちゃんのやり取りを見た
クラス全員が、俺をマルちゃんから離して
男子全員が俺を袋叩きしにきた
女子はマルちゃんを抱き締めて優しくしていた
な、なんで俺だけ…
「………」
クラスの中を誰かが見てたような気がした
百瀬に似ていたような…
まぁいっか
〜お昼時間〜
マルちゃん達はクラスの女子とお昼を食べる事が決まり
俺は1人で屋上にて弁当を食べる
母とマルちゃんが作ってくれた弁当
美味しい
「だ〜れだ!」
「百瀬…」
「へへー当たり」
急に視界が暗くなり
声が聞こえてすぐに分かった
百瀬は俺の前に来て笑っていた
「百瀬……お前がマルちゃんに変な事を言ったんだな」
「……変な事じゃないよ、事実だよ」
「なんで、マルちゃんにあんな事言ったんだ…マルちゃんは何もしてないだろう」
「あるよ……私は正斗が好きなの」
「だから国木田さんが邪魔なの…正斗の目には私が映っていない、映っているのは国木田さんだから………その瞳に私しか映さないようにしようとしているだけ」
俺が百瀬に聞いたら
百瀬は表情を変えず、ゆっくり近付いて
両手で俺の頬を触り
じぃと俺を見た
百瀬は俺が好き…
だからって…マルちゃんを泣かせるなよ
「百瀬の気持ちは分かった…でも」
「だからってマルちゃんを泣かせるなよ」
「……ふふ、怒った正斗もカッコイイな」
「まだ私は諦めないよ……まだ邪魔な奴が居るしね、またね」
百瀬を睨むように見た俺に
百瀬は微笑んでいた
また俺に近付いて、俺の頬にキスをして
屋上をあとにした
俺は……百瀬には仲良くしてほしいだけなのに
俺はキスされた頬を触り
ゆっくり青空を見上げた