ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜   作:花陽ラブ

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百瀬の想い

「…………」

 

ルビィちゃんが病院に運ばれて

ルビィちゃんのお母さんやお父さんがやってきた

もちろん、マルちゃんや善子達もやってきた

俺は病院の外に行こうと一旦外に出て

既に暗くなってしまった空を見上げていた

 

「ま〜さと♪」

 

「百瀬……お前、よく来れたな」

 

ひょっこりと現れたのは

百瀬だ

悪気なさそうな顔をして俺の顔を見ている

 

「言ったじゃん、まだ邪魔な奴が居るって」

「でも、まさかあんな過去があったなんてね…正直私もびっくりだよ………昔のトラウマを思い出して、黒澤ルビィは潰れたわ」

 

百瀬は淡々と話して

最後ににっこり笑った

 

俺は無言で百瀬の胸ぐらを掴んだ

 

「はは、正斗が私を見てくれてる…あの国木田でも黒澤でもない」

「私だけを見てくれてる……」

 

「お前……何がしたいんだよ」

 

「決まってるよ…正斗を私の物にしたいからよ」

「私は正斗が好きなの、愛してる……それを邪魔するあいつらが憎いだけだよ」

 

歪んでいる

正直に俺は思った

こいつはおかしい……

 

「……正斗くん」

 

自分の名前を呼ぶ声に振り向くと

そこにはマルちゃんが居た

なんてタイミングだよ

 

この状況はまずい

 

「なんで……谷崎さんも居るずら?」

 

「あぁ〜正斗話してなかったんだ…」

「教えてあげるわ…それは黒澤さんを壊したのは私だからよ」

 

「えっ……」

 

「黒澤さんにこれを送って、私が思い出させてあげたの……」

「あの時の快感を…」

 

マルちゃんは自分で持っていたカバンを落とし

しばらく動かなかった、マルちゃんが再び動き出して

百瀬の頬をビンタした

 

「最低ずら!!ルビィちゃんがあなたに何をしたずら…どんな理由だろうとマルはあなたを許さない!!」

 

マルちゃんに涙を流して

百瀬を睨んでいた、こんなに怒ってりマルちゃんは初めて見た

 

「いってぇな……お前さえ居なければ!!!!お前さえ…居なかったら」

「私は正斗と付き合えたんだ……私は幸せになれたんだ」

 

百瀬もマルちゃんにビンタをし

胸ぐらを掴み、怒鳴って

涙を流している

 

「なんで……なんで」

「正斗はお前を選んだんだよ…正斗の事を想っていたのは私なのに、正斗の事をただの幼馴染みとしか思ってないお前なんかに」

 

胸ぐらを掴んでいた手は

次第に離れて、マルちゃんの顔に涙が流れている

百瀬の気持ち…

俺が近づこうとしたがマルちゃんが喋り始めた

 

「正斗くんを想ってるなら、なんで真っ向勝負しないずらか」

「なんでこんな卑怯な事ばっかりするずら……こんな卑怯な事しかしない谷崎さんに正斗くんは渡せないずら、マルは……オラは絶対に許さない」

 

 

百瀬はマルちゃんから離れて、急いで

暗闇に消えてしまった

あっ……百瀬の奴、ちゃっかり俺がマルちゃんが好きってちくりやがった

まさか、こんな形でバレるとは…悲しい

 

「正斗くん…」

 

「な…何?」

 

「オラ…幼馴染みとしてそこまで想ってくれてるなんて嬉しかったずら!」

「正斗くんはマルが守るから任せてね!」

 

俺はふらっと倒れて

寝てしまった

 

まぁ、そんな落ちだよな…

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