ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜   作:花陽ラブ

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理亞の気持ち

「まさとく〜ん!まって〜!」

 

「まるちゃんはやくはやく〜!」

 

「ずらっ!?」

 

「まるちゃん!?だいじょうぶ…?」

 

あれ?これは小さい頃の俺やマルちゃんだ

なんでこんなの思い出しているんだろう

 

「うぅ……いたいずら〜!!!!」

 

「な、なかいで!まるちゃん」

「ぼく、おかあさんからいつもいたくなくなるまほうをかけてもらうんだ!それをまるちゃんにもしてあげるよ」

 

「ひっ……いたくなくなるずら…?」

 

「うん!いたいのいたいの〜とんでいけー!!」

「ねっ?いたくないでしょ?」

 

「うわ〜!ほんとずら!まさとくんすごい」

 

あれ…?

なんか……どんどん離れていくような…

 

 

「と…くん!」

「まさ……くん!!」

 

誰だ?俺を呼ぶのは…

まる…ちゃん?

 

「正斗くん!!」

 

「んん…マ……ルちゃん」

 

「良かった………良かったずら」

 

段々意識がハッキリしてきた

どうやら、俺は気を失い

病室に居るようだ…

マルちゃんに抱き着かれた

 

「ま、マルちゃん…大丈夫だから、離れて」

 

「あ、うん…ごめんずら」

 

「まったく…あんたまで倒れないでよね」

 

「はは、まったくだ…」

 

マルちゃんも善子にも心配掛けちゃったな

俺が倒れる前の事を頭の中で整理をした

ココ最近、本当に色んな事が起こってるからな…

なんて考えていたら、病室の扉が開いた

 

「理亞ちゃん!?」

 

「なんで…理亞が居るのよ」

 

「今日はたまたま、沼津まで行く用事があって…せっかくだからルビィ達に会おうと思って……」

「そしたら、国木田花丸からルビィが倒れたって連絡きて…」

 

「理亞ちゃん、すっごく心配そうな顔してたよね〜!」

 

理亞ちゃんはSaint Snowを解散してから

新しいスクールアイドルを始めたらしい

主にルビィちゃんと仲良く連絡を取り合ってるらしく

俺もルビィちゃんから聞いている

で理亞ちゃんの後ろからひょっこり顔を出している女の子が

理亞ちゃんの新しいスクールアイドルの相方

中宮律華

 

話には聞いていたけど初めて会うな…

 

「ちょっと…律華、私そんな顔してないから!」

 

「あれれ〜?国木田さんから連絡きてすぐに走って向かってた癖に」

 

「あっ…理亞ちゃんの新しいスクールアイドルのメンバーずら」

 

「うんそうだよ…私は中宮律華、Aqoursの皆さんの話は理亞ちゃんたくさん聞いてるよ」

 

律華ちゃんか、明るい子みたいだな

凄く仲良さそうだし、良かったな

理亞ちゃん

なんて、俺が考えていたら理亞ちゃんが近付いてきた

 

「先に謝るわ…ごめんなさい」

 

「えっ…?」

 

理亞ちゃんが先に謝ると言ってから

すぐに俺の頬にビンタをした

何が起こったのか、一瞬分からなかったが

理亞ちゃんの気持ちがなんとなくわかった気がした

 

「あちゃ…やっちゃったよ」

 

「り、理亞ちゃん!?」

 

「あんたのせいよ……ルビィがこんなに傷付いているのは…あんたはルビィがどれだけ自分の気持ちを隠してあんたに接してるのかわかる?」

「あんたや国木田花丸の気持ちを知ってて!!ルビィは気持ちを隠してるの……それなのに、あんたはルビィが苦しんでる時に助けもしない!最低よ!!あんたなんて……!!!!」

 

理亞ちゃんは俺の胸ぐらを掴み

大粒の涙を流し、俺に向かって叫んだ

 

ルビィちゃんの気持ち?俺やマルちゃんの……?

俺は…ルビィちゃんに何もしてあげられていないのか…

 

「はぁ………はぁ」

「言い過ぎたわ…ごめんなさい、でも私はあんたを許さない、私はルビィの所に行くわ」

 

「ま、まったね〜」

 

 

「…正斗くん……」

 

俺は周りの音が聞こえなかった

それほどショックがデカかった

俺はルビィちゃんの気持ちがわかってるつもりだった

俺がルビィちゃんを苦しませていたのか…

 

俺は………ルビィちゃんを助けられなかった

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