ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜 作:花陽ラブ
夜も遅くなり、マルちゃんは善子の家に泊まり事になり
俺は病院で1日だけ入院する事になった
理亞ちゃん達は泊まるホテルに行ってしまった
俺は理亞ちゃんに言われた言葉を未だに引きずっていた
「はぁ……」
「なんて顔をしてるのですか…」
「……ダイヤさん」
下を向いて、落ち込んでいたら
懐かしい声が聞こえた
病室の扉の前には東京の大学に行った
ダイヤさんが居た
「マルちゃんの連絡見たんですね…」
「えぇ…慌てて電車に乗って、こんな時間になってしまいましたわ」
「………俺、理亞ちゃんに言われちゃいました」
「ルビィちゃんの気持ちを気付いていない、ルビィちゃんが苦しんでいるのに助けなかった……って」
俺はダイヤさんに理亞ちゃんに言われた事を話していた
自然とダイヤさんに相談していた
昔からダイヤさんには弱音や相談したっけ…
「俺……最低なんですかね」
「確かに…ルビィの姉としては」
「理亞さんの気持ちには共感出来ますわ、正斗さんは少々乙女心のお勉強が必要ですわ」
「うぅ…」
ダイヤさんの言葉1つ1つがグサグサと刺さる音がした
やっぱり俺は……
「ですが…そんなあなたをルビィは心から信頼しています、男性恐怖症なルビィが唯一話せる殿方……私は正斗さんが最低な人とは思いませんわ」
「理亞さんも、ルビィが倒れたショックでパニックになっただけですわ…」
「そう……なんですかね」
ダイヤさんは優しくルビィちゃんにするみたいに
俺の頭を撫でてくれた
たまに見せてくれる優しい笑顔のダイヤさん
俺は好きだな
「これを言ってしまったら、ルビィに怒られてしまいますが…家であなたの名前を呼ぶ練習をしていたんですよルビィは」
「ルビィちゃんが…」
俺が知らないルビィ
そうか…そこまで俺の事を
「行きますか…?」
「はい…今すぐルビィちゃんに会いたいです」
「………ルビィを悲しませたら許しませんからね」
俺はベッドから降りて
病室から出ていき、ルビィちゃんが居る
病室に行った
黒澤ルビィと書かれた病室
ここにルビィちゃんが居る
俺はゆっくりと扉を開けて
中に入った
まだ寝てしまっているルビィちゃん
「ルビィちゃん……俺、君が思ってるほど優しい人間じゃないんだ」
「君の気持ちも知らなかった…君が苦しい思いをしてたのに気付けなかった」
「今回の事もそうだ……怒ったのはマルちゃんで俺は何もしてない」
「ま……とくん」
俺が椅子に座り
眠るルビィちゃんに1人で話した
涙が出てきた、そんな時にルビィちゃんの声が聞こえた
ルビィちゃんの顔を見たら、ゆっくりと目を開けた
「ルビィちゃん……」
「正斗……くん」
「良かった……ほんとに良かった」
「ルビィね……正斗くんとの夢見てたんだ」
「正斗くんと買い物に行ったり、正斗くんと映画見たり、正斗くんと色んな所に行った…正斗くんと付き合ってる夢」
「………」
「ルビィね……好きだよ」
「正斗くんの事大好きだよ……」
「……………」
「…ごめん、俺はマルちゃんが好きなんだ」
ルビィちゃんの告白を俺は断った
俺はまたルビィちゃんを傷付けてしまったのかな…
「知ってたよ……正斗くんはルビィの事見てくれてないって、確かに苦しかった…辛かった」
「でもね…ルビィの大好きな2人だったから、正斗くんと花丸ちゃん大好きな2人だから心から応援したいと思った………」
「でも……俺は君が思ってるような人じゃあ…」
「そんな事ないよ?ルビィにとって正斗くんは最高に優しくてカッコイイ人だよ…」
「だって……今もこうしてルビィとお話してくれる、ルビィの為に涙を流してくれる」
ルビィは小さな手で
僕の頬を触り、涙を拭いてくれる
ルビィちゃん…ありがと
「ルビィの為を思うなら…花丸ちゃんを幸せにしてあげて……?」
「もし良かったら……1番最初に教えて?」
「もちろんだよ……1番最初に教える」
「絶対に幸せにする…だから泣かないで」
ルビィちゃんも涙を流していた
俺もルビィちゃんの涙を拭いてあげた
「あれ?おかしいな…ルビィ、悲しくないのに」
「ルビィ……フラれるのわかってたのに、なんで…こんなに苦しいの、こんなに悲しいの」
「うぅ……うわぁぁぁぁあ」
ルビィの頭を優しく撫でてあげた
今日だけ、俺はルビィちゃんを優しく抱き締めた
ありがと、ルビィちゃん
ごめんね…絶対に花丸ちゃんを幸せにするから
君に何かあったら、絶対に助けに行くから