ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜 作:花陽ラブ
「なぁ木田!お前の彼女だよな、これ」
学校の昼休み、俺は教室の自分の机でうとうとしていたら
同じ部活の友達にスマホを見せられた
画面を見たら、マルちゃんがメンバーに居る
スクールアイドルAqoursが映っている
「彼女じゃないよ…幼馴染みなだけだよ」
「彼女じゃないのかーじゃあさ、俺にし「絶対にやだ」
「まだ途中なんだけど…」
スマホの画面で楽しそうに踊るマルちゃんを見て
前々から気にはしている事が出てきた
そう…男が、近寄ってくるのではないだろうかなと
学校が終わり
家に帰ってきたら、母が東京に行っていて帰ってきている
東京のお土産をマルちゃんの家にも持っていきなさいと
言われたので、持っていく事にした
「おや?正斗くん、来てくれたんだね」
「こんばんは、おばさん…マルちゃんは家?」
「えぇ、マルなら家に居るから会ってあげて」
お寺の門をくぐり、歩いていたら
マルちゃんのおばあちゃんが居た、挨拶をしてからマルちゃんが居るか確認をして
お土産の事を話して、家に向かった
「美味しいずら〜」
恐らく、縁側に居るだろうと縁側に行ったら
美味しそうに和菓子を食べているマルちゃんが居た
「やっぱり居た…」
「あっ、正斗くん…こんばんは」
「これ、母さんが東京に行ってきてマルちゃん達にお土産だって」
「東京のお土産!!嬉しいずら、正斗くんも食べようよ…時間大丈夫だよね」
東京のお土産が入った、袋をマルちゃんに渡したら
目をキラキラさせて喜んでくれた
一緒に食べようと誘われて
食べる事にした
マルちゃんはお茶を用意しに行ってくれて
1人、縁側に座り待っている事にした
「お待たせ〜!さぁ食べるずら」
お土産のお菓子を皿に入れて
持ってきてくれた、2人だけで食べるお菓子
最高に美味しい
「あっ、そうだ…正斗くんに伝えたい事があったんだ」
「伝えたい事?」
マルちゃんが何かを思い出したのか
嬉しそうな顔をして話し始めた
「あのね、今日…オラのファンだって人に会ったんだ!」
ふぅ〜ん
ファンか………
ファン!??
「ぶっ!??」
「えっ!大丈夫ずら…熱くなかったずら?」
びっくりした俺はお茶を吹き出して
慌ててマルちゃんがハンカチを持ってきて拭いてくれた
俺も自分で拭いたりした
「だ、大丈夫だよ…続けて」
「う、うん…今日の放課後にね、ルビィちゃんと一緒に本屋に居たらね」
「同い年ぐらいの男の子からファンですって言われちゃったずら」
すっごく、嬉しそうに話してるマルちゃん
た、確かにスクールアイドルなんだ
ファンの1人や2人は付くとは思う
しかしなんだ…この嬉しくない気持ち
「もちろん、ルビィちゃんは離れた所に居たけど」
「どうするつもりだったの……」
「えっ?」
「もし、その男が悪い奴でマルちゃんやルビィちゃんに何かあったらどうするつもりだったの……」
「あんまり、仲良くしない方がいいよ」
俺は何を言っているんだ
マルちゃんにファンが付いたのに、何をムカついてるんだ
何を……
「ごめんなさい…」
マルちゃんはしょんぼりした顔で
申し訳なさそうにしている
違う…俺はこんな顔をさせたいんじゃない
マルちゃんには笑っていてほしいんだ
「俺もごめん……なんか言い過ぎた」
「ファンが居るのは嬉しい事だもんな」
「…オラ……オラ、正斗くんが一番だよ?」
「えっ?」
急にマルちゃんが近付いてきて、俺にそんな事を言う
えっ、ま…まさか告白
「オラのファン1号は正斗くんだと思っているし、その男の子が1号とは思ってないずら!」
あぁーなるほど
俺はファン1号じゃないから拗ねてると思っているのか
はは、悲しいな…
優しく頭を撫でるマルちゃん
俺は、その撫でている手を掴んだ
「ずら?」
「お、俺はそんな事を心配してない…」
「俺が心配しているのは…君に何かあったら俺は……」
俺はマルちゃんの顔に近付いて
どことなくマルちゃんの顔が真っ赤のような気がするが
そんな事は気にしない
「おや?マル…食べているんだね」
急にマルちゃんのおばあちゃんの声が聞こえて
俺もマルちゃんもびっくりして
慌てて離れた
「う、うん…すっごく美味しいずら」
「じゃ、じゃあ…俺はそろそろ帰るよ」
「そうかい、今日はありがとね…また遊びにおいで」
俺はおばあちゃんに挨拶して
マルちゃんの顔はろくに見れなかった
なんだか、マルちゃんも顔が赤かったような気がした…
「……なんだろ、オラ凄くドキドキする」
「あの時……何かを期待してた、正斗くんに…わかんないずら」