ラブライブ!!サンシャイン!〜文学少女の恋煩い〜   作:花陽ラブ

6 / 50
赤髪ツインテールのトラウマ(前編)

夏も近付いて、日に日に暑くなってきているこの頃

俺は駅まで歩いていた、沼津まで行くには電車が必要不可欠

沼津に行く理由は欲しい物が近くにはなく

沼津まで行く必要があるからだ

 

そんな歩いていたら

身に覚えがある赤髪でツインテールの女の子が前を歩いていた

きっとあれはルビィちゃんだ

 

同じ方向だからきっと駅の近くに用事があるのだろう

俺は話し掛ける事にした

 

「ルビィちゃん!」

 

「……?」

 

俺は少し近付いて聞こるぐらいの声量で話し掛けた

動きが止まって、少しチョロチョロしてから後ろを振り向いた

俺は振り向いてくれたルビィちゃんに手を振った

 

「……っ!??」

「ぴ、ピギィィィィィ!!!!」

 

俺に気付いたルビィちゃんはみるみる顔が真っ赤になって

普段の彼女からは想像出来ない、猛スピードで走り出して見失ってしまった

しまった…ルビィちゃんは男性が苦手だから

急に話し掛けるべきじゃあなかったか

俺は急いで、ルビィちゃんが走った方向に走った

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ」

「ど、どうしよ…木田くんにびっくりしちゃって逃げちゃった、ルビィ…凄く嫌な子だ」

 

「ねぇ君…1人かい?」

 

「えっ…?」

 

 

 

 

恐らく、ルビィちゃんが走ったのはこの辺りだと思うが

ルビィちゃんどこに居るんだろう

俺はルビィちゃんを探す為に周りを探した

 

「違うのかな…?」

 

ルビィちゃんが居そうな場所は探したが、見付からない

残るは公園の奥にある森ぐらいだ

そこに向かおうとした瞬間

 

「いやぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 

普段から聞いている声が聞こえた

しかも悲鳴だ、ルビィちゃんに何かがあったのだ

俺は急いで向かった

 

 

「いやっ!!来ないで…男の人いやだ!!!!」

 

「大人しくしてくれたら何もしないから!じっとしてて」

 

奥からガサガサと音がする場所があり

そこに行くと

男に今にも襲われそうになっている、ルビィちゃんが居た

ルビィちゃんは涙を流し、必死に抵抗している

男は息を荒くして、ルビィちゃんに夢中だった

 

「何をしてんだ!!お前ぇぇ!」

 

俺は真っ先に男のお腹を蹴り

ルビィちゃんから離した

男はめちゃくちゃ弱く、すぐに気絶してしまった

 

俺は急いで、ルビィちゃんの所に駆け寄った

 

「ルビィちゃん大丈夫!?」

 

「いやっ!!!!来ないで!…来ないで!!…お姉ちゃん、助けて」

「お姉ちゃん、お姉さん、お姉ちゃん」

 

ルビィちゃんは全く、俺を見ようとせず

自分を守るように丸くなって体を震わせていた

ダイヤさんに助けを求めながら

 

 

そこから、俺は警察と救急車を呼んだ

ルビィちゃんを襲った犯人は捕まり

ルビィちゃんは急いで、病院に連れて行かれた

 

事件の事を知った、マルちゃんやダイヤさん達がすぐ来てくれた

 

「正斗くん!ルビィちゃんは…」

 

「うん…今は病院の先生がルビィちゃんを落ち着かせてる」

 

「……ルビィちゃん」

 

病院の待合室でマルちゃんが聞いてきたので

俺はそう答えた

ダイヤさんや、ルビィちゃんのお母さん、お父さんも凄く心配そうだ

 

「正斗さん…ルビィを……妹を助けてくれてありがとうございます」

「本当に…ありがとうございます」

 

ダイヤさんは俺に近付いて深々と頭を下げた

ダイヤさんの目からは涙を貯めていた、こんなダイヤさんは初めて見た

 

「あの……ダイヤさん」

「もしよかったら…ルビィちゃんが男性恐怖症になった理由を教えて貰いますか…本当の理由を」

 

俺は決心をした、ルビィちゃんが男性が苦手な理由は

他にあるはずだと

 

「……」

「ここでは話せません、場所を移動しましょう」

 

ダイヤさんは悩んでいたが

周りを考えて場所を移動しようと言ったので

俺やマルちゃんも3人で病院の外に出た

 

「ここなら大丈夫でしょ…」

「………この話はあんまり人には話したくありません、ルビィの大事な話ですから…でもあなた方2人には話しても大丈夫と思いました」

 

「はい…」

 

ダイヤさんは決心をしたように俺達にそう言った

決して、他の人には話して欲しくない

ダイヤさんは言ったので俺達に頷いた

その内容は俺が想像してたより

酷い内容だった

 

 

 

 

 

「ルビィが中学に上がろうとしていた時期に…」

「複数の男性に…襲われたのですわ」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。