スヤァ
チュンチュン
「ん・・・」
俺のベッドに抱き枕なんてあったか・・・やわらけぇ・・・
最近の枕はしっかりホールドしてくれるのか。なるほど、安眠できる理由の一つか。
「おはようございます・・・」
耳元で囁かれる甘いボイス・・・目覚まし機能か?とりあえず止めるか・・・
ナデナデ
「はぁ///伊吹さん・・・」
髪の毛のような触り心地。まるで同人の抱き枕カバーがリアルに出てきたようだ。
「私・・もう我慢・・出来ませんよ・・はぁはぁ」
音声止まらないな。なんでだ?不良品か?
ガバッ
「ぬお!?」
「焔さん・・・いいですよね??」
「ちょ、ま、まって!何事!?」
「我慢できませんよ・・はぁ・・」
「落ち着け!早まるな!朝から早い!!」
あ、なんか違くね?
「夜・・ならいいのですか」
「ダメに決まっているだろう!とりあえず、俺の上から降りるんだ」
「えぇ?とは言っても体は正直ですよ??」
ん・・・男なら誰でも経験がある生理現象じゃ!!
「気のせいだ」
「でも「気のせいだ」」
「とにかく降りろ。他の人見られたらまずい」
「えぇ?私は良いのですよ?相思相愛なので良いじゃないですか!」
え?なんて?相思相愛なの?え?
「は?何を言ってるんだ。俺はお前を恋愛感情で見たことはない」
「昨日・・・責任取ってって言ったらうんって」
・・・まさか!寝ぼけて変な返事を!?というか知らぬぞ!
まずは俺が落ち着け。
「俺は覚えていない。済まないが他を・・・」
「なんで・・・なんで!私に優しくしてくれたじゃないの!私好きになっちゃったんだよ!責任取ってよ!」
優しくされただけで落ちるか普通!!
「い、今の俺では無理なんだ。ごめん」
こいつの全身傷・・・もしかして愛を知らずに生きてきたのか優しさも?でも、呉の子たちは・・・優しいはずだ。でもなぜ。異性だから?
「逃ガサナイ・・・」
「え」
「無理ナラ私ノモノニスレバイイ。そうすれば一緒にイラレルデショ?」
「あわわわ・・・」
・・・ッハ!!電が移った!!!どうする!おい・・・落ち着けお前!!
「な、何をする気だ」
「なにって・・・私のモノに」
カッター持ってんじゃねーよ!!!ライフで受けるか!?死ぬわ!!
そのピンクのモコモコパジャマのどっから出したよ!!!マウント取られてるけど相手は女!恐れるに足らない!!手首をつかんで・・・
「ぬおおお」
「ひゃ!」
流石、華奢な体だ。軽い。どこかのヤンデレ艦娘よりな・・・
「良いか!よく聞けよ!今の俺は責任とれる覚悟がない!軍人の身だからな!相手を残して先に逝くわけにもいかない!悲しませたくないから。責任とかは終戦してからと決めている。お前はまだ若い!これから先良い人が現れるかもしれない!前を見る希望を捨てるな!俺で留まるな。強く前向きに生きろ。終戦してそれでもいい人が居なかったら俺の所に来い。お前のすべての責任を取ってやる」
「・・・はひ」
ふぅ・・・勢いで言ったから自分の言葉に責任持つの厳しい・・・
ガリッ
「ん?」
「提督、今の言葉本当ですか?テイトク」
「は、榛名さん?」
なぜこのタイミングで!!!
「起きてこないので、しかもメスの声もして騒がしくて・・・そうですか」
「誤解だ」
「どこがです!フラグしか立ってないプロポーズでしたよね!!」
フラグって・・まさか俺死ぬんじゃね?戦死か!?
「誤解だ」
「まぁ、いいです。このメスが榛名の邪魔をするのですね」ギロ
「はわわ・・・」
「榛名落ち着け!これ以上私を落胆させるな!」
と、とりあえずまた勢いだわ
「て、提督・・・榛名のこと嫌いに・・・」
あ、やべ逆効果だ。何言ってるんだ俺!三十秒前の俺死ね!!
「提督がキライ?榛名のことを?キライ?」
「ち、違うぞぉ~?榛名の事は好きだぞ?部下として」
あえて最後をフェードアウトして言っていく!いやぁ、まぁ、嫁として何回かほしいとは思ったけど・・・
「へ?本当に?」
えぇん!かわいいほしいぃ!あざとい!というか、真鶴さんは!
あ、いつもの感じに戻ってるわ・・・とりあえず榛名の気迫に救われたな
「提督は・・・好き・・・榛名の事」
「部下としてな!」
「と、とりあえず!飯食いに行け!!!」
「提督!食堂で待ってますね??」
「あぁ」
ふぅ・・・敵影は無しと。ミッション完了。
なんでブサメンの俺がモテるんでしょうかね。なんででしょうか。あ、俺モテてんのか!え!まじ!俺の長年の思いがぁああかなったぁぁあ!!!
でもヤンデレなんだよな・・・後で長門か大淀に聞こう
「真鶴さん、大丈夫ですか?着替えて朝食にしましょう」
「は、はひ・・・」オロオロ
何だこの小動物のような感じは・・・保護欲。守りたい・・・
あ、昨日の暁の水と女に気を付けろって何だったんだろう。何を予言したんだ?
とにかく、なりふり構わず優しくするのやめようかな。ヤンデレを生みかねない。恐らく真鶴さんは異性に優しくされてヤンデレモードに変わったとみるのが妥当か?
それと・・・寝言でないように気を付けよう。
誤字脱字がありましたら遠慮なくご指摘ください。
暁の水と女に気を付けよ。という占い。いったい何だったのでしょうか。
前話に答えがあるかもしれませんね。
次回話も宜しくお願い致します。