免許取ったり免許取ったり免許取ったりで忙しかったので中々更新出来ませんでしたが、ようやく更新出来ます!
待たせたな!(スネーク)
あとタイトルは決してダーマッではごさいやせん
ブレイダ達はいつもと同じように学校で過ごしていた。
「ブレイダ、お前誘拐されかけたんだって?」
「うん、結構危なかったけどね」
「誘拐の時点で危ないような気もするけど…まー、ブレっちが無事だからいっか」
「それはいいって言うのか…?」
三人が話していると授業開始のベルが鳴り、教室の中の生徒達はそれぞれの席につき、理科の授業を担当する門矢先生が入ってきた。
「よし、授業を始めるぞ」
門矢に言われ、委員長の号令で授業を開始した。
「今日は少し変わったことを教える。とは言っても、テストに出るようなものでもないから雑学程度に聞いていろ」
そう言って門矢は黒板に数本の線を書き、その下に世界の字と本数分の数字を書いた。
「これは平行世界を簡易的に表したものだ。平行世界とは、様々な地球や世界があり、それらは交わらないものの確かに存在している、というものだ。パラレルワールドと言った方がお前達も聞き慣れていると思う。で、この図はその平行世界を線で表したもので世界線と言うものだ」
「その存在はどうして分かるんですか?」
一人の男子生徒が門矢に質問した。
「いい質問だ。では今の質問を踏まえて教えるぞ。今のシーンでも大きく分けて二つの分岐が出来た。例えば、今鈴岡が質問したこの世界線は世界1としよう」
そう言って門矢は一番右の線の下の世界1の文字を丸く囲った。
「で、二つ目だ。特に難しく考えることはない。鈴岡が俺に質問をしなかった世界線だ。これを世界2とする」
そう言って門矢は同じように右から2番目の線の下の世界2の文字を丸く囲った。
「このように、平行世界という物は、小さいところから言えば人一人の言葉や行動の違いから分岐し、大きなところまで言うならば歴史そのものが違っていることさえある」
「ダーク・デイが無い世界線もあるんですか?」
「もちろんだ。まあ、あるいはこの世界線が特殊なのかもしれないけどな」
「へー…じゃあ、宝くじを一枚買って当選する、って言う世界線もあるんですか?」
「理論的には存在する。宝くじの当選番号や自分が得るくじの番号ももちろん違う訳だがな」
「世界線は数えきれないほどあるんですね」
「そうだ。数え切れるやつがいたらそれこそ凄いがな」
門矢は微笑みながら言った。
そうこうしている内に授業終了のベルが鳴り、委員長が挨拶をして授業が終わった。
そして、数分後に担任の先生が教室に入ってHRを行い、午前中で学校は終わった。
「それじゃあ、帰ろっか」
「ああ」
「うん」
そう言って三人は荷物を纏め、鞄を持って教室から出た。
そして、ブレイダが下駄箱を開けた時、靴の上に何か封筒が乗っているのに気付いた。
「?なんだろう、これ」
「どうした?」
「なになに?」
ブレイダは封筒から手紙を取り出し、読み上げた。
「んーと、これは…」
横から二人も手紙を覗き込んだ。
「ラブレター?」
「ってわけでもなさそうだな…」
「一回読んでみようか。何々…」
ブレイダは手紙を読み始めた。
『先日は助けて頂き、ありがとうございました。お礼だけでも言いたくてなんとか柊さんをお探ししました。ですが、面識もあまりないので突然会うのも失礼だと思い、お手紙にしました。体育館の裏でお待ちしております。
1-B 大森 めぐみ』
と書かれていた。
「うーん、ラブレターみたいに呼び出して告白をするんじゃなく、お礼を言いたいんだね。どうする?行く?」
「ふむ、直接話してお礼を言いたいのなら自分が来ればいいと思うのだがな…」
「まあ、わたし達もすぐに帰っちゃうからね。それに、ウチの高校って髪の色にそんなに指定もないから皆カラフルだし、呼び出さないと本人だと分からないから、仕方ないのかな」
「そういう事なら仕方ないか…よし、待たせるのも悪いし行ってみよう」
早速三人は手紙を持って大森と言う生徒の元に向かった。
そして、体育館の裏に行くと一人の女子生徒を見つけ、その生徒に近寄り、女子生徒もこちらに気付いてこちらを向いた。
「えっと、あなたが大森さん?」
「は、はい」
丸ぶち眼鏡を掛け、黒い髪で後ろを二つゴムで縛っている女子生徒はおどおどした様子で返事をした。
「え、えと、柊ブレイダさん…ですよね。先日は本当にありがとうございました」
そう言って大森は頭を下げた。
「うん。無事で良かったよ」
「ねえ大森さん、ここに呼び出したのってブレっちにお礼を言うだけ?」
「あ、いえ、ちゃんとお礼の品も用意してあります」
そう言って大森は二つ箱を取り出してブレイダに渡した。
「これは?」
「手作りのチョコレートです。作ったはいいけど渡す相手もいなくてどうしようか悩んでいた矢先、あの様な事があったので…ブレイダさんともう一人の方の分です。その方に会える様であれば渡しておいて頂けると嬉しいです」
「あ、う、うん。渡しておくよ」
「で、では、私はここで失礼します」
そう言って大森は逃げるように去ってしまった。
「…ま、サリエールに渡しとこう」
「うん…」
そう言って三人は早速ガードナーの基地に行き、サリエールに会いに行った。
基地に来た三人はサリエールがいる仮眠室に入った。
「や、サリエールちゃん」
「やっほー」
「おう、サリエール」
サリエールもこちらに気付き、軽い会釈をした。
「今日は随分と早いね。どうしたの?」
「もう学年末テストも終わったからね。午前中で終わるんだ」
「そういう事…」
「あ、そうだサリエールちゃん。この間誘拐犯から助けた子からお礼のお菓子を貰ったよ」
「何を貰ったの?」
「チョコレートだってさ。しかも手作りの」
「へぇ…」
ブレイダはサリエールの前に白い箱を出した。
中には、何も書かれていないハート型のチョコが入っていた。
ブレイダとサリエールは早速チョコレートにかじりついた。
「ん、美味しい…」
「うん、美味しいねこのチョコレート。また何か作って返してあげよう」
「ブレイダ、その気持ちはいい事だが多分延々と続くことになるだろうから止めておけ」
「そ、そう?」
「仮にブレっちが作って返したらまた向こうも作って来ちゃうからね…いつまでも終わらないやつだ」
「それに、こう言うのは受け取って終わりじゃない?向こうも助けて貰ったお礼で作ったんだしさ」
「そっか…うん、そうだね」
話している内に基地のお昼のチャイムが鳴り、時計は午後零時を指していた。
「んじゃ、お昼ご飯食べて行きましょうかね、お腹も空いてきたし」
「ああ」
「うん、行こう」
そう言ってサリエールとブレイダは急いで残りのチョコを食べ終わり、仮眠室を出た。
「…あれがガードナーのフォワード…大したことなさそう」
そう言って大森は人気のない場所に移動し、メガネを外して投げ捨て、ブレイダやサリエールと同じようなデバイスを取り出して胸に装着し、黒いアンダースーツと紫と緑のラインが入ったバトルジャケットやスカート、シューズを見に纏い、一瞬で姿を消した。
「!?」
「…!」
ブレイダとサリエールは一瞬背筋が凍りつき、その場に立ち止まり、二人に気付いた橘と相川が振り返った。
「?どうした?」
「…いや、なんでもない…」
「う、うん、行こう…」
そう言ってブレイダ達はまた食堂に向かって歩き出した。
「流石だ、大森めぐみ…いや、第1号にして我が最高傑作、究極進化生命体、ガディナ」
そう言われてガディナは片膝をついて頭を下げた。
「いえ、ガディサイト様の作戦があったからこそです。わたくしが貴方様の最高傑作でいられる事を誇りに思います」
「フ…並行世界の果てから呼び寄せたかいがあったというもの。頼んだぞ、ガディナ」
「はっ」
そう言ってガディナは姿を消した。
「…最も、精神年齢は小学生レベルだがな…」
昼頃、ブレイダ達が昼食を食べ終えて休んでいると、街の方から突然爆発音が聞こえ、それと同時にモニターに街の様子が映し出された。
街ではヤミマジュウが暴れており、炎を吐いて街を火の海にしていた。
「ブレイダ!」
「うん!」
ブレイダとサリエールはデバイスを取り出し、基地から飛び出した。
「トランスオン!」
「トランス…オン!」
ブレイダとサリエールは並んで立ち、デバイスを操作して右手で前にかざし、胸元に装着した。
ブレイダのコアクリスタルからオレンジ色に光るバトルジャケットとヘッドホン、シューズ、ブレイブレードのラインが現れ、強く光って装着変身を完了させた。
サリエールのコアクリスタルから長方形の様なエフェクトが現れ、そのエフェクトがサリエールを通過し、装着変身を完了させた。
お互いはお互いの方を向き、ブレイダが頷くと同時にサリエールも頷き、ブレイダはブライトサークルに乗ってサリエールと共に飛び立った。
「来た…トランス…オン」
ガディナは目を閉じてデバイスを胸に装着し、装着したコアクリスタルからバトルジャケットやレオタードが徐々に現れ、装着変身を完了させ、ゆっくりと目を開けた。
「ハァッ!」
ガディナは強く飛び上がり、子供のように笑ってジェット機よりも速いスピードでヤミマジュウの元に向かった。
「ガァァァァァァァ!」
ブレイダ達二人は炎を吐いて暴れているヤミマジュウの前に降り立ち、武器を構えた。
「ガァァァァ!」
ブレイダ達に気付いたヤミマジュウも二人の方を向いた。
「こいつの炎が厄介ね。ブレイダ、貴方はブライトサークルでヤミマジュウの気を引いて。その隙に私がヤミマジュウのヤミノチカラを叩き出すわ」
「分かった!」
ブレイダとサリエールはヤミマジュウの吐いた炎の弾を飛び上がって避け、ブレイダは足元にブライトサークルを作ってそれに乗り、サリエールもその場に浮いて止まった。
「頼んだよ!」
そう言ってサリエールは横に飛び、ブレイダは二つほどブライトサークルを手のひらの上に出し、フリスビーを投げるようにして飛ばし、ヤミマジュウの目の横を通るような軌道を描いてブライトサークルは飛んで行った。
ヤミマジュウも気になったのか、上手くブライトサークルの方を向き、サリエールに背中を向けた。
(よし…!)
サリエールは素早くヤミマジュウのうなじの辺りに向かい、鎌を振り上げた。
そして、サリエールが鎌を振り下ろそうとした途端、何者かに物凄いスピードで地面に叩きつけられ、辺りに轟音が響き、ブレイダはブライトサークルの操作を止め、音のした方を見た。
「見~つっけたっ」
サリエールは謎の女子に身体を押さえつけられ、右手で口元を抑えられていた。
「…!?」
「ごめんね…あなたが使えないから私が来たの…今あなたの役目を終わらせるからね…」
そう言って女子は紫と緑のラインが入った銃型の武器を構え、銃口をサリエールの額に当てた。
「だぁぁぁぁぁぁあっ!」
女子が頭を上げたと同時にブレイダが女子に頭突きをし、女子は大きく吹っ飛ばされ、サリエールは女子から開放された。
「けほっけほっ…随分な無茶をするのね…」
「ごめん、サリエールちゃんを助けるのに夢中だったから…あ痛たた…」
そう言いながらブレイダは頭を押さえた。
「く…くふふ…まさか、二人目がいたなんてね…いや、あんたが二人目か!」
女子はよろめきながら立ち上がり、項垂れていた頭を四十五度上げ、カクカクと身体を立て直した。
「誰よ…あんた…」
「…!」
ブレイダとサリエールは武器を構えて後ずさった。
「ようやくここのかわいい妹に会って役目を変わってあげようと思ったのに…てきと手を組んでるなんてね…本っ当に最低だね。サリエール…」
「…!」
その女子の顔は鬼の様な形相をして二人に近付き、思わず二人はもう一歩後ずさった。
「…いや、あなたのような子に名前なんていらない。あなたには657号の名前がぴったりね!ねえ657号!」
声の明るい調子に合わせて顔も笑っているが、その目は怒りと憎しみで満ち溢れていた。
「657号…?違う、私は…」
「何がちがうの?何もちがわないわ。あなたはほかの誰でもない657号よ。ヤミノチカラを集めるために造られた生命体の一体にすぎない。そして、ガディサイト様はあなたに期待を寄せて作った…だけど、あなたも結局失敗作だったみたいね」
「私は…私は…!」
「657号ちゃん?事実をみとめましょう?あなたはしょせん1号の私、ガディナのコピーの一体でしかないの。しかも、これまでのコピーの誰よりも劣った存在でしかないの。ヤミマジュウも一人でたおせなくなったくらいだものね?てきの子の力も借りないとたおせなくなったのよね?」
「違う!サリエールちゃんは…!サリエールちゃんは貴方の言う失敗作なんかじゃない!」
そう言ってブレイダは剣を強く握ってガディナに向かって飛びかかった。
「はっ、この子がこの子ならあなたもあなたね!」
そう言ってガディナはブレイダの剣を掴んでブレイダを引き寄せ、右の二の腕を持って逆の方向に力任せに折り曲げ、鈍い音がブレイダの体内に響いた。
「あ…ああ…がっ…」
「こんなんで痛いの?まだまだ、これからよ」
そう言うとガディナは無邪気に笑い、ブレイダが痛がる暇もなく身体を回して左腕を掴み、曲がらない部分を無理矢理曲げた。
「ああああっっっ!!!」
それは、まるで小さな子供が捕まえた虫の足や手を容赦無く折ったりちぎったりする光景と酷似していた。
「ねえ、次はここ、強く曲げたらどうなるんだろうね?」
ガディナはブレイダの喉元をつついて耳元で言った。
「そ、そこは…」
「やめて…もうやめて…!」
サリエールは涙目になって懇願したが、身体は動こうとしなかった。
「うるさい。失敗作はそこで見てなさい。656号までの他の生命体の殺し方を見せてあげる」
そう言ってガディナはブレイダの首を強く握った。
「く…が…!」
ブレイダも抵抗したいが、両腕がまるで使い物にならず、動かそうとするだけで激痛が走り、動けそうになかった。
「あ、そうだ、他の子達はまだ足でも抵抗しようとしてたんだっけ。ついでに折っておきましょう」
「他の子…まさか!」
「あら、ようやく気付いたの?そうよ、私が全員約立たずの失敗作共を殺してきたのよ。こんなの蚊の一匹や二匹を殺すのとなんら変わりないじゃない」
そう言ってガディナはブレイダの右足の太ももと足首を掴み、膝を使って逆方向に強く曲げ、ボキリと言う鈍い音と共にブレイダの膝の裏が真っ赤に染まった。
「これでもう逃げることも出来ないわね。かんねんしなさい」
「う…」
もはや動く事すら出来なくなったブレイダの首根っこを掴んで持ち上げ、ガディナはニヤリと笑い、サリエールの方を向いた。
「失敗作は自分の力のなさを恨みなさい。恨むのなら、私じゃなくじぶんじしんを恨みなさい」
そう言ってガディナはブレイダの首を強く締め始めた。
「やめろおおおおおお!!!!」
サリエールは力を振り絞って勢いのまま飛び出し、ブレイダからガディナを引き離した。
「へえ、おどろいたよ657号。あなたにまだそんな能力が残っていたなんてね」
サリエールの顔は怒り、憎しみ、恨み辛みで溢れており、その目から流れる涙にも怒りが込められていた。
「これ以上、あんたなんかに好きにさせない!」
「ま、弱者のとおぼえね。657号、また来るから覚悟してらっしゃい。代わりにいいものをあげる」
「何…?」
そう言ってガディナはヤミノチカラを取り出し、ヤミマジュウに向けて放った。
「ガァァァァァァ!」
「じゃあねー」
そう言ってガディナは姿を消し、ヤミマジュウは黒いオーラに包まれた。
「ガァァァァァァ!」
ヤミマジュウが雄叫びをあげると空が暗雲に包まれ、雷鳴が鳴り出した。
「ブレイダ、ブレイダ!」
サリエールは寝転がっているブレイダを揺すり、呼びかけたが返事がなく、サリエールは素早くブレイダの胸に耳を当て、心臓が動いているかどうかを確認した。
どうやら正常に動いているらしく、一定のリズムを刻んで心臓の鼓動が聞こえた。
「良かった…とりあえずすぐ回復させるから、待ってて」
サリエールのコアクリスタルも点滅を始め、サリエールはブレイダを担いで空を飛び、急いで撤退した。
その日の夜、ブレイダはベッドの上で目を覚まし、ゆっくりと身体を起こした。
周りを見回すと空になった回復アイテムのカプセルがテーブルの上に置いてあり、その横には手紙が添えてあり、ブレイダはその手紙を開いた。
サリエールはガディナの元に基地のヤミノチカラの水晶を八つ全て持って来た。
「…これでブレイダには危害を加えないのね」
「ええ、可愛い妹との約束だもの。さ、渡してちょうだい」
「…くっ!」
サリエールはガディナにヤミノチカラの水晶を渡した。
「ありがとね、657号。これで、あんたはまだ私達を裏切ってないってことにしてあげる」
「そ、そんな!約束が違うじゃない!」
「あら?あなたにとって得にしてあげようって言ってるのよ?あの子に危害を加えないんじゃなくて、あなたをまだ仲間として見てあげるってこと。あなたは自分の命と他人の命、どっちが大切な訳?」
「それは…」
「ほら、やっぱりあなたも自分の命が大切なんじゃない。決まりね」
「そんな…」
「なにか文句でもあるの?」
そう言ってガディナはサリエールの方を睨みつけた。
「…」
「何も無いわね。じゃあね」
そう言ってガディナはその場から姿を消した。
「く…ごめん、皆…」
サリエールが仮眠室に入ると、ブレイダがベッドで起きていたのを見つけた。
「あ、サリエールちゃん…」
「…」
サリエールは何も言わず、ブレイダの隣に座り、ブレイダの肩を掴んでもたれかかった。
「ごめんなさい…ブレイダ…あなたが集めてきたヤミノチカラをあの子に渡してしまった…本当にごめんなさい…」
サリエールは大粒の涙を流して言った。
「しかも…あなたを守る約束だったはずなのに…勝手に変えられて…いつの間にか…私が守られる約束になってて…結局…守れなくて…本当にごめんなさい…」
「サリエールちゃん…」
「最低だよね…私…あの子の言う通りだった…失敗作だったかも…」
サリエールはしゃくりあげて嗚咽を漏らしながら言った。
「…サリエールちゃん、顔を上げて…」
「…」
サリエールは顔を上げてブレイダの顔を恐る恐る見た。
その次の瞬間、ブレイダは優しくサリエールを抱きしめた。
「ありがとう、サリエールちゃん。わたしを守るためにしてくれたんだよね。わたしこそ、何も出来なくてごめん。こんな事しか言えなくて…それに、サリエールちゃんは失敗作なんかじゃないよ。いつもわたしの足りないところを助けてくれるし、わたしが失敗してもちゃんとカバーしてくれる、わたしの大切な親友だよ」
「ブレイダ…許してくれるのか…?」
「どうして?親友だよ?許すに決まってるじゃない」
そう言ってブレイダはいつもと変わらない笑顔をサリエールに見せた。
「ブレイダ…ありがとう」
サリエールも安心したように微笑んだ。
「どういたしまして」
そう言って二人は笑いあった。
「本当はね、この手紙を読んで怖くなったの。もうサリエールちゃんと会えなくなるんじゃないかって。すごく怖かった…だけど、またこうして会えて嬉しかったよ」
「ブレイダ…」
そう言うブレイダの目には涙が貯まっていた。
「もしかしたらもう会うこともなくなって、この先世界が元に戻ってもサリエールちゃんは帰ってこないんじゃないかとか、あるいはってずっと考えててさ…帰ってきてくれて良かったよ~!」
そう言ってブレイダはサリエールの身体に抱きついた。
「わ、私はどこにも行かないよ!約束する!」
「本当?」
そう言うブレイダの顔はもう泣きそうだった。
「約束する。絶対にブレイダを置いてどっかに行くなんてしない。だから、いつもの明るいブレイダでいて」
「…うん!」
サリエールはブレイダの涙を指で拭って微笑み、ブレイダも笑い返した。
「よし、じゃあ、これからどうするか考えよっか」
「どうするって?」
「あのヤミマジュウをどうやって倒すかだよ。また話し合っていこう」
「そうだね。また皆と話さなきゃ」
そう言って二人は仮眠室を出た。
今回はここまでです。
書きたい話を全力で忘れてたので変えました。
だがこれで良くなった…はず!
次回もお楽しみに!
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