「…少し気になったんだが、その時ブレイダのお父さんやお母さんはどうしたんだ?」
不意に橘が口を開いた。
「ブレイダちゃんのお父さんとお母さんは共働きで、いつも通り会社に行ってたみたい。お母さんが外国の人って事もあったし、当時は二人とも二十歳前後だったから尚更ね…。働かなきゃ食べていけなかったから…」
「じゃあ、ブレっちは…」
「児童養護施設に入ってたのよ。今でこそガードナーに成り代わったけれど、あの日が来るまでは沢山幼稚園も保育園もあったの。ブレイダちゃんもその子供達の中の一人だった」
玲司はボロボロの写真立てを持って二人に見せた。
写真立てにはカラフルな装飾がなされ、その中の古い写真にはブレイダと同じクリーム色の長い髪の白人女性が微笑みながら赤子を抱き、その横には彼女に寄り添うように黒い髪の男性が笑顔で立っていた。
その女性はブレイダによく似ており、顔もそっくりで、ブレイダの親であることには間違いなかった。
隣にいた男性もとても優しそうな印象を受ける。ブレイダの優しい性格はこの人からの遺伝子だろう。
「俺と神凪がここに助けに行った時、ほとんどの人が逃げていく中この二人だけは危険を承知でブレイダの元に駆けて行った。だが…」
玲司は言葉を濁し、写真の方を見た。
「…死んじゃったの?」
「…俺にも分からない…」
「…そっか…ね、ねえ、それじゃさ、なんでガディサイトは十五年も猶予をくれたの?」
相川も二人に質問をした。
「さあな…そこは俺にも皆目検討がつかない。零の悪いところが反映されて遊んでるのか、あるいは何か作戦があるのか…どちらにせよ、今は対策を練るしかない」
「ただ、零くんの力を使っているのなら、零くん自体は生きてると思う」
神凪は顎に手を添えて言った。
「柊零と言う男はまだ生きている。しぶとくね」
サリエールが扉を開けて言った。
「サリエール…」
「零のやつが生きてるって…どういう事だ?」
「彼、相当に生命力が強くてね。あの日からずっと飲まず食わずらしいけど、それでも生きてる」
「零のやつは生きてるんだな!?それならまだ希望はある…」
「零くんが生きているならまだ…!」
吉報を聞き、二人の顔に光が戻っていた。
「あれ?ブレっちは?」
「ブレイダなら先に帰ると言ってどこかへ行っちゃったよ…あの様子じゃ普通に帰った訳でもないだろうけど…今はそっとしといてあげて」
「…うん、分かった」
「ああ…」
橘と相川はそう言って頷いた。
ブレイダは河川敷で夕焼けが沈んでいくのを見ながら静かに足を抱えて座っていた。
「よう、どうした。そんなとこで座りやがって」
声がした方を向くと、少し長い髪を なびかせてバイクのヘルメットを外して脇に抱えた青年が立っていた。
「あなたは…」
バイクの荷物の箱を見ると外側にクリーニングの店のロゴが入っていた。
「俺はただのしがないクリーニング屋だ。しかし一体どうしたってんだ、そんなに落ち込んでよ」
青年はぶっきらぼうに言いながらブレイダの隣に座った。
「…」
「んだよ、話くらいなら聞いてやるって言ってんだろ。まあ、言いたくないんなら良いけどよ…」
そう言いながら青年はブレイダの方をちらりと見た。
「…実は、わたしの出自が明らかになって、そこから色々知っちゃって、辛くなっちゃって…」
「…そうか、お前も大変だな。知りたくもねえもんを知っちまって」
「い、いえ、知りたくなかったって事はないんですけど…知りたかった事と一緒に知ってしまって…」
「…ま、情報を得るってのはそんなもんだろうな。物事を知るにはそれだけのリスクもある。それだけだ」
「そんな…」
「お前が知りたいって言ったから向こうも教えてくれたんだろ。情報なんてな、有益な物ばっかじゃないんだ。今後はそれに気を付けるんだな」
「…はい」
「…情報なんて、人間と同じだ」
「え?」
「世の中、馬鹿正直でいいやつもいれば、自分の正義のためならどんな悪いことだってやるやつもいる。それで悲しい想いをしてきたやつを俺は何人も見てきた。けど、それが人間ってやつだ。良いも悪いも両方ある。そんなもんだ」
「お兄さん…」
「もうお兄さんって歳でもないがな。ほらよ」
そう言って青年は財布から名刺を取り出し、ブレイダに渡した。
「えと…かわきこう?」
それを聞いて青年は思わずコケかけた。
「違う違う、いぬいだ。乾巧。この街の外れの方にある小さなクリーニング屋で働いてる」
「乾さん…」
「まあ、お前が何を背負ってて、何を知ったかは知らないけどよ、守りたいものがあるんなら死ぬ気で守れ。やらない後悔より失う後悔の方が大きいからな」
「…!」
ブレイダははっとして目を見開き、皆の姿が頭を過ぎった。
「…今はまだどうしたら良いかなんて分からなくていい。お前に出来ることをやっていけ。それがお前のやるべき事だ」
そう言って乾は立ち上がり、バイクに乗って街の方に走り去ってしまった。
「乾さん…」
ブレイダも立ち上がり、鞄を持った途端、河の中から大きな水しぶきと共に20メートル程の鮫のような姿をした白いヤミマジュウが現れた。
「!ヤミマジュウ!」
ヤミマジュウは乾の方を向き、真っ直ぐ進んでいた。
「!!乾さん!」
ヤミマジュウの進む先には道路となっている橋があり、ヤミマジュウがこのまま行けばまず間違いなく壊れてしまうだろう。
ブレイダは足元に落ちていた石ころをヤミマジュウに投げつけ、自分に注意を逸らした。
「こっちよ!」
「ガァァァァ!」
ヤミマジュウはブレイダの方に進行方向を変え、ブレイダは乾が向かった街の方とは逆の方に走り出し、ヤミマジュウはブレイダを追うように進み出した。
走っている間にヤミマジュウが背びれの様な器官から怪光線を連射した。
「キャッ!」
ブレイダは一瞬怯んで足が止まるものの、頭をおさえながらしっかり前を向き、光線を避けながらなるべく人がいない場所に誘導した。
すると、デバイスに神凪から着信が入り、ブレイダは素早く操作して走りながら電話に出た。
『ブレイダちゃん!さっきは本当にごめんね!』
「それはもう大丈夫です!どうしたんですか!?」
『新しい乗り物とそれを兼用したアイテムが出来たの!データも送ってるからコードを入力してEnterキーを押して!コードは5を三回!』
「わかりました!」
ブレイダは言われた通りデバイスの画面に映し出された5のボタンを三回押してEnterキーを押してみた。
『COMPLEATE』
すると、デバイスの音声が鳴り、水しぶきと共に白いボディの人型のロボットが現れ、タイヤの様な銃から弾丸を連射しながらブレイダの前に立ち、ブレイダを護るようにして片腕を横に伸ばした。
「これは…」
ロボットはブレイダの方を振り向いて頷き、ブレイダも頷き返した。
『この子はファイズバジン!過去に私達が行った異世界のロボットを元作ってみたわ!ハンドルにライトセイバーが仕込んであるとかはないけれど、バイクに変形出来る機能はついてるよ!胸のΦのボタンを押すと変形するから、試しに押してごらん』
「えっと…これね」
ブレイダはファイズバジンの胸の白にΦのオレンジの線が入ったボタンを押してみた。
『vehicle mode』
すると、ファイズバジンが前に倒れる様にして変形し、一瞬の内にバイクになり、丁寧にヘルメットも添えられていた。
『どう?変形出来てる?』
「うん!ありがとう神凪さん!」
『よしよし、良かった良かった。サリエールちゃんも別の乗り物で来るから、それまで耐えてて!』
「分かりました!」
ブレイダはファイズバジンに乗り込んでヘルメットを急いで被り、エンジンを始動させると共にヤミマジュウも動き出し、ブレイダも再び走り出した。
「こっちだよ!ついてきて!」
「ガァァァァァァ!」
ヤミマジュウもブレイダに向けて怪光線を何度も撃ち、ブレイダも左右に蛇行運転しながら光線を避け、誰も居ないところにまでおびき寄せ、旋回してヤミマジュウの前に立ちはだかり、ファイズバジンを降りてヘルメットを置いた。
「何が正しいとか関係ない!私は私に守れるものを守る!そのために私は戦う!人間として…!超光戦姫として!トランス・オン!」
ブレイダはデバイスを操作して胸に装着し、オレンジの線がブレイダの身体に走り、発行すると共に変身が完了した。
「だぁぁっ!」
ブレイダはブレイブレードを握り、ヤミマジュウの光線を弾きながら駆け出して近付いて小さく飛び、背びれに一撃を加え、ヤミマジュウを蹴飛ばして空中で一回転し、河原に着地した。
「ガァァァ!!」
「もう私は負けない…!はあっ!」
ブレイダは歩きながらヤミマジュウが撃ってきた怪光線をブレイブレードの一振で弾き、ヤミマジュウの頭をブレイブレードで強く叩いた。
「ガァァ…!」
すると、ヤミマジュウは鋭く尖った歯を剥き出しにして口を開き、全ての歯をミサイルの様にして飛ばした。
「そ、そんなのあり!?」
ブレイダは咄嗟に頭をおさえ、しゃがみ込んだ。
すると、どこからともなく銃声が聞こえ、ミサイルはブレイダに当たる直前に全て爆発し、ブレイダは顔を上げて周りを見回した。
「ブレイダ!大丈夫!?」
声のした方を向くと、変身したサリエールが河原の上の道路でブレイダと似たような黒いロボットを連れて立っており、ロボットの銃口からは煙が上がっていた。
「サリエールちゃん!その子は?」
「この子はカイザバジン。ファイズバジンの兄弟機で、双子なんだそうだ。配色、呼び出しコードやボタンのデザインは違うが、スペックはほとんど同じだ」
「凄い!」
「ガァァァァァァ!」
すると、ヤミマジュウが雄叫びをあげ、再び歯を飛ばそうと口を開けた。
「二度目はやらせないよ!」
ブレイダは大きなブライトサークルを作り、サリエールと二人で蹴り飛ばしてヤミマジュウの口にはめ込み、ミサイルを飛ばせなくした。
「よし!」
「このまま畳み掛けよう!」
「うん!」
ブレイダとサリエールは再び剣と鎌を構えた。
「はっ!」
「やぁっ!」
二人は同時に飛び出し、ブレイダはブライトサークルを消すと同時にヤミマジュウの頭部に打撃を叩き込み、一瞬怯んだ所をサリエールが鎌で上部の歯を全て斬り裂いた。
「ガァァァァ!」
ヤミマジュウは下部の歯のミサイルを飛ばしたが、二人は焦らずファイズバジンとカイザバジンを呼び出した。
『BATTLE MODE』
『BATTLE MODE』
二機は変形して二人の前に立ち、弾丸を連射して飛んでくるミサイルを撃ち落とした。
「このままじゃ埒が明かない。ブレイダ、後ろに回ってヤミマジュウを水中から引きずり出そう」
サリエールはブレイダの方を向いて言い、ブレイダもサリエールの方を向いた。
「分かった」
そう言いながらブレイダもサリエールに向けて頷き、サリエールも頷き返した。
「二人はヤミマジュウの気を逸らしてて」
「頼んだぞ」
二機とも二人の言葉に頷き、二人はそれぞれの飛行方法でヤミマジュウの後ろに飛び、暴れているヤミマジュウの後ろに着地し、ヤミマジュウの尻尾を掴んだ。
「ふん…!」
「ぬうう…!」
二人はヤミマジュウの身体を持ち上げ、河原に放り投げた。
「一緒に行こう!」
「ああ!」
「「フルパワー解放!」」
『BANNICING SMASH!』
『FATAL END!』
ブレイダとサリエールはオレンジと青のオーラを放ち、ブレイダはヤミマジュウを剣で思い切りかち上げ、その周りにブライトサークルを幾つも出現させ、ヤミマジュウを落とさないようにブライトサークルを反射してエネルギーを貯めながらヤミマジュウに激突して浮かび上がらせ、その間にサリエールは空中で鎌にエネルギーを貯めていた。
「…今だ!」
「うん!だぁぁぁぁぁぁぁ!」
ブレイダの渾身の一撃がヤミマジュウに命中し、ヤミマジュウの身体はサリエールの方へ飛んだ。
「捉えた」
サリエールはヤミマジュウを一閃のもとに切り伏せ、ヤミマジュウの身体を斬り裂いた。
「ガァァァァァァ…」
ヤミマジュウは青い炎を放ちながら灰のように崩れさり、身体は風と共に消えていった。
そして、二人は並び立つ様に着地し、ヤミマジュウが消えていくのを見届け、ヤミノチカラの水晶を回収して変身を解除した。
「なんとか勝てたね、ブレイダ」
「うん、ありがとう、サリエールちゃん」
「ああ。…だが、ブレイダは良いのか?大丈夫なのか?お母さんの事とか、お父さんの事とか」」
「さっきいっぱい泣いたからもう大丈夫。サリエールちゃんも慰めてくれたし、もう元気も戻ったから。そりゃ確かに私のお父さんとお母さんがいないのはあるけど、今の私には皆もいるし、サリエールちゃんがいる。何一つ寂しい事なんてないよ」
そう言ってブレイダは屈託のない、何一つ曇りのない笑顔をサリエールに見せた。
「そう…そうね。あなたはやっぱり笑顔が似合うわ。笑顔のブレイダが一番可愛い」
「ふぇっ!?い、いや、その…あ、ありがとう…」
そう言うブレイダの顔は赤くなっていた。
「照れちゃったの?ふふ、可愛い」
サリエールは照れるブレイダを見てニヤニヤしながら頭を撫でた。
「い、いや、その、なんと言いますか…」
ブレイダも両手を頬に当てて耳も赤くしていた。
『お二人さーん、イチャつくのは構わないけど、それは帰ってきてからにして下さいね~』
デバイスから聞こえてきた相川の声に二人は我に返った。
デバイスの画面を見ると、通話中の文字が映っていた。
『とりあえずガディナもいなさそうなんで、早めに帰ってきてくださいね~』
「は、はい…」
「わ、分かりました」
そう言って通話が切れた。
「そ、それじゃ戻ろっか」
「そ、そうだね」
二人は手で顔を扇ぎながらそれぞれのバジンに乗り込み、ヘルメットを被ってエンジンを指導させ、ガードナーの基地へと戻った。
そして、二十分ほどで基地に戻り、二人はバジン達を駐輪場に駐車し、基地の中へと入り、研究部室へと入った。
「お疲れ様、二人とも」
「お疲れさん。なんだか、ブレイダが見違えたな。なんと言うか、吹っ切れた感じがするな」
「そ、そうですか?」
「きっと、私が来る前に誰かに会ったんじゃない?」
すると、扉のノック音が聞こえ、一同は一斉に扉の方を向いた。
「どうぞ」
「入るぞ」
声と共に入ってきたのは、真っ白な洗濯物を持ってきた乾だった。
「ん?」
「あん?あ、お前さっきの子じゃねえか。どうしてこんなところにいるんだ」
「それはこちらの台詞ですよ乾さん…」
「俺は仕事で来ただけだ。ほらよ」
そう言って乾は袋に入った白衣を二着テーブルの上に置いた。
「いつもありがとね、乾さん」
神凪は乾に礼を言った。
「おう、またな…お、相川んとこの娘か。お前もデカくなったな」
乾は相川に気付き、橘の方を向いた。
「巧さん!いつ戻ってたんですか?」
橘も乾に気付き、嬉しそうに乾に駆け寄った。
「ついこの間だ。日本の友達の真理と啓太郎がここらでクリーニング屋を新しく開いたって聞いてな。そこで住み込みで働いてんだ」
「へぇー…じゃあいつでも会えるんですね!」
「まあな。ここらは家賃が高いけど、ガードナーの傘下なら家賃は代わりに払ってくれるし、ガードナーからもどんどん注文が来るからな。有難いもんだ」
「そうですか…」
「ね、ねえ、咲」
「?何だ?」
橘は相川の方を向いて言った。
「前に夢がどうのこうの…って言ってた人ってこの人?」
「ああ、そうだ。今でも忘れずに覚えてる」
そう言って橘は胸に両手を添えて言った。
「あの時の俺の言葉、まだ覚えててくれてたんだな」
「忘れるもんか…絶対に…もう…!」
そう言って橘は乾に抱きついた。その目からは涙が流れていたが、顔は笑顔だった。
「ふっ、昔と変わらないな、そう言う所は。橘の親父さんだけしかいなくなったって聞いたが…喋り方が変わってたけどやっぱりお前はお前だな、咲」
「巧さん…!」
「っと、こんなとこで道草食ってたらまた真理に怒られちまう。それじゃ、またな。親父さんによろしくな」
「…ああ!」
相川は涙を拭い、清々しい笑顔で言った。
それを見届けて乾は笑い返し、洗濯物を持って部屋を出ていった。
「それじゃ、時間も遅いし、送ってくよ。サリエールはどうする?」
「…じゃあ、乗ってく」
「分かった。じゃあ、皆ついてきてくれ」
玲司は神凪が座った車椅子を押して車へ向かい、四人も玲司について行って車に向かった。
そして、玲司は車椅子ごと神凪をゆっくり乗せ、四人は神凪が乗ったことを確認してから車に乗り込んだ。
順に相川、橘と二人の家に送り届け、ブレイダとサリエール、そして玲司と神凪は同じマンションの中へと入り、それぞれの部屋へ入った。
「ただいま~」
「おかえりなさい。ご飯出来てるから、食べちゃって。奈央はもう寝ちゃったし、私ももう食べちゃったからさ」
中では、いつも通り百合が出迎えてくれた。
「はーい。いただきます」
ブレイダは椅子に座って食べ始め、百合もブレイダの前に座って食べてる様子を見ていた。
「どう?美味しい?」
「うん!美味しいよ!」
「そう、良かった」
そう言って百合は優しく笑った。
「ねえ、百合さん」
「?」
「わたし、お父さんもお母さんもいないけどさ」
「…」
「一緒に百合さんがいてくれて、本当に嬉しいって思ったの」
「ブレイダ…」
「いつも私の帰りを待ってくれるし、戦いから帰ってきたら真っ先に心配してくれるし、感謝してもし切れないよ。本当にいつもありがとう、百合さん」
「…うん…うん…私も…ちゃんと母親が出来てるか不安だったけど…ブレイダにそう言ってもらえて…私も嬉しいわ」
百合の目からは大粒の涙が流れて、嗚咽混じりに言っていた。
「いつも本当にありがとね、百合さん。ここまでわたしを育ててくれて」
「うん…うん…」
「ねえ百合さん、全部終わったらさ、色んなとこに出かけて色んな思い出作ろうよ。百合さんの仕事が忙しくて色んなところに行けなかったしさ」
「そうね。全部片付いて平和が戻ったら、それもいいかもね」
「やったぁ!決まりだね!」
「ええ。色んな思い出を作ろうね」
ブレイダが夕食を食べ終えて風呂に入っている間、百合は食器を洗っていた。
「思い出、ね。何事もなく無事に終わらせて、色んなところに遊びに行きたいわね。本当の親子じゃないけれど…家族として、思い出を作りたいわ」
そして、ブレイダも風呂から上がり、百合も洗い物を終えて布団に入った。
「それじゃ、おやすみなさい」
そう言ってブレイダは自室に入って布団に入り、眠りについた。
『Process twenty.Process twenty one…』
「ははははは…コリャアイイ!最高ノ力ダ!」
今回はここまでです!
ファイズバジンとカイザバジンはどう見ても色違いのオートバジンくんです本当にありがとうございました
宜しければ感想お願いします!