拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。 作:のろとり
異世界にいました、助けてください。
俺は一度死んだのだが、いつの間にか魔王になっていた。
これは『憑依転生』とやらだろうか。
そもそも、こんなことを急に言っても頭のおかしい奴に思えるだろう。
安心しとけ。俺が転生したのは三日前だし、俺自身だって『なんだこいつ……』と思っている。
まぁ、俺だって混乱している。寝ていたら、いつの間にか容姿が変わっていて知らない場所にいたからな。
「魔王様、次はこれをお願いします」
部下の容姿が死神のようで怖いです。
2m越えの鎌を持ったフード被ってる奴がいたら誰だってビビる。
まぁ、これだけだと誰かがコスプレしてると思うだろう。
そう思いながら部下……死神でいいや。
死神から何かの紙を渡されたので、とりあえず読んでみた。
「わ、分かった……」
全く字が読めないこの文字は日本語でも、英語でもない。
よく分からないが了承することにした。
「いいと思う……」
そう言うと、死神がとても喜んだ。
嬉しいのは分かったから、その鎌を置け。振り回してるから怖いんだよ!
「あっ、魔王様これから散歩に行きましょう!」
散歩か……まだ外の状態が分からないから、確認するにはちょうどいいな。
「ふむ……」
俺は外を見て、驚いた。禍々しいことに。
そもそも、俺のいた部屋にはステンドガラスはあったが、そこから入ってくる光が眩しすぎて外が見えなかったのだ。設計ちゃんとさせろよ!
「魔王様、毒の花が咲いてますよ! 綺麗ですねぇ~」
この禍々しさに比べたら、死神が浮いてることなんかどうでもよく感じる。
俺がさっきいたであろう城に『まおうじょー』と書いてあるのも気にならない。書いたのは俺だけど。
こんな場所は聞いたことが無いから、恐らくは異世界……だろう。
非常識なことが沢山起こってるからな!決して、俺が転生系の話が好きだからそう思った訳じゃ無いからな!
「……ああ」
俺はゆっくりと歩いていると、崖についた。
高いな。俺は底が見えない位深い崖を上から見下ろしていた。
「……帰ろ」
俺は帰ろうとすると、死神が何かを唱えた。
なんだ?と思った瞬間、景色が一瞬で変わった。
なるほど、これがテレポートか。酔うからなるべく使わないように頼みたい……
「俺はこの城を見ている。何かあったら教えてくれ」
「分かりました! この
重すぎるだろ……
そうれはそうと、こいつの名前は死神じゃないのか。当たり前だけど。
「なるほど……迷った」
俺は案の定迷った。土地勘が無い上、地図もスマホも無い。
あ!
俺は早速、過去を思い出すように記憶を呼び覚ました!
「あっ……駄目だこれ」
記憶を思い出すことは出来たが、思い出せたのは
元の部屋にも戻れない。何処にいるかも分からない。
詰んだな!
道に迷いました、助けてください。
【ボツ展開】
神様転生。
空にテレポートさせられて、落ちる。
魔王を下敷きにする。
部下が来て「お前、魔王、倒した。お前、次の魔王、してやる」
連れていかれる。
完!
完結後にキャラ設定と裏話の投稿
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両方いる
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両方いらない
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キャラ設定のみいる
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裏話のみいる
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作者に任せる