拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

今回、敵を強くしすぎたような気がします。
さて、どうしようか……(この後の展開を何も考えていない人)


強いです、助けてください。

「だ、誰だ!」

 

俺が煙突から出てくると、誰かの声が聞こえた。

だ、誰なんだ?

 

「お前は……元・魔王!? どうして真っ黒なんだ……」

 

棒人間がいた。

口はないはずなのにどうやって喋っているのだろうか……

 

「……ブフッ、お前がここのボスか」

 

やべ、笑っちまった。

棒人間は怒ってるのか、プルプルしている。

 

「そうだ」

 

こいつを倒してこの基地を乗っ取ってやる。

俺は棒人間を殴ろうとして……止めることにした。

危ない、危ない……建物に被害が出たら困るからな。

 

「来ないのか? なら此方から行くぞ!」

 

棒人間は手から沢山の黒い棒を俺に向かって出してきた。

なんか、髪の毛やシャーペンの芯みたいだな。

てか、気持ち悪ゥ!

 

「……フッ」

 

俺は天井まで跳び、攻撃を免れたが……

その攻撃で基地……というか、一軒家にヒビが一切ない綺麗な穴が沢山空いた。

あの野郎……!俺の城を!いや、“まだ”違ったな。

それはそうと、今跳んだ衝撃で黒くなってた体が元に戻っていた。

なんでだよ。強い空気(衝撃)が発生したからか?

 

「これはどうだ!」

 

棒人間は沢山出した棒がひとりでに動きだし、天井を突き破るほどの大きな剣を作り出した。

ん、天井を突き破るほど?

 

「喰らえ!」

 

棒人間は俺に向かって剣を振ってきた。それと同時に基地が半分斬れた。

俺はその攻撃をギリギリかわせたと思ったが、服を斬り俺の胸に傷が出来ていた。

 

「っとと」

 

剣が重いのか、持ち上げたときにバランスを崩して残っていた基地の半分が斬れ、基地が真っ二つになった。

よし、こいつを倒そう。新しい城のことなんて知るか。

それにこいつは俺が今まで戦った奴の中で一番強いな。戦ったのは二桁もいかないが。

 

「……行くぞ」

 

俺は棒人間に拳を振るおうとしたが、

 

「遅い、遅い! ハエが止まっちまいそうだぜ!」

 

かわされた。

台詞のわりにはかなりギリギリでかわしていたように見えたが……

そうえば門番達がいないな。どこ行った?

 

「次は此方の番だ」

 

剣は少しずつ姿を変えて、小型ナイフほどの大きさに沢山変化した。

おいおい……もし、威力が変わってないならこれはまずいな。

そう考えていると、小型ナイフが俺に向かって飛んできた。

俺は跳んでかわしたが……

 

「……ッ!」

 

俺の動きに合わせるように、小型ナイフが向きを変えて向かってきた。

追跡してくるのか!今の俺にはかわす術が無い。

だが、地上に降りるまでの時間稼ぎなら出来るかもしれない。

俺は向かってくる小型ナイフに当たる前に、何回も空中に蹴りを入れた。

そうすると、その蹴りで空気が発生して小型ナイフの向きが変わった。

だが、数が多い上向きを変えても追跡してくるため何十本という小型ナイフが俺に刺さった。

 

「……グゥ」

 

こんなに痛いのは今世で初めてだな。精神的には辛いことは沢山あったが。

少なくとも、考え事が出来るということはまだ余裕か。

 

敵が思ったより強いです、助けてください。




次回予告

意外な刺客に苦戦する魔王。

魔法を使えれば簡単に倒せるんじゃ……と思いながら戦いに挑む。

しかし、そこには意外なスケットが!

次回 作者というご都合主義が来ました、助けてください。

なお、この予告は嘘です。

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

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