拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。 作:のろとり
ポケモンやるので今週はもう投稿しないと思います。
それと課題が、課題が……!
(冗談抜きで課題にほとんど手を付けてないのでヤバイです)
「ガフッ、ゲホッ!」
「雷鳴くん!」
空良は元・魔王を「殺す」勢いで跳び、白雲から貰った剣を元・魔王の右腕に振るう。
本気で「殺す」とは考えていないが、それほどの勢いで攻撃しないと今の魔王には効かないだろうし、そもそも攻撃が通るすらも分からないのだ。
「…………」
しかしその攻撃は右腕に食い込むこと無く、まるで壁にぶつかったかのように固く、それ以上動かせなかった。
元・魔王は虫を払うように右腕を横に振るう。
たったそれだけで右腕が当たった衝撃で剣が折れ、空良は風圧だけで飛ばされた。
「くっ!」
先ほどは遠くにいたため耐えられたが、至近距離からの「風圧」だけで飛ばされたのだ。これが直撃したらどうなるか……そう考えるだけでも冷や汗が止まらない。
立て直そうと地面に着地してもう一度斬りかかろうとしたとき、目の前に元・魔王が拳を握って迫っていた。
(速い!?)
その速さに追い付けたのは『オーバーホール』を使って、自身が残像が残るほどのスピードを得ていて、今まで戦ってきた感覚だろう。
折れてしまった白雲から貰ったのは剣とは別の、最初から持っていた形を変えた剣で攻撃を受け流した。
「うぅ」
完全には受け流せず、両腕が折れそうなほどの衝撃が身体中を走るが、なんとか堪える。
その衝撃に堪えるのに必死で、受け流して地面にいった衝撃で石が、そして拳から放たれた風圧で受け身もとれずに吹き飛ばされた。
「空良!」
ミサの声が辺りに響く。
吹き飛ばされながら、一瞬だけミサ達の方を確認すると雷鳴とコーランが消えていた。
恐らくは白雲が安全な場所へ雷鳴を移動させ、コーランに回復してもらってるのだろう。
空良はそのことに安堵し、今度こそ仕留めよう拳を握る元・魔王の攻撃をもう一度受け流そうと剣を構える。
とは言えもう一度受け流せるとは空良は考えていない。
さっきのは偶然出来ただけで、両腕が万全でないうえ空中で踏ん張ることは難しい。
今から白雲の切れ目で移動してもらおうとしても、元・魔王が拳を放つ方が速いだろう。
あと一手、元・魔王の攻撃をかわすか、誰かがもの凄いスピードで空良助ける。
空良が助かる方法はそれだけしかないが、それを自力で出来る人物はここには存在しない。
(ごめんね……)
それは誰に対しての謝罪だろうか。
自身に止めを指してしまう元・魔王に対してか、自分を救うことが出来なかった白雲にか、別の世界に残してきた幼馴染みの仙にだろうか……もしかしたら今挙げた全員に対してかもしれない。
空良は最期の最後の悪足掻きとして、元・魔王を迎え撃とうと剣を構える。
「気持ちいいナァー!」
その決意は変態によって妨害されたが。
先ほど何処かに消えた海楽が世界を一周してきて、空良の背中にぶつかり、元・魔王の攻撃を避けたのだ。
そして一手間に合い、白雲は切れ目を開いて二人を移動させ、それから元・魔王以外の全員を切れ目の中に飛ばした。
「…………」
残った元・魔王は動くモノが居なくなったが、自身の周りを殴り始めた。
まるで目に入る全てのモノを破壊しようとしてるかのように。
「お、みんな来た」
切れ目から飛んできた場所には雷鳴とコーランが居た。
何処にも傷は無く、何事も無かったかのようにしてるところを見ると回復したのだろう。
空良は辺りを確認すると『オーバーホール』を解き、力を使い果たしたかのように、地面に座った。
「雷鳴大丈夫か?」
「大丈夫だと思うわよ、貴方はおかしいけど」
「は?」
「え?」
「はいストップ」
すぐに喧嘩しようとする二人を白雲は止め、雷鳴の様子を今一度確認する。
もしかしたら無理をしているのかもしれない、内蔵をやられているのかもしれない。
あの攻撃が直撃して生きていることに驚きなのだ、心配なるのも無理はない。
実は
「雷鳴、本当に大丈夫?」
ミサは心配して雷鳴の体をペタペタと触る。
雷鳴は狼狽えながらも、問題ない。そう言いコーランに視線を映す。
何か隠しているのだろうか、心配になってコーランに話を聞く。
「コーラン、雷鳴は問題ない?」
「トマトジュースは口から吐いただけだから問題ないよ」
それを聞いた全員が思考と停止させた。
なんだって、トマトジュースを口から出しただけ?
怒りを通り越して全員呆れてため息をついた。
「私が必死で止めようとしてたのに……」
「悪い悪い、腹パンされた衝撃でな」
空良は死ぬ気で元・魔王から助けようとした雷鳴が反省してないことにまた怒りがこみ上げ、拳をギュッと握り下を向く。
空良の周りの気温が数度下がり、雷鳴以外はこれから何が起こるか想像してソッと離れる。
海楽だけは残ろうとしたが、他の奴等に無理矢理連れていかれる。
「ハッハッハッ……あの、空良。空良さん? なんか寒くありません、てか怖いんですけど」
やっと雷鳴も気付いたようで、じりじりと詰め寄ってくる空良から離れようとする。
「いやー空良さん。ちょっとしたお茶目じゃないですか、許してくださいよー」
雷鳴は一歩後ろに下がるが、空良は二歩前に出てくる。
土下座して許してもらおうともしたが、下を向いたままの空良が怖くてなかなか動けない。
「歯食いしばってね」
あと一歩のところで空良は止まり、顔を挙げてイイ笑顔で雷鳴を見る。
雷鳴の右側には右手が開かれた状態で置いてあり、これから起こることが簡単に想像できるだろう。
直後、イイ音と共に雷鳴の頬に紅葉のような形が残った。
俺もあれ喰らいたい、助けて! by海楽
後半はふざけた、後悔はしてない、楽しかった!(小並感)
白雲から貰った剣が折れたのでもう使えません。直せば使えるかもしれませんが……ここに直せる人物は居ないので意味ないです。
ちょっと愚痴になるますけどこの作品について言いたいことあります(反転してます)
私としては「募集したキャラ全員主人公!」って感じで書きたいけど、今回みたいに一人だけ異様に目立ってしまうことがよくあります。
特定の人物だけ目立つと「コイツいらなくね?」ってなってしまうからなぁ。
だから各キャラが居ないと「勝てない!」って書きたいけど、本当に難しい……慣れるしかないのかなぁ?
完結後にキャラ設定と裏話の投稿
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両方いる
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両方いらない
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キャラ設定のみいる
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裏話のみいる
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作者に任せる