拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 魔王様

となり○吸血鬼さんが面白いです、助けてください。

「……いや、どうしろと?」

知らない。さてさて、魔王。本編頑張れよ。

「……今日も一日がんばるぞい!」

うわ、男がやるとちょっと……

「……いいじゃねぇかよ。今はショタなんだし」


やってしまった、助けてください。by棒人間

「どうだ、参ったか!」

 

棒人間はガハハと笑いながらそう言ってきた。

こいつ、凄くムカつく。

小型ナイフが棒人間の方に戻っていき、一つの5m程の黒い球体になった。

なんだろう、地球外生命体と戦うミッションに参加させられそうな見た目だな。

いや、これは漫画の話だったな。

 

「…………」

 

それはそうと、どうこいつを倒そうか。

まだ一発も攻撃を当てれていないし、弱点も分からない。

 

「……どうしようか」

 

攻撃してもかわされたんだよな。

目潰しか何かをしたら勝てるかもしれないが、こいつに目があるのか?

 

「どうお前を攻撃k……あっ」

 

棒人間はゆっくりと俺に近づいてきて、小石につまづいた。

そうすると、シャーペンの芯のように足が折れた。

 

「いてぇ、治さないと」

 

棒人間は球体になっていた黒い棒の一つを回収して、折れた足にくっ付けた。

付けた足を何回か曲げるとそこから動かなくなった。

こいつ、もしかして体が凄く脆いのか?

 

「あっ……喰らえ」

 

そうか、分かったぞ。こいつは頭が悪いのか。

棒人間はしまった。という顔をしながら黒い球体を変形させて10cm程の球体に大量に増えた。

おいおい。また追跡型だと今度は不味いぞ。

 

「滅んでもらおうか」

 

そうして、ゆっくりと回転しながら俺に攻撃してくる準備をしていた。

さて……よくある追跡型のかわし方を試してみるか。

俺は右足を上げながら力を入れて、攻撃してくるタイミングを待った。

 

「行けェ!」

 

黒い球体は俺に銃弾のようなスピードで向かってきた。

俺はそれを確認すると、右足を勢いよく地面につけて砂煙を出した。

 

「なっ!」

 

棒人間は俺をキョロキョロとして探すが見当たらない。

それと同時に球体が不規則な動きをし始めた。

まるで、標的を見失ったかのように。

 

「何処に行ったんだ!」

 

そう、俺は……

 

「お前の下だァ!」

 

棒人間の足元で拳に力を溜めていた。

俺は砂煙を起こして、真っ直ぐ姿勢を低くしながら接近していた。

もちろん球体には当たったが、弾いて進んだ。痛かった。

 

「……疲れた」

 

「流石だ、元・魔王」

 

棒人間は地面に倒れ、肩?で息をしながら話し始めた。

おいおい……防御力無いだけで生成させた黒い棒さえあれば回復出来るのかよ。それと、肩?で息をしているから体力も無いのか?

 

「だが、お前は勘違いしている」

 

なんだ、このテンプレ感ある台詞は……

 

「この基地は支部……えっと、第2支部だ。ここの他にも第1支部と本部がある……合ってたっけ?」

 

駄目だ、急にポンコツになりやがって情報が全然足りない!

いや、さっきからポンコツ化していたな。

 

「ふっ、精々、残りの人生を……えっと……何て言おう」

 

棒人間はそう言って、喋らなくなった。

最後の言葉がそれでいいのか、オイ!あ、まだ生きてるか。

 

「……帰るか」

 

はぁ。棒人間は倒せたが、新しい城にしようとした基地を壊れるし、体はボロボロで痛いし……良いこと無いな。

そうえば、さっき……

 

『お前の下だァ!』

 

あの時は『……』を前に付けなくても喋れたな。

どうなってんだ?謎が深まった。

さて、早く土地に戻りたいな。そうして、泥のように休みたい。

 

良いことが無いです、助けてください。




【棒人間】
力だけある。簡単に言うと脳筋。魔王の攻撃がかわせたのは偶然。
何か弱点はないか考えていたら『防御力』と『体力』が無ければ勝てる!と作者は気づいた。
防御力はつまづくと足が折れる位。
体力は自分で生成した黒い棒で作った剣を持つとバランス崩す位(3kgの剣)。
ついでに頭が弱い。

<攻撃>
自ら生成したシャーペンの芯のような大量の黒い棒を操る。
剣にしたり、球体にしたり出来る。
一本、一本は脆いが束ねるとかなりの固さになる。
また、自身が折れた場合それをくっ付けて治す。
攻撃は追跡型が多い。ただ単に真っ直ぐ伸ばす場合は追跡してくれない。
追跡と言っても、自分が視界に捕らえている相手にしか追跡出来ない。
視界しか外れた場合、不規則な動きをする。

<その他>
本編では明らかになっていないが、第2支部の幹部。
というより、第2支部は最近出来たばかりのため三人しかいない設定。
後書きを書いている最中に気づいたが、こんなに脆いのならどうやって過ごしていたのだろうか。また、どうやって支部まで来たのだろうか。

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

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  • キャラ設定のみいる
  • 裏話のみいる
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