拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

最初の話を見ると、若干矛盾しそうなことに気づきました。
まずいかもしれません。ここは、後付け設定で……!


ちくしょうが!助けてください。

「……果物だ」

 

俺は城……いや、土地か。

土地に戻る途中、木に果物がなっているのを見つけた。

この体は食事を必要としないが、異世界に来てから何も食べてなかったな。

そうえば、果物がなってるのは始めてみるな。

 

「……林檎か?」

 

形は林檎だが、見た目が銀色だった。

それが一つの木に30個ほどあった。

噛んだら、鉄のように硬いとかないよな。

俺は念のために軽く手で押し潰してみたら、思ったより柔らかかった。

 

「……うまいな」

 

前世で食べた林檎よりは味が劣るが、美味しい。

それに、体の底から力が沸いてくるような……沸いて、くる……?

気のせいだったか。手を何回か握っても変わった様子は無い。

……見た目はあれだがな。

俺は白雲のお土産にしようと一個持ち帰ることにした。

なお、残りの林檎は全て食べた。

 

 

 

 

 

「……あ?」

 

おいおい。

俺は道が分からなくなったので、湖まで跳んでから土地に戻って来たのだが……

 

「……何故だ」

 

草が炭化しており、全て平地だった(クレーター?知らないな)のにいくつも穴を掘ったような後があった。

どう考えても人工的にされたモノである。

 

「……いるか?」

 

「はい、なんでしょう」

 

白雲が影から現れてきた。

前に頼んだことは終わったようで、出てくると同時に関節技の状態で縄で縛られている狼男とたくさんの木が出てきた。

まぁそんなことはいい。

 

「……白雲、これはどういうことだ?」

 

「恐らくは新・魔王の手先かと」

 

手先……あの門番達か。

あいつらがやったのか、仲間に報せたのか知らないが。

 

【……本格的に喧嘩を売ってくるとは、面白い】

 

「魔王様、手を出したのですね。あの紙に書いてあった予定とはズレていますが」

 

「……?」

 

なんのことだ?

俺は少し冷静になっていた。

 

「忘れたのですか、ほら。城が壊れる前に許可をもらったでしょう」

 

そんなもの記憶に……あ。

 

 

 

死神から何かの紙を渡されたので、とりあえず読んでみた。

 

『わ、分かった……』

 

全く字が読めないこの文字は日本語でも、英語でもない。

よく分からないが了承することにした。

 

 

 

「…………」

 

あれかよ。そうえば、あの時はまだ前に『……』を付ける癖は無かったな。

そんなの分かるわけないだろ、文字読めないし。

 

「……そんなのあったな」

 

すっかり忘れていた。

それはそうと、新・魔王を倒したくなってきたな。

だけど、幹部であの強さだったからな。

今の俺の体はボロボロである。

なんだが、眠たくなってきた。

 

「……白雲、俺は寝る。狼男をまだ縛っとけよ」

 

俺は地面に転がりはじめた。

はぁ、今世は良いことが無いな。

それに、魔法やらなんやら使えるようになりたいし。

俺はそう思いながら目を瞑った。そして、三秒で寝れた。

 

【……大変だな】

 

俺は疲れました、助けてください。




【紙に書いてあった予定】
いつ新・魔王に喧嘩を売るか書いてあった。

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

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