拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

うぅ、これでこの章の投稿も最後か。
なんか目から涙が……出ねぇよ。
寂しくはありますけど、いつか終わりが来ますからね。
クヨクヨしてたらいけませんし、もう最終回は向かえてるのでそこまで悲しくはないです。

それでは、どうぞ!


裏話やらなんやらその8です、助けてください。

「これでとうとう、最後の投稿に……なるのか」

 

「……設定を投稿してないだろ」

 

「止めて? ねぇ魔王様、今シリアス風に喋ってたの。それで読者に『とうとう終わりかぁ……』と思わせて設定のことを有耶無耶にしようとしてたのにさぁ!」

 

「……考えが酷いな」

 

「ハッ、知るかよ! 今日で私はハーメルンで活動し始めて四年目になるんだ。実質今日は誕生日! 何をしようと自由なんだよ!」

 

「……はいはい。それじゃあ今回の話題を話していくぞ」

 

 

 

 

 

《白雲の話》

 

「……なぁのろとり、白雲のあれってあの解釈で合ってるのか?」

 

白雲の『あれ』って言うと……魔王と親友が重なって見えた話のことか?

あれならその通りさ『魔王=前世の親友』で合ってるぜ。

ただまぁ、白雲自身がそのことに気付く……いや、思い出せるかは知らないけどな。

 

「……思い出す?」

 

そう。白雲が持ってる能力の代償として、願いを叶える代わりに自分の大切な『前世の記憶』が失われてるんでな。

今まで仲間達が全員生存できたり、別世界から人を呼んで助けてもらったりしたんだ。

その代償が『記憶の消滅』なんだよ。

 

「……待て、雷鳴達が此方に来たのは白雲のせいなのか?」

 

「それは少し誤解があるね」

 

あくまで切れ目を使ったのは新・魔王だ。

だけど白雲は元・魔王が眠ってる間、無意識に『強大な敵が来ても勝てる仲間が欲しい』とでも願ったんだろ。

その影響で来たのがアイツらってことさ。まぁさすがに世界を越えるほどの願いだから、完全には能力が発動しなかったようだが。

空良はちゃんと強いが、ミサは能力が強いだけ、雷鳴と海楽はシリアスぶっ壊すし、商人は存在自体が危険だ。

完全に発動してたら、そんな弱い奴や危ない奴はこの世界に来ないだろ。まぁ海楽は別枠だがな。

 

「……白雲の能力の範囲ってどのくらいだ?」

 

「う~ん、そこまでは考えてなかったな。白雲の能力自身、後付け設定だからなぁ」

 

少なくとも、完全ではないが別世界に干渉できる程度の力ってことになるかな。

また、100%出来ないことは不可能だな。例えば元・魔王が新・魔王をデコピン一発で倒せるほど強化されるとか。

あくまで『起こるかもしれない可能性を上げる』ってのが限度かな。

 

「……と、言うと?」

 

「不可能なモノには能力は発動しない、ってことだ」

 

存在しないモノを持ってくることは出来ないし、その可能性が存在しないなら発動もしない。

ただ、別世界に干渉するほど大きな力で無い限りは基本的には発動する。ってことだな。

 

「……なるほどな」

 

「さて、話を戻して白雲が思い出すかどうか。に戻るよ」

 

正直に言って思い出すかは私にも分からない。

それはあくまでアイツら次第であって、そこに作者が干渉しようとは思わないね。それに、そう言うのはあまり手を付けない方が良いだろうし。

 

「……俺から話を振ることは?」

 

「それは魔王様次第だ。まぁそのとき白雲に記憶があるかは知らないよ」

 

「……そうか」

 

 

 

《ちょっとした話》

 

「そうえば魔王様。私が前に『続編は書かない』って言ったのは覚えてる?」

 

「……あぁ。確か『続編を書こうとすると、どう足掻いても異世界組が出てくるから駄目』って言ってたな」

 

「そうそう。あくまであれは『借りた』キャラであって、もう返したから私が使える権利はないからね。仮に使ったとしたら『無断使用』になっちまうのさ」

 

「……面倒だな」

 

もしかしたら『そんなの気にしない』って人も居るかもしれないけど、これはあくまで私のけじめだからね。

使えるからと言って、ずっと使いまくってたらキャラ崩壊しそうだから、これで区切る。それが一番だと思ってるよ。

 

「だが、異世界組を使わない続編ならセーフさ」

 

「……何言ってんだ?」

 

「『パラレルワールド』だよ」

 

「……止めとけ、飽きるぞ」

 

待て待て魔王様、確かに私には前科があるけどそう止めるなよ。

新・魔王に倒された世界とか、私が今まで作ったキャラを集結させて新・魔王と戦う『カオスオールスターバトル』とか考えてたのに。

 

「……公開中になってる中で、お前が今まで作ったキャラを上げてみろ」

 

「ギャグ補正持ちの人間、文房具で戦う人間、魔王 is love な勇者、火の木の棒で魔王城を燃やす人間、バレンタインにチョコが欲しい魔王様、スライム、自我を持つ系家電製品……こんなものか」

 

「……誰にも会いたくねぇ」

 

「なんでさ!」

 

安心しろよ。インクを目にぶちまけられたり、国を総動員させて魔王を探したり、家電製品が喋ってるだけだって! ほら、安心だろ?

 

「……それのどこに安心する要素が?」

 

雷鳴よりはマシだろ。

ちゃんと戦うし、空間をギャグワールドにしないし。

 

「……存在自体でシリアスが消えるんだが?」

 

大丈夫だって、いざとなったら火の木の棒で家電製品は爆発させればいいし、敵から逃げたいときはインクを目にぶちまけて逃げられるし……最高の仲間じゃないか!

 

「……最悪の仲間だよ」

 

「まったく、いつも文句が多いねぇ。今回でこのシリーズ()が終わるってのに」

 

「……いつも通りだから、いいんだろ」

 

「ま、魔王様…………!

 

ちょっと急にシリアスにしないでくださる? シリアス臭が移りますわよ」

 

「……〇す」

 

「わー! 待って、悪かった。ふざけた私が悪かったから。魔人化しないで、最終形態で私をボコらないでくれ!」

 

誰か……誰か、助けてください。 by作者




二つ目に話した内容? あんなカオスなの誰が書くんですか。
雷鳴が霞むほどヤベー奴らを一ヶ所に集結させたら処理しきれなくなって未完になるのがオチです。
……まぁ、【仮に】ですが、仮の仮で書くとしても展開やら考えないといけないので、数ヵ月は必要ですね。


それでは皆さん、次に会うのは何処でかは分かりませんがまたいつか!

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