拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

2 / 131
拝啓 読者様。

このたび、この小説は想像以上の人気が出てため連載させてい頂くことになりました。


訳の分からないことになりました、助けてください。

「どうしようか……」

 

俺はうろちょろしながら考えていた。

この際、誰でもいいか見つけられれば良いのだが……

 

「扉か……」

 

無駄にデカイ扉を見つけた。

城がデカイから、扉もデカイってか?そんなわけないだろ。あの扉の高さは50mだぞ!

 

「とりあえず……入るか」

 

俺は扉の中に誰か居ればいいな。と思いながら開けた。

 

「俺の飯を返せぇ!」

 

「だったら私のお菓子も返してもらおうか!」

 

毛が濃い2m位ある巨人……恐らくは狼男だろう。

もう一人は、浴衣に白髪……恐らくは雪女だろう。その二人が闘っていた。

拳を交えたりしているため、その衝撃で部屋に少しずつヒビが入ってるように見える。

というより、この城が基本的に黒やら黒紫やらだから分かりづらい。

いや、あの……壊されたら俺の住むところが無くなるから止めてくれ。

右も左も分からない現状でホームレス生活は嫌だ。

 

「……何も見なかったことにしよう」

 

俺は扉を閉めようとしたが、狼男が氷付けにされた状態で俺の横を高速で通り抜けた。

おいおい、壁にクレーターが出来ちまってるよ。

だが、すぐに氷から脱出した。

そうして、此方に気づいたようだ。

 

「ま、魔王……様。いつからそこに」

 

あっ、やっと気づいてくれた。

いま様を後付けしなかったか?もしかして、こいつは信頼されていなかったのだろうか。

まぁ今の俺が気にすることではないな。

俺は狼男に手を出して、助けようとしたが弾かれた。

よくアニメであるシーンだけど、実際にされると泣きそうになる。

この体に涙腺があるかは謎だが。前世だと某戦車アニメが好きだったからか、涙腺が弱かったけどな。

 

「あんたなんかに心配されてたまるかよ」

 

訂正、かなり信頼されていないようだ。

まずは信頼をどうにかしたいな。それと、こいつの力がどんなものか知りたい。

いや、その前にすることがあった。

そう考えていたら、狼男が何処かに行ってしまった。

 

「……道に迷ったから案内しろ」

 

そうえば、この口調はどうにかできないのだろうか。

喋るときに少し間が空くのは癖みたいだし。

 

「分かり……ました。魔王……様の道案内をしよう!」

 

敬語をつけることすら嫌がられるとは……

まぁいい、俺自身敬語はあんまり好きじゃないからな。癖やら事情があるなら例外だが。

案内してくれるなら気にすることもないか。

 

「だが、一つ条件がある」

 

「……条件か」

 

おいおい、今の俺に出来ることは何もないぞ。

出来るとしたら、鼻からスパゲッティ食べること位だ。

そうえば、この体に鼻はあるのか?手で触っただけだと分からないから、鏡が欲しい。

 

「私と闘え。もし、あんたが負けたら城から出ていってもらうよ」

 

それは困る。城から追い出されたら何処にいけばいいんだよ。

だが、背に腹は代えられぬ。

 

「……いいだろう」

 

俺がそう言うと、雪女が大声で叫び始めた。

どうしたんだ?一体。

そうすると、ロープがいたるところから現れて俺を縛った。

 

「魔王。お前が白雲出掛けてる間に罠を張らせてもらったよ」

 

こいつ、嫌われすぎだろ……

それにしても、この急展開はなんだ。

理解が追い付かなくて、ずっと喋ってないのだが。

 

「お前の命、私が取る!」

 

それにしても、このロープ固そうだ。力をいれてもびくとも……

 

「……あ」

 

「え?」

 

あっさりとロープが破れてしまった。

気まずい空気が流れながら、放心状態になる俺たち。

 

シリアスな空気を破壊してしまいました、誰か助けてください。




【狼男】
元々は、白雲と狼男と雪女が裏切る予定だったが、後の展開が困った。
魔王を嫌っている。
理由はある(考えてあるとは言っていない)


【雪女】
シリアス破壊の被害者。
本人は真面目にやっている。

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

  • 両方いる
  • 両方いらない
  • キャラ設定のみいる
  • 裏話のみいる
  • 作者に任せる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。