拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。 作:のろとり
今回はシリアスです。
新しい設定が入ります。
「…………」
俺は森でさ迷っていた。
幹部を湖で倒したはいいが、新・魔王の場所を聞き忘れた。
前に来たときは一週間位迷った。
そして現在、体がぼろぼろ。
「……助けてください」
白雲を呼ぶのが一番だと思うが、アイツは怪我してるから呼びたくない。
跳んで魔王城があった場所に戻るのも良いかも知れないが、そうしたら白雲達の場所が分からない。
そもそも跳ぶほどの元気も無い。
「……テレポート出来ないかなぁ」
前は無意識で使えていた力も今は使えない。
意識してしまっているのか、ただ単に使えないのかは不明だ。
謎の声、今何処か分かるか?
【……zzz】
こいつ、寝てやがる!
なら白雲を呼ぶしかないか?でもなぁ……
「魔王様に呼ばれた気がした!」
後ろから声がしたので振り向くと、白雲がいた。
鎌は壊れたのか不明だが、持ってはいないようだ。
「……休まないのか」
「もう回復した!」
早くないか?まぁいい。
回復してくれたなら、色々と助かるな。
病み上がりかもしれないが仕方ない。コーラン達の場所まで移動してもらうか。
「……白雲、実は」
「魔王様、話があ……あります」
俺が用件を言う前に、白雲が真剣な表情で此方を見てきた。
睨んでいるわけではないみたいだが、何か大事なことを話そうとしているようだ。
……それなら俺の用件より先だな。
「……その話はどんなのだ?」
「実は……もしも僕が『ロボット』だと言ったら、信じますか?」
ロボット……だと?
確かに白雲は、死神だし変な技使うけど……普通じゃないのか?
それに、触った感覚も骨そっくりだ。
……触ったことある骨は鶏肉とかだ、人のは触ったことない。
「……どういうことだ」
ロボットだとしたら何がおかしいんだ。
でも、この世界にロボット?何処かに研究室でもあるのか。
「僕は……新・魔王軍の元部下です」
なんだと……!?
でもそれは少し可能性があるかも知れないな。
今まで新・魔王の部下と白雲は一度しか戦ったことが無い。
そもそも、あれは俺の指示で攻撃を弾いただけだから含まれないかもしれないが。
俺を倒すほどの実力があるのに、幹部を倒さなかったのも気になるな。
「僕の体には新・魔王の奴らに攻撃出来ないようになっています。
攻撃を弾き返すことは出来ますが、それ以外は……
それと、支部の場所を知っていたのもそれが理由です」
「……そうか」
でも少し気になるな。
操られていた時は別として、どうして俺を助けてるような事をしてたのか。
復活させようとしたのかが。
「……白雲、どうして俺の部下になった」
そこがやっぱり気になる。
少なくとも、スパイでは無いと思うが……
「魔王様に新・魔王を倒してほしいからです」
倒す、倒すかぁ……
逃げたい。倒せる気がしないから。
でも、発言から考えると倒せないと不味いことが起きそうだな……
「……もし、倒せなかったら」
確認して置かないといけない。
もしも、倒せなかったらどうなるか……
「それが、分からないんです」
分からない?
でも何か企んでることは知ってるのか。
「新・魔王は何かしらの能力を持っていて、それで何かをしようとしてることしか……」
「……兎に角、不味いのか」
……倒すしか、無いのか。
でも場所は分からない。
俺を倒さないとその『何か』が出来ないのか、時間制限があるのか知らないけど詰んだ。
まぁいいか。その事は後で考えよう。
「……白雲、コーラン達の所まで頼む」
「え?」
「……俺は気にしない。それだけだ」
実際、白雲がロボットだった。程度で驚かない。
憑依したり、ショタだったり色々なことがあったからな。
「……運んでくれ」
「分かりました! この
何か吹っ切れたように、あの時と同じように返事した。
そうして、コーラン達の場所に移動してもらった。
新・魔王を倒せる気がしません、助けてください。
【白雲】
前から新・魔王の元部下の設定は考えていた。
ロボットした理由は特に無い。
それと一人称は『僕』になった。
もしかしたら前に『俺』と言っていた可能性が……
というより、作者が忘れた。
完結後にキャラ設定と裏話の投稿
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両方いる
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両方いらない
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キャラ設定のみいる
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裏話のみいる
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作者に任せる