拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

毎日投稿って、大変ですね……
一度間が空くと書くのが難しくなります。


とうとう、助けてください。

「……入るか」

 

落ち着いた俺は、最後の部屋に入ることにした。

部屋の中は書物庫だった。

幾つか本を確認するが、読めなかった。

日本語でもないし、何故か読める異世界語でも無い。なんだこれ?

魔王独自の言葉か?

でも、本と本の文字が全て違うような……気がする。

『外国語を見比べて、なんとなく違う』っていう感覚と同じだから信用出来ないが。

 

「……これは読める」

 

読める本が無いか、本棚に入っている本を地面に放り投げながら探した。

そうすると、タイトルが書いてない本があった。中身は読める。

ペラペラと捲ると、見たことある絵が載っていた。

前に食べた銀色の林檎のようなものだった。

文字はかすれて読めない……だけどここに書かれているってことはかなり重要な物か。

本拠地に置いてある本に書かれてるし。

俺食ったけど、毒とか無いよな?

他も漁ったが特に気になるもの……もとい、読める物は無かった。

 

「……もういいか」

 

もう情報は無いだろう。

本は読めないし、何故か和室だったり、研究室があったり……

魔王は何がしたいのだろうか。

ゲームで考えると、世界征服が普通だな。

まぁいい。

 

「……奥に進もう」

 

俺は部屋を出て、長い廊下を進むことにした。

この先に進むと、とうとう新・魔王に会えるのだろう。

何をしてくるかは一切分からない。

どんな奴かは一切分からない。

だが、魔王は一人で十分だ。

 

「……行こう」

 

【…………】

 

 

 

 

 

 

 

 

「……入ろう」

 

奥に進むと五メートルはあるであろう扉があった。

とうとう……か。

俺はゆっくりと扉を開けた。

 

「……お前が新・魔王か?」

 

部屋はとても質素であり、部屋を支えるための柱しか無かった。

その部屋の中央に一つの生物が居た。

その生物は人形だが『人』と呼べる者ではなかった。

肩甲骨辺りからは、白く大きな翼が生えていた。

短い黒髪で、本来顔がある部分は大きな目玉のみだった。

左腕は普通の人間の者だが、右腕は黒いパーカーで見えなかった。

だが、膨らみから考えると中に大砲が入っているような大きさだった。

ついでに身長は170cmはありそう。

 

「ソうダァ」

 

何処から出しているかは知らないが、声は感情のない機械のようだ。

普通の人間なら狂気に呑まれる程何故だか気持ち悪い。

 

「……お前を倒させてもらう」

 

「フッ……アヒャヒャヒャ!」

 

俺がそう言うと、新・魔王は笑い始めた。

なんだこの笑い声。

 

「オいおイィ、ナに言っちゃてんだヲォ。ザこがヲォ」

 

これが魔王としての余裕か?

それにしても、こいつが日本出身とは思えない。

かと言って、地球から来たとは思えない。

そうなるとこの世界とは違う異世界か?

それでも和風な部屋だったり、日本語で書かれていた本があったのは?

一体どういうことだ……

 

「……かかってこい」

 

そんなことは関係無いな。

俺は魔王としてこいつを倒すまで……!

 

「……ガハッ!」

 

俺は気がつくと、壁まで吹き飛ばされていた。

壁には俺を中心に大きなクレーターが出来ていた。

何が起こった……?

周りがスローモーションに、壁の破片がゆっくりと落ちていくように見える。

新・魔王の方を見ると、拳を出したような後があった。

まさか、速くて見えなかったのか?

俺は壁から抜け出し、何時でも攻撃が来てもいいように新・魔王を注意深く見た。

 

こいつ謎で強すぎる、助けてください。




とうとう、とうとう……とうとう、とうとう!

新・魔王が出てきた!

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

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