拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

書いてると、予想外な展開になります。
それはそうと、毎日投稿は無理です。


建築したくないです、助けてください。

「……まずはどうしようか」

 

俺は半壊した城を見て、何処から手をつけていくのか考えていた。

そもそも、俺に建築技術は無い。

精々、作れるとしたら学校の授業で作るような物だ。

 

「作り方さえ……分かれば」

 

俺がそう呟くと、頭の中に城の作り方が急に出てきた。

な、なんだ!?

俺は少し混乱したが、今出てきた作り方を確認し始めた。

 

「……なるほど」

 

時間としては数時間だろうか。この土地はずっと月が昇ってるから時間が分からない。

日にちに関しては、脳内で勝手に出てくるが。

それはそうと、作り方を大雑把に覚えた俺は魔王について考えることにした。

どうして城の作り方が分かったんだ?

 

「こいつの……能力か?」

 

俺が無意識に使っているだけで、何かこいつには凄い力があるのかもしれない。

さて、それはそうと……まずはこの城を壊すか。

この半壊した城があると、新・魔王城が建てられない上、いつ崩れるか分からないからな。

 

「……壊れろ」

 

俺は意識的に呟いてみたが、何も起こらなかった。

やっぱり、無意識に使わないといけないのか?面倒だな。

 

 

 

 

 

 

「それにしても……どうなっている」

 

なんとか城を壊し終え、瓦礫も退けて平地になったところを見て俺はそう思った。

この魔王の部下は誰もいないのか?城が半壊したから、何処かへ行った可能性があるが一匹も魔物が居ないのはおかしいと思う。

 

「……後で白雲に聞くか」

 

それより、城を作らないと。

俺はまず、柱を設置しようとしたが……

 

「……材料が無い」

 

材料が無かった。正確には、材料だったもの……瓦礫がある。

はぁ……まずは材料を集めるか。

俺はゆっくりと歩きながら材料になりそうなもの……とりあえずは木材でいいか。木材を探すことにした。

 

「……そうだ」

 

俺は後ろを向けばまだ平地が見える程度の距離に来て、思い付いた。

そうだ、白雲に色々と聞けば良いのか!

俺は早速白雲を呼ぶことにした。

 

「……白雲」

 

「お呼びですか、魔王様?」

 

急に俺の目の前に出てきた。

うわぁ!ビックリした……脅かせやがって。

まぁいい。俺は本題に入ることにした。

 

「……白雲、ここの近くで城の材料になりそうなものは?」

 

「あちらに森の奥にある湖で、頑丈な木材があります! それを試してみては?」

 

白雲は俺が歩いてきたのとは、反対方向の方を指差した。

え、そっちか……

そうえば、白雲は敬語の時と元気な子供みたいな返答をするときがあるな。

 

「……分かった。あともうひとつ、どうして魔物がいない?」

 

白雲にその子とを聞くと、気まずそうに目線を反らした。

一体、どうしたんだ?

 

「他の魔物は……勇者によって、殆ど滅ぼされました。残った魔物は封印されていていた魔王様……貴方の復活に力を貸して弱体化しました」

 

……え?と、とりあえず話を整理しよう。

 

その1、殆どの魔物は勇者に滅ぼされた。

その2、俺……もとい、魔王は封印されていた。

その3、そのために力を使い、残った魔物は弱体化。

 

こんなものか?他にも『俺を襲ってきた雪女は何者か』『どうして封印されていたのか』と聞きたいことは山ほどあるがまた今度にしておこう。

逆に此方が聞きすぎて頭がパンクする可能性もあるし。

 

「……下がってよい」

 

白雲は何処かへ飛んでいった。

そうえば、俺も飛べないのか?

 

「……森に向かうか」

 

これから、城を建築しないといけないのか……

俺は改めて、森の方向へ歩くのであった。

 

空を自由に飛びたいです、助けてください。




【主人公】
名前はまだ無い。と書いて、考えてないと読む。

主人公が自身をどう呼んでいるか。
主人公自身→俺
体の持ち主→魔王



次回予告

城を再築するために、材料を集めることにした魔王。

こういうのって部下に任せれば良くない?と言ってはいけない。

そもそも、魔王は誰が部下なのか知らない状況ですし。

なんやかんやで、森にたどり着けた(ら良いな)魔王。

そこに待ち構えるものとは……!

なお、次回の話は一切作成していないため、次回予告とは異なる可能性があります。

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

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  • 両方いらない
  • キャラ設定のみいる
  • 裏話のみいる
  • 作者に任せる
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