拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。 作:のろとり
【雷鳴についての補足】
雷鳴は転生者で異世界で(強制的に)勇者やってます。
なので『ビル』とか『ゲーム』とかの単語を知っているのは、前世の記憶があるからです。
ただそれだけです。
「いってぇ……」
俺は爆発で吹き飛ばされたが、髪の毛がアフロになっただけで無事だった。
ゆっくりと立ち上がり周りを確認したが、
ふむ……逃げるか。
何処かの吸血鬼を食料にしてる奴らと戦った戦士も逃げてたから、別に良いだろう。
「ニガサンゾォ」
「うわぁぁぁぁぁ!」
地面からスッと敵の魔王が出てきて俺は驚いた。
び、ビックリしたじゃねぇかよ。お陰で目が飛び出たぞ……
俺は気づいていないが、黒い液体から出てきただけである。
けど、地面が黒で液体が黒とか分かるわけないだろ。
「アヒャヒャヒャ、ブッツブレロォ!」
敵の魔王は俺の頭上に切れ目を出し、コンクリートの地面ごとビルを出した。
俺はなす統べなく、ビルの下敷きになった。
だが、俺を倒したのか不安なのか今度は切れ目から隕石を出した。
隕石はビルに直撃し、ビルは崩壊した。
隕石はそのまま地面に衝突し、普通の人間ならその衝撃だけで消滅してそうなほどの風圧を作り出した。
だが、それは地面に少しクレーターを作った程度で敵の魔王に拳で粉砕された。
「ペラペラァ~」
俺はビルの下敷きになり、隕石の下敷きにもなったが体がペラペラになって生きていた。
そして俺の体は風船のように膨らみ始め、元の形や大きさに戻った。
敵の魔王は此方を怒りと憎しみの目で見てきた。
お、おい……俺は何もしてないだろ。
「オマエを最悪な地獄に送ッテヤルゥ」
なんか恨まれてる!?
俺が一体何をしたと言うんだよ!
そして敵の魔王が俺に一瞬で近づき、胸ぐらを掴み空に投げた。
「うわぁ、すごーい浮遊感だなぁ~」
って違う!?
空中だと身動き出来ないし、反応出来ない……
そもそも俺は能力が無いとただの一般ピーポーだからなぁ。
早く帰りたい……でも、帰ったとしても魔王退治しないといけないからなぁ。
一応勇者ってことになってるから。
俺がそう現実逃避してると、敵の魔王は俺をなんかあのアームっぽい……なんだあれ。デカイ手で俺を掴んできた。
俺の胴体を両腕が使えないように掴み、地面に急落下した。
「助けてくれぇ! そもそも俺が何をしたんだよ!」
そう言うが、敵の魔王は聞いていない。
「聞こえてますかー、大丈夫ですかー……バカですかー」
俺がそう言うと、心無しか落下スピードが速まったような気がした。
聞こえてるよな、バカって言ったこと根に持ってるよな!?
俺はなんとか脱出しようとするが、人の力程度では脱出出来なかった。
そして重力に沿うように頭から落下していき……
「チチュウ深くで眠ッテロォ……」
地面との距離残り二メートル位なり、敵の魔王は俺を投げ捨てるかのように地面に投げた。
俺はまるでドリルのように地中深くまで進んでいった。
「オワリダナァ」
地中って暖かいんだね、助けてください。
あぁ、あれだ。なんつーか、新・魔王が雑魚キャラに見える。
全世界の支配者(笑)とか言われそう。
【関係無い話】
なんか手紙読んでるとき、感動シーンとかでありそうな特殊タグの使い方。
俺は親友の手紙を開けた。
『お前へ
なんつーか、あれだ。
これを読んでる頃にはオレは居ないだろう。
だが、心配するな。お前は一人でやっていける。
お前には今まで色んな嘘をついてきたな。そのたびに「冗談だよ」と言ってたな。
お前が「もしかして今話したのも嘘なんじゃないか」と疑心暗鬼にさせたことは本当に悪かった。
だけどな、お前と一緒に居て楽しいと思ったてたぜ?
じゃあな。
心の友より p.s.滲んでる文字を読んでみな』
完結後にキャラ設定と裏話の投稿
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両方いる
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両方いらない
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キャラ設定のみいる
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裏話のみいる
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