拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。 作:のろとり
さて、今日はこれで七本目です。
本当にこれが平成最後の『拝啓(略)』の投稿で、小説の投稿です。
「【……行くぞ】」
「サッサット来ヤガレェ」
その言葉と共に、元・魔王は地面を蹴る。
新・魔王はいつでもかわせるように構える。
だが、元・魔王は地面に吸い込まれるように消えた。
新・魔王は何が起こったか分からなかったが、直ぐに理解した。
「シニガミィ!」
そう、白雲だ。
白雲は先ほど新・魔王の攻撃を受けて
それに体が起き上がらないだけで、動けない訳ではない。
白雲は指を動かして切れ目を元・魔王の足元に出したのだ。
そして元・魔王がどこから攻撃してくるか分からなくした。
新・魔王は切れ目がどこにあるか分からないと、操れないのだ。
白雲を先に消そうと考えたが、その間に元・魔王の攻撃を受けては意味が無いと思い、かわすのに集中することにした。
「…………」
新・魔王は何処から攻撃が来るか考えてた。
そして空中や後ろと言った注意力が浅くなるでれう場所に出てくると考えた。
そうして新・魔王の考えた通り、後ろに切れ目が出現した。
新・魔王は後ろを向き、相手に絶望を与えるため、攻撃してくるところで消滅させようと考えた。
けれども新・魔王の目の前に切れ目が現れた。
「モウ遅イィ!」
新・魔王は手に炎を集めて、塵すら残さず消そうとした。
その前に目の前に出ている切れ目を消した。
だが、先ほどと同じように後ろにもうひとつ切れ目があると考えていた新・魔王は油断しなかった。
そして消した切れ目の後ろに、もう切れ目があった。
新・魔王のその後ろにあった切れ目も消した。だが……
「【……そうくると思った】」
切れ目は三重になっていたのだ。
急いで三つ目の切れ目を消そうとするが、既に遅く元・魔王に逃げられた。
新・魔王は後ろに出てくると思い、炎を集めて焼き払った。
「イナイダトォ……?」
フェイントをかけて、後ろに出てくると思った新・魔王は不思議に思った。
空中かと思い、上を見るが見えるのは月だけである。
嫌な予感がしたのでその場を離れようとしたが、足が凍りついていた。
「アノ女カァ……クソガァ!」
先ほどまで雪女と狼男は気絶していた。
しかし、コーランは気絶しておらず白雲が切れ目を使って呼び寄せたのだ。
コーランは見つからないように雪女と狼男を回復させたのだ。
そして回復した雪女は新・魔王の足を『
「ダリャアァ!」
狼男は足が凍っている新・魔王に向かって、正面に走ってきて拳を浴びせようとした。
けれども新・魔王は目からビームを出して狼男を遠ざけようとした。
流石にそう何度も攻撃には当たらず、かわした狼男。
しかし近づいたところで、新・魔王が腕を振った。その風圧で吹き飛ばされた。
「ザコの相手ヲシテル時間ハネェ!」
新・魔王は元・魔王を探そうとして、意外な場所にいたのだ。
それは自分の正面である。
切れ目がそこから出現し、自分の足元から腹に向かって拳を振るのが見えた。
急いで空間を移動して逃げようとするが、何者かに羽交い締めされる。
「ただでは、倒されたりは……しない!」
白雲だ。コーランに最低限まで動けるように回復してもらい、
新・魔王の後ろに『テレポート』してきたのだ。
「【……ありがとう、な】」
「ナァ……ヤァ、ヤメロォォォ!!!」
新・魔王の叫びが響くなか、拳は止まらずに新・魔王の腹に当たる。
その衝撃で新・魔王は白雲と共に空中に放り出される。
そして地面に落ちると、動かなくなった。
新・魔王からは金色の見る人物全てを魅了するような光を出していた。
その光が大きくなると同時に、新・魔王の体が消えていく。
それと同時に寝ている雷鳴は肉体を取り戻し、体が金色に光り輝き始めた。
終わったな、助け、てください。
新・魔王、撃破。
完結後にキャラ設定と裏話の投稿
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両方いる
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両方いらない
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キャラ設定のみいる
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裏話のみいる
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