拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

多分後1、2話で終わります。

前回説明してなかった気がするので説明。
【雷鳴を最後まで残した理由】
新・魔王を倒すと雷鳴が元の世界に帰れる。
雷鳴が途中で退場すると、新・魔王が完全に倒せたか分からない。
よし、取り敢えずいてもらうか。
そして雷鳴が消えたら、新・魔王が倒したという証拠になるな!


助けろください、助けてください。

「……ここは」

 

俺は目が覚めると知らない……いや、あいつと会った真っ白な空間に居た。

俺は周りを確認するが、誰も居ない。

体を確認するとショタになっていた。あれ、俺は消えたはずなんだが……

 

【……精神世界だ】

 

後ろから声が聞こえたので、振り向いた。

後ろには俺と同じようにショタであるが、体が幽霊のように薄かった。

 

「……魔王、どうしてここに?」

 

俺はそう聞くと、頭の中に何かの映像が流れてきた。

これは……元・魔王と新・魔王が戦ってるのか。

それに、よく分からない奴が来たり、新・魔王が変身したりしてるな。

 

「……記憶か」

 

俺と同じ格好……元・魔王が頷く。

けど、何故こいつの記憶が流れてるのだろうか。

そもそも俺は吸収されたんじゃ……

 

【……俺は魂と引き換えに力を全て使った。

 

……結果、魂が消滅してこと体には代わりの魂が必要になった】

 

「…………」

 

なるほど。

力を使い果たして、元・魔王は消える。

けど、この体には新しい命が必要なのか。

 

【……お前の魂は魔力とは関係ないので、

 

吸収しても『異物』として残ったためだ】

 

つまりは、この体は元・魔王の者では無くて、俺の者になったのか。

だけど、俺は白雲達が先に心配だな。

……あれ、ってことは!

 

「……お前は、消えるのか」

 

元・魔王は首をゆっくりと縦に振った。

つまりは、器だけ残るのでその器に()を入れるのか。

そうなると……まだ魔王を続けないといけないのか。

嫌だ!って、昔の俺は言ってたな。

今は『魔王』としての自覚があるし、この生活も悪くないと思えてきた。

戦いたくないのは変わってないけどな。

けれども、こいつが居なくなると悲しいな。

 

【……俺の魂は魔力の塊だ。

 

……魔力さえ溜まればいつでも復活出来る】

 

不死身かよ。

しかも言い方から考えると、何度か復活してるのか。

でも、魂が復活するだけで体はそのままなのか。

……この体腐ってないよな?匂い大丈夫だよな!

 

【……何してる】

 

「……匂いが無いかどうか」

 

俺は元・魔王に頭を殴られた。

い、痛い……この野郎、自分の体だと自覚はあるのかよ!

この合法ショタが!

そしてまた殴られた。

 

【……俺も丸くなったな】

 

こいつが丸くなった……?

最初の戦いを確認すると、昔は普通に仲間を見捨てるようなことをしてたのか。

でも白雲達を助けてたな。それで丸くなったと思ったのか。

なんだろう、凄く嘘臭いな。

 

【……殴るぞ】

 

殴り返してやろうか。

そんなことを話していると、元・魔王の体が光の粒子となって足元から消えてきた。

 

【……そろそろ終わりか】

 

「……またいつか会おうな」

 

俺達はお互いに近づき握手をする。

そして少しずつ消えていき、残りは上半身のみになった。

そして元・魔王は最後の言葉とでも言うように、重く口を開いた。

 

【……バーカ】

 

俺はその言葉を聞いた瞬間、元・魔王を殴ろうとするが、一瞬にして元・魔王が消えていった。

お前、消滅する速度操れたのかよ!

あの野郎……次あったら絶対殴る!

そして視界が暗くなってきた。

さて、改めて異世界ライフを楽しむか。

 

助けてください、助けろください。




元・魔王の魂が消滅した。
主人公が復活した。

そして次が(多分)最後です。

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

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