拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

基本的には他作品のネタバレをしないように、ストーリーを進んでいく予定です。

前回何か書こうとしていたのに、忘れてた事を思い出しました。
この小説の略称です。……え、今までの『拝啓(略)』(あれ)?あれは気にしないでください。
さて、それでは決まった物の話をしましょう。

ド【まおたす】ン!

【まおたす】に決まりました。
考えてくれた『翠晶◆秋』様ありがとうございます!
そして前回忘れていてすいませんでした!


今すぐ逃げたい、助けてください。

「「…………」」

 

俺とこの女性は戦いのことすら忘れて、地面に刺さった人を見る。

その人は地面に棒のように斜め45度であった。

そしてその刺さり方は、まるで滑り台のように綺麗に刺さっていた。

やべぇよ、やっちまったよ。俺……とうとう人の道を外れちまったよ。

 

「罪を、償わないと駄目だよ」

 

さっきまで戦っていた女性が、俺の肩を叩きハイライトの消えた目でそう言ってきた。

待って、ねぇ待って。あんたも共犯だよ?なんでちゃっかりと罪から逃れようとしてるの?

 

「……共犯」

 

そう俺が呟くように言うと、女性は顔を真っ青にした。

そうして女性は頭を抱えながら『仙くん、私とうとう殺っちゃたよ……』と何度も言っているが、誰かの名前だろうか。

後から知ったが『仙くん』と人物は大切な人だと言う。

さっきまでの戦いはなんだったんだ……と考えていると、地面に刺さった筈の人の指が動いた。

俺と女性はそれに気づき、様子を見ることにした。

 

「き……い……」

 

きい?何を言いたいのかさっぱりだな。

何かを言っているようだが、上手く聞こえない。俺と女性はお互いの顔を見合い、頷いた。

そうしてその人の脚を掴み、野菜のように引き上げた。

 

「痛みが、気持ちいいーー!」

 

俺は引き上げた人をもう一度、地面に突き刺さした。

そして何も見なかったことにした。

さて、ミサを呼んで新・魔王の手がかりを探すか。

 

「駄目だよ!?」

 

女性は俺が埋めた人をもう一度引っ張りあげた。

えぇ……なんだか雷鳴と似たような感覚だったから、見なかったことにしたいのに。

でも切れ目から出てきたってことは、もしかしたら異世界から来たのかもしれないな。

 

「……ミサ、ちょっと来い」

 

なんにせよ、ミサも呼んだ方が良いと思い呼ぶことにした。

しかしミサからの返事はない。

なんだ、気絶してるのか?

 

「そこを動くな!」

 

ミサからの返事が無いことを心配していると、ミサとは別の……聞いたことのあるような声が聞こえた。

俺と女性はその声の方に振り替えると、懐かしいある人物が居た。

 

「……懐かしいな」

 

「誰?」

 

俺たちが振り替えると、そこには髪の毛よりは太い黒い棒で出来た体。

名は体を表すと言う言葉があるが、その言葉はこいつのために作られたのではないだろうかと思うほどの分かりやすさ。

そいつの名前は棒人間。体が棒で出来ている人形の生物である。

そしてその棒人間は、自身の前に気絶しているのだろうか。頭に何本か枝が付いていること以外は先ほどまでと、何も変わらないミサの姿があった。

 

「え、棒人間?」

 

「……簡単に言うと敵だ」

 

……どうしようか。

ぶっちゃけると、前より強くなっている俺は棒人間程度普通に倒せる。

しかしミサが人質になっており、埋まっている人物のせいで忘れていたが、この女性も一応敵だ。誰か知らないけど。

そして、もしも手を組まれたら多分負ける。

 

「喰らいやがれ!」

 

棒人間はミサを上に投げ、手から多くの黒い棒を機関銃のように撃ってきた。

拳の風圧で飛ばすか。

俺は拳に力を入れ、いつでも攻撃出来る準備をしていると……

 

「……なるほどね」

 

女性は何か考えていたのか、そう呟いた。

一応此方の方も警戒しておかないとな。

 

「『フライ』」

 

女性は俺と地面に突き刺さっている人物を掴むと、空に飛び上がった。

棒人間から放たれた黒い棒は、木々に突き刺さった。

 

「魔王くんはあの子を助けたい……ってことで良いんだよね?

 

だけど、それにはあの棒人間を倒さないといけない……と」

 

おぉ、キチンと状況が分かってくれてる。

狼男だったら「突撃だ!」とか言ってだろうな。

俺は首を縦に振り、頷いた。

 

「なら、私はあの子を助けるから。棒人間の相手、頼める?」

 

「……元からそのつもりだ」

 

俺は女性から手を放してもらい、棒人間の方へと落ちていった。

それと突き刺さった人も渡された。

ちょ、おい!

 

「……返す」

 

「私はあの子を支えるのに両手がいっぱいになるからね。頼んだよ!」

 

ぐぬぬ……だけどその通りだ。

おそらくは片手でも持つことは可能だろうが、もしも手が滑って落ちてしまったら……なんと事を考えると、目も当てられない状態になるだろう。

しょうがない。いざとなったらこの渡された人を盾にするか。

なんか「痛みが気持ちいい」とか言ってたら大丈夫だろう。

 

でもよくよく考えると怖いな、助けてください。




【キャラ説明】
名前:伊丹 海楽(いたみ かいらく)
性別:男
年齢:17歳
身長:172cm
体重:57kg
能力:あらゆるダメージを一瞬で回復する
考えた人:有限世界 様
原作:待て早まるな!その能力は地雷だ!!

【容姿】
何処にでもいそうなモブ顔。防御力を下げるため、食事制限のみのダイエットをしている。
服は学ラン。盾は持っているが、もっぱら生身で受ける。

【性格】
ドM。死因はトラックにぶつかったら気持ち良さそうだったら。実際に気持ち良かったとカミに証言している。

【技】
特になし。
あるとするなら、どんな残酷非道な攻撃でも快楽で絶頂しているため、見た者に精神的ダメージを与える。

《能力》
体の中に異物が刺さったまま回復。
麻痺してくる感覚も回復。
発狂しそうな精神も回復。
即死ダメージからも回復。
などなど……
こいつ以外が持っていたら地雷能力だった。

【その他(私からのコメント)】
一番使いやすいキャラな気がする。
雷鳴と同じ感覚がしてくる。

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

  • 両方いる
  • 両方いらない
  • キャラ設定のみいる
  • 裏話のみいる
  • 作者に任せる
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