拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

今日はもう、やる気が出なかったです。
無理矢理書いたので多分グタグダです。
いつも以上に書くのに時間がかかりました。

京アニ……


毎日投稿は難しいです、助けてください。 by作者

「喰らえ!」

 

棒人間は落ちている俺に向かって、自らの黒い棒を機関銃のように撃ってくる。

まるでマシンガンだな。空を飛んで普通にかわしてもいいが、誤って女性に当たってミサを怪我させると困るな。

ものは試しとして、魔法を試すか。

 

「…………」

 

手に火が溜まっていくのを想像する。

そしてその火は勢いを増していき、炎へと変化する。

その炎は温度を高めていき、やがて青い炎へと変わっていく。

そうしてその炎を……ビームのように撃つ!

元・魔王(本家)にはまだまだ及ばないか。

 

「……『焼却』」

 

炎は黒い棒を巻き込み、棒人間へと迫っていった。

本来の技は顔の前に魔方陣のようなのを出して、そこから撃つ技だが顔の前に炎があるって怖いじゃん。

棒人間は炎が当たる前に、棒高跳びのように長い棒を作り空に逃れた。

だが炎に巻き込まれて棒は色では分からないが、炭のように形を崩していった。

そして火の粉が木に触れ、木が燃え始めた。それはまるでキャンプファイヤーのように綺麗だった。

わぁ、凄い綺麗だ~……やっちまったぁ!

 

「ちょ、なにやってるの!?」

 

空を飛んでいる女性に怒られた。

そっちを向くと、ミサを抱えているので回収し終えたのだろう。

女性はミサを片手で支えながら、もう片方の手から水を出して火を消し始めた。

いやお前片手で持てるのかよ。

 

「ふざけやがって……」

 

俺が地面に着地すると、棒人間は黒い棒をナイフのような形にし俺とドM(こいつ)に飛ばしてきた。

なんかワンパターンだな。

前は確か追尾してきてたな。

 

「『オートガード』」

 

次は棒人間ごと魔法で倒そうとしたが、ドMが前に出てきて攻撃を喰らい始めた。

 

「気っ持ちいぃ!」

 

よし、こいつは大丈夫だな。

とりあえずこいつが攻撃を受けている間に棒人間を吹っ飛ばすか。

俺はドMの横をすり抜けて、棒人間へと地面を低空飛行するように走っていった。

 

「……吹っ飛べ」

 

そうしめ棒人間の体に攻撃が触れようとしたとき……

何者かが俺と棒人間の間に入り込んできた。

 

「誰だ!?」

 

俺はその間に入ってきた人物を上に吹っ飛ばし、一度距離をとる。

誰なんだ、一体……?

 

「気持ちいいーッ!」

 

あ、お前ですか。

俺と棒人間の間に入ってきたのはドMだった。

いや、あの……今戦ってる最中だから。

 

「え、えーっと……回収、しとくね」

 

女性も困惑しているようで、数秒ほどぼっーとしていた。

 

「「「…………」」」

 

こんな微妙な空気で戦うのか?

俺嫌だよ、こんな空気で倒すとか。ただ単に気まずいだけじゃねぇか。

そんな空気で棒人間と見つめあっていると、何処からか聞いたことのあるような声が聞こえてきた。

 

「あああ……」

 

誰かの叫び声だろうか、俺の左側から聞こえてくる。

声が近づくと共に、草むらを無理矢理進む……否、吹っ飛ばしているような音が聞こえ始めた。

 

「あああ助けてくれぇ!」

 

草むらから勢いよく出てきたのは雷鳴だった。

そうえばこいつ、いつの間にか居なくなっていたな。

雷鳴は勢いよく、吹き飛んでいった……棒人間を巻き込んで。

 

「ぐえぇ!」

 

そうして雷鳴と棒人間は、一緒に何処へ吹っ飛んでいった。

そして何が起こったのか分からない状態で放置された俺たち。

女性はゆっくりと地面に降りてきており、雷鳴達の方向を見る。

 

「……えぇ」

 

なんだこの空気、助けてください。




皆様のご無事を祈っております。

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

  • 両方いる
  • 両方いらない
  • キャラ設定のみいる
  • 裏話のみいる
  • 作者に任せる

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