拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。 作:のろとり
UAが10000越えました!
「…………」
やっぱり、か。
俺は二人の話を新・魔王の可能性が高くなってきたな。
海楽は一切関係無いけど。
それに海楽の場合は……まぁ、うん。
「……お前らがこの世界に来た理由は、もう一人の魔王が関係してる可能性が高い」
「「「!?」」」
そりゃあ魔王が二人も居たら驚くよな。
そんなに魔王が居たら流石に怖い。第二の魔王、第三の魔王がうじゃうじゃいたら戦意喪失する。
あいつは別世界の魔王だけどな。
「その魔王は何処に居るか分かるの?」
「……分からん。そもそも、あいつはもう倒したはずだ」
そう、倒した……はずなのだ。
だけど完全に倒せたかを確認してなかったから、そこがなぁ。仕方がなかったけど。
新・魔王が何処に居るか分かれば不意打ちで倒せたらいいな。
「……白雲」
「はい、魔王様どうしたの?」
そう言うと白雲が俺の影から出てきた。
なんかもう、影から出てこようが服の中から出てこようが驚かなくなってきたな。
「……雷鳴を呼んでくれ」
白雲は切れ目を作り、そこから雷鳴が出てきた。
あいつが居ないと色々と困る。
海楽を押し付けたいし、新・魔王を倒すとしたら作品を立てないといけない。
だけど新・魔王を探したりもしないといけないから、一人でも多く居ないとな。
あ、みんな白雲を見て警戒してる。そりゃそうか、自分が来た切れ目が出てきたんだから。
海楽の場合は話を聞いたからか?
「……落ち着け、人違いだ」
正確には骨違いになるのか?
まぁ置いておこう。
「ここは誰、私はどこ!」
雷鳴は出てきた勢いで頭をぶつけたのか、ふざけたことを言っている。
よし、大丈夫だな。
とりあえず雷鳴はこんな変人だと紹介した後、新・魔王を倒す作戦会議を始めることにした。
まずは新・魔王が使ってくる技とか教えるか。
「……―――と言うことだ」
俺は新・魔王が魔法を使ったり、切れ目から物や人を出してきたり、異世界から誰かを連れてきたり、強さは俺以上だと伝えた。
言えば言うほどかなり強いなこいつ、圧倒的チートって訳ではないが。
「ねぇ、一ついい?」
話し終わると、ミサが手を挙げてきた。
だから挙手制じゃ……まぁいいや。
俺は頷いた。
「勝てるの?」
「……どう、だろうな」
正直な所、100回戦ったところで1回勝てるかどうかである。
海楽や雷鳴なら攻撃に耐えられるだろうが、肝心の攻撃力が皆無だ。
ミサは不意討ちでならダメージを与えられるだろうが、絶対に倒すことは出来ない。それどころか、攻撃した後に人質にされるか一瞬でやられるかのどっちかだ。
空良は俺と同等だが、共闘したところで勝てるか分からない。
白雲と狼男と雪女とコーランは後方に回ってもらうしかないか。
他の奴等は……あ、駄目だ。城が爆発したから再起不能だ。
「私と魔王くんでなんとかならないの?」
「……1%あるかないか程度だ」
そう言うと空良が驚いたような顔をしていた。
そりゃあそうか。異世界で勇者をしてるから腕には自信があると思っていたのに、自分より強い相手がいたらな。
「俺の防御力でどうにかならないのか?」
「……防げはするが、攻撃が効くか分からない」
防御力と書いて変態力と読みそう。
海楽なら普通に耐えられそう。その上「気持ちいぃ!」とか言ってそう。
「あれ、魔王。一つ気になることがあるがいいか?」
「……どうした」
雷鳴が質問してくるとは。
一緒に戦った中なのにどうしたんだ?
「もう一人の魔王……新・魔王だったか? そいつは何処に居るか知ってるのか?」
「……知らん。捜さないといけないな」
今回は……前もだけど場所知らないからなぁ。
前みたいに手紙で場所を伝えに来るわけないし、棒人間はどっか行ったから聞けないし、そもそもあいつは単独で動いてたかもしれないからなぁ。
そんな時だった。狼男と雪女が俺達の所に走ってきたのは。
「……どうした」
「新・魔王の場所が分かったぞ!」
「あっち側に見かけたわ!」
雪女は湖に居る俺達の反対側、森を指した。どこも森だけど。
「……何?」
いくらなんでも都合が良すぎないか?
森の中に新・魔王が居て、それが偶々俺達の近くなんて……だけだ一応見に行くか。
少しおかしい、助けてください。
仮に新・魔王に会えたとしても、戦う時間が長くなるかなぁ。
完結後にキャラ設定と裏話の投稿
-
両方いる
-
両方いらない
-
キャラ設定のみいる
-
裏話のみいる
-
作者に任せる