拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。 作:のろとり
さっきまでコイツら何やってたんだ?っていう……
「…………」
やぁこんにちは。
俺の名前は雷鳴、なんか異世界行って別世界に戻ってきたら幽霊になったぜ。
……なぁ、俺はどうやったら幽霊から戻れるかな?
なんか魔王と異世界の勇者はもう一人の魔王と戦ってるし。
「海楽、起きろー」
とりあえずやることがない俺は海楽を起こすことにした。
え、加勢しろって?嫌だよ怖いし痛いからな。
俺も海楽みたいな能力があればな~いや、海楽は海楽でダメージ負うから駄目か。
「ん? 雷鳴か、どうした」
どうしたじゃねーよ。
「お前が地面を転がってる間に……見ろ、なんか色々起きてるぞ」
俺は戦っている三人の方を指差す。
そういやミサは大丈夫か?見捨てるのは後味が悪いからしたくないけど……逃げたい。
「雷鳴が幽霊になってるだと!?」
「おせぇよこの野郎」
さっきから幽霊だったよ?
肉体はずっとそこの地面に転がってるだろ……俺、ちゃんと戻れるよな?
海楽は俺が指差した方向を見ると立ちあがり、
「ちょっと攻撃受けてくる」
「ちょっと待とうな」
俺は海楽の腕を掴もうとするが、体が透けて掴めない。
攻撃受けないのは良いけど、こっちからなんも出来ないのも不便だな。
「なんでだ? 俺は今すぐ彼処に行って攻撃を受けたいんだ、何も問題ないだろ?」
その行動に問題があるんですがそれは……
まぁそれは置いとくか。
「それは別にいいが、ミサを下げてからの方が良くないか?」
今にもミサに攻撃が当たりそうだもん、それを二人が弾いてるから邪魔になっているのだろう。
俺は早く帰りたいんだ、帰ったら帰ったでろくなことないけど……
兎に角帰るためにはもう一人の魔王を倒してもらう必要があるんだ。
そのためにアイツらを手伝い、俺は観戦……もとい逃げる。これで帰れるってことだ。
「確かにな」
あれ、思った以上に話を聞いてくれたな。
てっきり「そんなのはしらん、ヒャッハー攻撃だぜー!」って突っ込んで行くと思ったのに。
「流石に仲間を見殺しにするのはなぁ」
な、こいつにちゃんとした常識があるだと……!
俺は目を見開きあり得ない者を見たような顔になった。実際にあり得ない者を見てるんだけどな。
「よし海楽、行ってこい!」
「分かった……あ、雷鳴も協力しろよ?」
え、めんどくせ。
だけどこの世界から帰るためだから頑張るか。
「それで何をすればいいんだ?」
「俺には『オートモード』って言う勝手に攻撃を受けてくれる物があるんだ」
くそ迷惑だなオイ。
味方も敵も全ての攻撃を受けるのか、俺は絶対にいらないな。
だけどそれがどうしたんだ?
「あの敵魔王が攻撃してるところに『オートモード』で攻撃受けに行ってミサを回収。そして雷鳴が何も無い空間に攻撃して、それに『オートモード』が反応して戻ってくる。これが作戦だ」
えっと……つまりは、
もう一人の魔王のところまで飛んでミサを回収、そして俺のところに飛んでくるってことか。
なんかブーメランみたいだよな、これ。
それにしても、よく思い付くよな~俺は逃げることしか考えてなかったぜ!
「じゃあ海楽、頼むぞ」
「任せな」
海楽は俺に背を向けてもう一人の魔王のところへ向かっていった。
……頑張ってこいよ。と言う意味で背中を叩いたけど、手が透けて出来なかったのは内緒な。
【オートモード】
ON/OFFと範囲がある(ことにした)
勝手に設定を生やしました、ごめんなさい。
よくよく考えると、範囲とかON/OFF出来ないとおかしいかな?と思ったので。
例)食事の時
刺身を食べる
魚ってそれでも生きてると思う
食べるってことは生きてる物に攻撃するってことだよな?
刺身を食べようとしたところに海楽\ドーン/
口に人が入ってくる
……食べようとしてるところに海楽が突っ込むことは流石に無いよな~って思ったので。
それに範囲が決まってが無かったら、永遠に攻撃がある場所を飛び回ってることになるので。
海楽が真面目な感じするのは気のせいです。
海楽のシーン(本家様)を確認したところ、仲間と一緒に居たので「一応仲間を守ろうとしてるのか」と思ったので。実際はこんな頭脳派な考えしなさそうだけど。
完結後にキャラ設定と裏話の投稿
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両方いる
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両方いらない
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キャラ設定のみいる
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裏話のみいる
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作者に任せる