拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

致命的なミスがあったので、削除して再投稿しました。


私の出番をください、助けてぇ。 byミサ

俺達三人は空を飛びながら、相手の出方を窺っている。

相手がどう動くか、警戒しながらも自身がすぐに動けるように……

俺は瞬きをした瞬間に目を見開き、新・魔王へと接近した。

……もう焦らない、冷静に仕留める。

 

「……ゼヤァ!」

 

「ミエミエナンダヨォ!」

 

そのまま新・魔王の頭に回し蹴りを打ち込もうとするが、首を動かされて蹴りは外れたたが、回し蹴りをした勢いで、首にかかと落としを当てようとしたが、足首を捕まれ投げ飛ばされた。

やっぱり、一人だとキツいな……だが!

 

「やァッ!」

 

新・魔王の後ろに回っていた空良が刀を振り翳す。

 

「ッ!」

 

間一髪、というのだろうか。

空良が後ろにいた新・魔王は飛ぶのを止め地面に引っ張られるように、重力に沿って落ちて攻撃をかわした。

 

「少し、不味いな」

 

体に馴れてきたのか、少しずつだが動きが良くなってきている。

強い一撃を撃とうと思って、魔力を少し温存していたがそんな余裕が無くなりそうだな。

完全に馴れて手に負えなくなる前に、仕留めなければ。

こうなったら、持ち主(魔王)の魂を削れば……いや、削りすぎてうっかり消滅されるのは困る。

あのときのように、魔力をギリギリまでに溜めた拳で仕留めるか?でも、隙が無い……外さないように、状況を見る。

 

「……考えても仕方ない」

 

倒されたら負け、倒したら勝ち。ただそれだけだ。

俺は重力に沿って落下している新・魔王に向かって『岩石』を使い、その体を石にしたが、それも一瞬で簡単に内側から砕かれた。

たった一瞬か、これだと隙は作れるけど魔力を最大まで込めれない。

 

「そこ!」

 

空良は一瞬の隙を見せた新・魔王の背中に刀を突きつけようとするが、空中で静止した新・魔王に腕を捕まれ俺の方へと投げ飛ばされる。

しかし、空良は空中で体勢を立て直して綺麗に着地した。

 

「……一度、吹っ飛べ!」

 

俺は『封印』を使い、新・魔王の体を鞭のようなものでグルグルに巻いて投げ飛ばした。すぐには戻ってこれないたろうし、切れ目で戻ってきたとしても、体勢を立て直さないといけないから大丈夫だろう。

 

「魔王くん、これからどうするの? 段々と魔王が強くなってるけど」

 

「……一撃で仕留める」

 

これ以上長続きしないようにするにはそれしかないな……新・魔王を一撃、または一瞬で倒せるような技となるとあれしかない。

まるであの時のようだな、俺は記憶しか知らないけど。

 

「……あれでいくか」

 

「あれ?」

 

「……あぁ」

 

さっき考えた作戦にあれを足せば……ん、そういやそうだったな。なら少し作戦を変えて、こうならどうだ?いや、俺のことは気にするな、尽きる前に仕留めればいいだけだからな。それにそれなら大丈夫だろ。

 

「……決まりだな」

 

「そう、だね」

 

もしこの作戦で倒せなければ、俺は魔力を使い果たして動けなくなり、空良一人で戦うことになる。

魂を削って魔力を使うことも出来るが、それと同時に消滅するからあって無いようなもの。

もしも俺が外したり、空良が失敗したら……負ける。

 

掛けるしかない、助けてください。

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