拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

海楽と雷鳴を合わせて「変態ブラザーズ」って呼ぶのが気に入りました。
戦闘にはまだ入りません、数話かかります。

今回はシリアス回です、ですが雷鳴視点なのでギャグ回です。


~最後の戦いです、助けてください。~
最終決戦なんて知るか、助けてください。 by雷鳴


「おい、魔王! 約束の時間だ!」

 

……帰りてぇ

そんな俺の思いとは裏腹に、最後にもう一人の魔王と会った場所に来ていた。

俺が適当に声を出してると、あの死神が使ってる空間?から魔王が出てきた。

 

「ヒサシブリダナァ」

 

あ、そっすね。

じゃあ定時なので帰らせていただきます。

魔王と会えたので帰ろうと体を反転させたが、魔王に「待て」と止められる。

 

「アレヲダセェ」

 

あの魔神になる道具か、忘れてないよ。ちゃんと忘れてないぜ……

俺は懐から海楽がしていた指輪を取り出し、魔王に渡す。

渡すときに腕を潰されると思ったが、そんなことは無かったぜ。

 

「コレガァ……」

 

魔王は指輪をマジマジと見ており、俺の方を一切見ていない。

ふっふっふっ……お前のその油断が命取りとなったな!

俺は魔王の後ろにゆっくりと回り込み、拳を握る。

くたばれやテメエェぇええ!!

 

「オイィ」

 

「はい、なんでしょうか!」

 

拳を振り下ろした瞬間に、魔王は此方を向いて喋り出す。

ヤバイと思い、拳をずらしたが急な事で勢い余って、魔王の隣に転んだ。

……てへ、不意討ち作戦失敗しちゃった☆

おい待て冗談じゃねぇぞこの野郎。「なんか色々と作戦立てたけど不意討ちすれば勝てるんじゃね!?」と思ってた俺の心を返せ。

 

コレハドウヤッテツカウンダァ(これはどうやって使うんだぁ)

 

「あっれー、魔王さん。道具の使い方も知らないんですかぁ?」

 

「コロスゥ」

 

「マジすいませんした、許してください」

 

魔王を煽ったら殺されそうになりました、ちょっとみんな助けて。

そこの茂みで隠れて一気に攻撃って作戦なのは分かってるよ。分かってるけど……ちょっと海楽でも誰でもいいから助けて、助けてくれよ。

 

「で、これの使い方か。使い方ねぇ……」

 

俺は腕を組んで悩み始めた。

正直な話をすると、俺もそれの使い方知らないんだよな。海楽がなんか喋ってたが忘れた、そもそもそれは海楽の指輪だからな。世界に戻るとか言ってた気が……うん、思い出せねぇ。

 

「あ、思い出した」

 

わけねぇだろ、帰りたい。

あ、そうだ。そうえば魔王が言ってたな「攻撃出来るようになったら合図をくれって」どんな合図でも良いって言ってたからなぁ、大声出せば良いか。

俺は魔王に見えないように背中に腕を回し、拳を握った。

俺が戦っても勝てないさ、そもそも戦いたくない。

だがあの二人が居れば……魔王と空良が居れば勝てる、俺はそう信じてるさ。

 

喰らいやがれこの野郎ォォォ!!

 

俺はこの場所全体に声が聞こえるように、大声で殴りかかった。

これで気付くよな、気付いてくれるよな……

チラッとみんなが居る方向を見ると、誰も居なかった。おい何処に行った、もしかしてあれか。お昼か、さっき朝食食ったばかりだろお前ら、さっさと帰ってこいよー……いや、違うな。バックレたのかあいつら!

 

「ドウシタァ、アイツラナラココニハイネェヨォ?」

 

ちょっとカタカナばかりで何言ってるか分からない。

あいつらがここに居ない?嘘つけ、あいつらはきっとあれだ、特殊タグで遊んで透明人間になってるだけなんだよ、文字を透明にすると同時に体も透明にしてるんだよきっと。

 

「オレノ力デバラバラ二チラバッタナァ」

 

いや、だからカタカナ止めてくれない?

……えっと、お前の力であいつらがバラバラになったと。

よし、帰るか。

バラバラってのが、物理的になのかそこら辺にワープしたのか分からないけど、ここに居るのは俺一人ってことか。

 

「サァ、タタカイヲハジメヨウカァ」

 

助けて、俺まだ元の世界に帰ってやらないと行けないことがあるんだよ、それ終わらせないとボコボコにされる……!

あ、帰ってもボコボコにされるな。

 

……逃げたいです、助けてください。




今にでも戦闘が始まりそうですが、まだです。
作戦会議の風景と、魔王達が茂みに居る間、どんな会話をしてたか書きたいので。

雷鳴視点だと指がサラサラと動くのが不思議です。
シリアスしてないのが原因かなぁ、雷鳴視点だと基本的にふざけて書いてますし。

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

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  • 両方いらない
  • キャラ設定のみいる
  • 裏話のみいる
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