拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

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拝啓 読者様

ここからは雷鳴のターンです
……雷鳴が他のキャラより出すぎかな、出番減らそ。

それとちょっとした今後の展開(ネタバレ有り、反転させてます)
ここからはキャラクターごとに敵と戦います
順番としては
雷鳴&海楽→ミサ&手下ーズ→空良→魔王 です

海楽とミサが複数人なのはちゃんと理由があります。
海楽と雷鳴は攻撃力がないので、相手を倒せないから。
ミサは攻撃一発で終わるので、周りに味方を置いてそれを防ぐためです。


とりあえず逃げます、助けてください。 by雷鳴

逃げる、逃げる、逃げる。

俺が何処に向かっているかなんて、俺にも追いかけている奴にも分からない。

ただただ俺はその行動をするだけだ、そうしなければ俺は奴に……

 

「うひょわぁあぁぁ!」

 

「マチヤガレェ!」

 

倒されてしまうからだ。

ってナレーションしてる場合じゃねぇよ!

俺は雷鳴、もう一人の魔王に絶賛追いかけられています。

つーかコイツしつこすぎるだろ、魔王達が消えてからずっと俺のことを追いかけてくるんだぜ?

しかも俺の後ろを飛行しながら魔法を撃ってきやがる。

当たってないけどさ、もしかして魔王さん俺のびびってるのー?ヘイヘイ、お前さんビビってやんのー!

……あれ、おかしいな。なんだかさっきより量と威力が増した気がするよ。

さっきまでちょっとした穴ぼこと土煙を起こす程度だったのに、今は底が見えないくらいのクレーターが空いてるよ、それとついでに紙も舞ってる。なんで紙があんだよ。

それはそうと完全に俺のことをヤる気ですね、助けてくれよ。

 

「どうすれば、どうすれば!」

 

まずは仲間を探そう、そしてそれが魔王か空良だったらコイツを押し付けよう。

最悪の場合は海楽でもいいや、アイツなら攻撃喰らっても「気持ちいい」の一言で済ますだろうし。

……なんか俺の行動がクズにしか見えないな、まぁ助かればなんでもいいんだけどさ!

 

「ケシズミニナレェ!」

 

もう一人の魔王は攻撃が当たらなくて痺れを切らしたのか、俺に一瞬で近づくと俺の頭を掴みもうひとつの手で、なんかバチバチとした弾を出してきた。

ねぇねぇ、俺と君は今ゼロ距離なんだ、だからそれを当てたらどうなるか分かるよね、だから止めようぜ、な。

そんな俺の願いも届かず、バチバチしてる弾は俺に当たり全身に電気が流れた。

 

「ビリッシャアッ!」

 

シビビ、痺れるゥ!

俺の骨が見える、アフロになる、アバァ!

そのまま体が痺れた俺は地面に倒れた。

あぁ、髪がアフロのままだしなんか体が焦げ臭いよ。

これは帰って風呂に入らないと。

 

「……おい!」

 

「アァ?」

 

俺が倒れながら、家に帰ることを考えてると、俺の視界にいたもう一人の魔王が何処かへ行った。

なんだ……?そう疑問に思い、さっき別の誰かの声がしたことを思い出す。

 

「……雷鳴」

 

そう、その声の主こそ俺が探してた(押し付けようとした)人物の一人、魔王である。

魔王はもう一人の魔王が居るであろう方向に目を向けながらも、俺の方をチラッと見てきた。

良かった、魔王が居れば100人力だぜ。

やっちゃてくださいよ魔王さん、アイツは俺をボコボコにしたんですぜぇ!

 

「……お前の仇は討つぞ」

 

「いや生きてるぞ!?」

 

コ、コイツ……俺が死んだと勘違いしてやがったのか。

俺はちゃんと生きてますー、心臓だって動いてるし、前みたいに魂が抜けてたりはしてませんー!

魔王は俺が生きてることに驚いたのか、少しだけ目を開いた。

ちょっと失礼じゃないのかよ、まったく。

 

「……雷鳴、みんなをここに呼べ」

 

「めんど」

 

「……俺一人だと勝つのは厳しい」

 

話し聞けよ。

ってか、魔王一人で倒せないのかよ。

俺はここから逃げたいんだが……ん、待てよ。

ここから逃げてみんなを呼ぶ、そしたら俺はここから離れられるし、みんなが戦ってくれるから俺は戦う必要が無い。

よし、行こう。今すぐ呼びに行こう。

 

「待ってろ魔王、今すぐ呼んでくるからな!」

 

「……お、おう」

 

何処に居るか知らないけど、走ってれば誰かに会うだろうな。

よし、少しの間だけアイツの相手を頼むぞ。それまでやられたりするなよ!

俺は魔王達に背を向ける形で、何処かへ走っていった。

 

 

 

 

 

「おい、ちょっと待てこら」

 

俺は走っていると、人影を見つけた。

敵だったら逃げる、味方なら魔王のところに案内する。

そう考えながら、その人影に近づいた。

だがそいつは……

 

「オマエカァ」

 

もう一人の魔王であった。

お前さっきまで魔王と戦ってたろ、逃げたのか、勝ったのか知らないけどなぁ……どうやって先回りしたんだよ!?

しかも急いで来たのか知らないけど、海楽の指輪まで落としちまってさぁ……何処で落としたか教えてくれない?元の世界に戻ったら売るからさ。

 

ヘルプミー、助けてください。




【今回雷鳴がしたこと】
・ラスボスを煽る
・ラスボスを人に押し付けようとする
・ラスボスを主人公に押し付ける
・逃げる
・人を身代わりにしたのに、助けを求める

なんだコイツ……行動が酷すぎる

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

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